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「自民党の消滅(前半)」三橋貴明 AJER2020.6.30

    

令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
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【一般参加可能な講演会のお知らせ】
三橋経済塾 第九期 第七回講義 令和2年7月18日(土) 那覇市 TKPネストホテル那覇センター

※三密を回避するため、広めの会場で人数を絞った開催となります。お申込はお早めに。

 

国家のビジョンとは国民を豊かにする事業の 「順番」 だ![三橋TV258回]

https://youtu.be/dROMiP6JGs4

 

 経世史論で、中野剛志先生の「通貨論争史」に続き、林千勝先生の特別コンテンツ「大東亜戦争の真実」シリーズがリリースになりました。
 
【2020年3月末時点(速報値)日本国債所有者別内訳】
※総額は1033兆円。財政融資資金98.7兆円を除くと、約934兆円
 
 日本銀行の国債保有の割合は、20年3月末時点で47.16%。
 金額で見ると、19年末が485兆円、20年3月末が487兆円で、四半期で2兆円しか増えていません。このペースでは、年間8兆円程度の国債積み増しになってしまいます。

 要するに、日銀が買える国債がもはやない、というわけですが、7月から補正予算分の新規国債発行が始まりますので、今四半期からは増えていくものと予想されます。
 
 ご存じの通り、日銀は「国債無制限買取」を宣言していますが、購入可能な国債がないのでは、どうにもなりません。(代わりに、ETFを買い増しているため、日経平均は下支えされてしまっていますが)
 
 先日、財政制度等審議会の榊原会長(元、経団連トップ)の、
「国債の発行残高が1000兆円に近づく財政の現実に警鐘を鳴らしたい。低金利の環境だから大丈夫だという議論もあるが、財政規律は絶対に忘れてはいけない」
 というコメントに対し、問題の本質は、
日本政府の国債・財投債等が100%日本円建てで、日本銀行が国債を買い取ると、政府の返済負担が消滅するため、政府の財政破綻があり得ない
 であり、財政破綻論者は、
「日銀が国債を買い取れば政府の返済負担が消滅する日本国において、日本円建ての国債が返済不能になる」
 ことを証明しなければならないと書きました。

 まさに、「財政破綻云々」のポイントは、日本が日本円建て国債のデフォルト(債務不履行、いわゆる財政破綻)になるか、否かであり、「なる」と主張する連中は、故意に「日本銀行」という存在を無視しています。
 
 現実に、日本銀行が国債を買い増していっている以上、日本国債の金利急騰や債務不履行は「有り得ない」わけです。この一点だけでも、日本国民の多数派が理解してくれれば、道は開けます。

 もちろん、日銀という存在がある以上「日本円建て国債の債務不履行はあり得ない」ことを理解したとして、次は確実に、
「ハイパーインフレガー」
 になるわけですが、そもそもインフレ率は「総需要」が「供給能力」を大幅に上回らない限り、上昇しない。しかも、インフレ率が多少上がったところで、単純に「好景気」という話ですので、企業の投資が拡大し、供給能力が引き上げられるため、インフレギャップ(=総需要-供給能力)は縮小する。
 
 ハイパーインフレーション(年率13000%のインフレ」と口にする連中は、正直、「頭がおかしい」としか表現のしようがないのですよ。

 そもそも、すでにして日銀が国債を買い取りまくり、MB(マネタリーベース)を380兆円も拡大したにも関わらず、インフレになっていない。総需要が不足している以上、当たり前ですが、この種の「考えてみれば、当たり前のこと」を社会に浸透させるために、すでに十年以上も言論活動を続けてきたわけでございます(まだまだ、やるよ~っ)。

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
特別コンテンツ「近現代史研究家・林千勝先生【大東亜戦争の真実~国際金融資本とルーズベルト~】」が視聴可能となりました。

 

 もっとも、現実という最強の敵に直面し、財政破綻論者が「苦しくなっている」のは、これは間違いありません。
 
7月からの国債の大型増発は、やはり無視はできない 久保田博幸 金融アナリスト

 新型コロナウイルスの感染拡大に対応する今年度の第二次補正予算による追加の歳出は総額31兆9114億円となり、補正予算としては過去最大の規模となった。これは国債の増発によって賄われる。赤字国債は22兆6124億円、建設国債を9兆2990億円、さらに財投債が32兆8000億円発行される。 (中略)

 そうはいうものの、財政拡大リスクを日銀がカバーするような状況はいずれ限界がくるであろうことも確かである。リスクは覆い隠されているだけで、それが消滅したわけではないことも認識すべきと思う。
 7月からの国債の増発に市場はどのように反応するのか。いくら日銀の買い入れがあろうとも完全に無視はできないはずある。新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念もあり、リスク回避で国債が買われるような場面もあるかもしれない。とはいえ、国債の潜在リスクが国債の上値そのものを重くさせてくる可能性はある。もしも、想定以上の経済の回復などが起きるようなことになると、国債の利回りが思わぬ動きをしてくる可能性もないとはいえない。』
 
「いずれ限界が来るであろう」
「リスクは覆い隠されている」
「完全に無視はできない」
「国債の潜在リスク」
「重くさせる可能性はある」
「思わぬ動き」
 
 ごめん、何言っているか分からないよ、久保田博幸。せめて、数字、使ってくれない?

 あんたたちが長年、主張し続けてきた「財政破綻論」が「嘘である」ことが現実に証明されつつあり、苦しいのは分かるから、ならば「黙れ」よ。抽象論まみれの破綻煽りを繰り返して、恥ずかしくないの。

 まあ、恥ずかしくないから、やっているのでしょう。

 久保田博幸に代表される財政破綻論者が反省し、正しいことを言い出す日は「来ない」と認識するべきです。その上で、正しい情報を拡散する。
 
 というわけで、今後も「有り得ない財政破綻論」を叩き潰すために、様々な情報(主にデータ、グラフ)をご提供していきますので、ご支援の程、なにとぞよろしくお願いいたします。」

 とりあえず、嘘つきの財政破綻論者どもは、永遠に沈黙しろ。
 お前たちのせいで延々と続く緊縮財政こそが、将来世代へのツケの先送りなんだよ。
 

「緊縮財政こそが将来世代へのツケの先送りだ」に、ご賛同下さる方は、

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