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『全ての国民を救えるんだ(前半)』三橋貴明 AJER2020.5.5

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三橋TV第236回【国債発行は政府貨幣発行 財務省が死んでも認めたくない真実】

https://youtu.be/cmAQKwVJqL0

 

 ついに、ここまで来たという印象です。

 すなわち、今、「貨幣観」や「財政赤字」に関する経済学者たちの数百年の嘘が、暴かれようとしている
 
財源は税金ではない? コロナ危機で崩れる「財政赤字」の神話
 新型コロナウイルスによる経済的打撃が世界中で深刻な問題となるなか、米連邦準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は5月13日、米経済が長期にわたり低迷する恐れがあるとした上で、議会と政府は支出を拡大する必要があるとの見解を示した。
 すでに行われている経済縮小への初期対応が無駄にならぬようやむを得ないとはいえ、政府は巨額の財政負担を背負えるのかという疑問を抱く人も少なくないのではないだろうか。
 パウエル議長は4月末にも、経済活動の「前例のない」落ち込みを警告し、現在は財政赤字への懸念による「妨害を許す時ではない」と断言していた。
 財務省は5月4日、第2四半期に過去最大の3兆ドル(約320兆円)の借り入れをする方針を明らかにし、米連邦政府の債務残高は5月6日までに25兆ドル(約2560兆円)の大台を突破。今後も前例のないペースで拡大する見通しだ。
 とりわけ「財政赤字を膨らますのは悪いことだ」「財政収支のバランスを取らないといけない」という一般的な通念に照らしてみれば、経済対策の財源をどこに求めるかという議論は重要だ。
 緊急事態下において、果たして財源の見通しをどこから得ているのだろうか。(後略)』
 
 記事中でケルトン教授が紹介している、FRBのバーナンキ元議長の「貨幣発行」に関する説明。
 
「(リーマンショックの対策の財源を問われ)いえ、税金ではありません。今回救済された銀行は、ちょうどあなたが市中銀行に口座を持っているのと同じような感じで、FRBに口座を持っています。だから銀行に融資するために行うことは、彼らのFRBの口座をコンピューターを使って操作するだけです。それは借りるというよりも、お金を印刷することにはるかに似ています」
 
 ランダル・レイ教授の説明。
 
政府はキーストローク、つまりバランスシートへの電子的な記帳行うことで支出する。そうするための能力に、技術的なあるいはオペレーション上の限界はない。キーボードのキーがある限り、政府がそれを叩きさえすれば、利払い資金が生み出されてバランスシートに書き込まれる」
 
 英ヘッジファンド、ユリゾン・SLJキャピタルのスティーヴン・ジェン氏の説明。
 
巨額の財政赤字を中央銀行がすべて引き受けることが『ニューノーマル』になる可能性が高い。意図的であるかどうかにかかわらず、われわれはみなMMTにシフトしているのだ」
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※ノンフィクション作家「河添恵子」先生との対談「歴史から学ぶ中国と中国人の本質」が視聴可能となりました。

 

 4月27日の金融政策決定会合で、日本銀行は「国債の購入額を無制限とする」ことを決定致しました。

 日銀が国債を買い取る際に、
「日銀は「無制限」に国債を買い取るおカネを、どこから調達するのだろうか?」
 という疑問を、是非とも抱いてほしい。貨幣の真相に迫る第一歩です。

 答えはもちろん、
「どこからも調達しない。国債を売った市中銀行の日銀当座預金口座の数字を増やすだけ
 です。つまりは、キーストロークマネーです。

 政府が国債を発行し、日本銀行が国債を買う。一連のプロセスで、「モノ」としてのおカネ、現金紙幣や硬貨は全く登場せず、単に数字が動くだけで皆さんの銀行預金が増え、しかも政府に「借金返済負担」は生じません
 
【政府が国民に10万円を現金給付する際のプロセス】
 
 上記が今回の10万円現金給付のプロセスです(自由にご利用下さい)。重要なのは、この図というか「今回の現金給付」により、
 
1.政府が国債発行で借りているおカネは、我々の銀行預金ではなく、日銀当座預金
2.政府が国債を発行し、支出をすると、我々の銀行預金が増える
3.最終的に市中銀行に日銀当座預金が戻るため、「政府が借りるおカネがない」といった事態は起こりえない

 という、財務省がひた隠しにしてきた「真実」が明らかになったことです。是非とも、広めて下さい。

 上図は、政府-銀行間決済までしか書いていませんが、さらに、

⑤ 市中銀行が保有する国債を、日本銀行が日銀当座預金残高を「増やし」、買い取る

 を加えると、まさに、
「単に数字が動くだけで、国民の銀行預金が増え、政府に借金返済負担は生じない」
 となります。

 ここまで説明し、ある程度は理解すると、多くの人に、
「そんな都合のいい話があってたまるか! そんなうまい話があるなら、なぜこれまでやらなかったんだ!」
 と、反発心が確実に生じます。その際は、
「なぜって、そりゃ、あんたを含めた国民がバカだったからだよ」
 という真実ではなく、
人類のほとんどが歴史的に間違えていたんだから、仕方がないよ。しかも、財務省が人々の貨幣に関する無知に付け込み、嘘を吹き込み続けたんだから」
 と、優しくなだめて下さいませ。

 まさに「今」、貨幣や財政に関する真実を国民が共有するのです。財務省は、短期的な国債増発は諦めたでしょうが、確実に「コロナ増税」「さらなる消費増税」を実現しようと動いてきます。そのための布石も、次々に打たれ始めているのは御存じの通り。

 冒頭のFobesの記事の通り、マスコミも「貨幣の真実」を語り始めました。この機を逃してはなりません。
 日本国を守るために、貨幣や財政の真実を人々に広める活動にご協力ください。
 

「日本国を守るために貨幣や財政の真実を広めよう!」に、ご賛同下さる方は、

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