人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER
令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!
いやあ、凄い。まさか、この「第二次世界大恐慌」の時代に、プライマリーバランス(基礎的財政収支、以下PB)黒字化目標の堅持を明言するとは。
『麻生財務相「消費税引き下げ 考えていない」
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、消費税の減税を求める声があることについて、麻生副総理兼財務大臣は衆議院の決算行政監視委員会で「今の段階で消費税を引き下げることは考えていない」と述べました。
この中で麻生副総理兼財務大臣は、感染拡大を受けた経済対策として今後、消費税を減税する可能性はあるのかと問われたのに対し「去年、消費税率を引き上げたが、全世代型の社会保障に大きく転換しないと、少子高齢化というこれからの日本の社会では、なかなか対応できないのは、はっきりしている。今の段階で消費税を引き下げることは考えていない」と述べました。
また、緊急経済対策による財政出動で国債の発行が増加することに関連して、政策に必要な経費を税収などでどれだけ賄えているかを示す「プライマリーバランス」を、2025年度に黒字化するという目標を見直すことがあるか問われたのに対し、麻生副総理は「今回、借入金が増えるのでプライマリーバランスが悪くなることになるが、この目標を放棄するという考えはない」と述べました。
その理由として、麻生副総理は「借金を返していくという姿勢がなければ、マーケットでとたんに日本の国債が売りを浴びせられかねない。マーケットをよく見ながら、考えていかなくてはならない」と述べました。』
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、消費税の減税を求める声があることについて、麻生副総理兼財務大臣は衆議院の決算行政監視委員会で「今の段階で消費税を引き下げることは考えていない」と述べました。
この中で麻生副総理兼財務大臣は、感染拡大を受けた経済対策として今後、消費税を減税する可能性はあるのかと問われたのに対し「去年、消費税率を引き上げたが、全世代型の社会保障に大きく転換しないと、少子高齢化というこれからの日本の社会では、なかなか対応できないのは、はっきりしている。今の段階で消費税を引き下げることは考えていない」と述べました。
また、緊急経済対策による財政出動で国債の発行が増加することに関連して、政策に必要な経費を税収などでどれだけ賄えているかを示す「プライマリーバランス」を、2025年度に黒字化するという目標を見直すことがあるか問われたのに対し、麻生副総理は「今回、借入金が増えるのでプライマリーバランスが悪くなることになるが、この目標を放棄するという考えはない」と述べました。
その理由として、麻生副総理は「借金を返していくという姿勢がなければ、マーケットでとたんに日本の国債が売りを浴びせられかねない。マーケットをよく見ながら、考えていかなくてはならない」と述べました。』
いちいち突っ込むのが面倒なのですが、いちいち突っ込みます。
「消費税率を引き上げたが、全世代型の社会保障に大きく転換しないと、少子高齢化というこれからの日本の社会では、なかなか対応できない」
そもそも、消費税は社会保障の財源ではありません。単に、財務省の省益となるPB黒字化が目的の税金です。
本当に社会保障の財源だと主張するなら、14年増税時の消費税増収分の八割が負債返済(PB赤字圧縮)に消えた理由を説明した上で、保険料方式にすればいい。保険料方式ならば、100%、社会保障の財源となりますが、なぜそうしないのでしょうか。
「消費税率を引き上げたが、全世代型の社会保障に大きく転換しないと、少子高齢化というこれからの日本の社会では、なかなか対応できない」
そもそも、消費税は社会保障の財源ではありません。単に、財務省の省益となるPB黒字化が目的の税金です。
本当に社会保障の財源だと主張するなら、14年増税時の消費税増収分の八割が負債返済(PB赤字圧縮)に消えた理由を説明した上で、保険料方式にすればいい。保険料方式ならば、100%、社会保障の財源となりますが、なぜそうしないのでしょうか。
「今の段階で消費税を引き下げることは考えていない」」
消費税の減税は、
● 消費性向が高い低所得者層に恩恵が大きい
● 年金世代や子供たちにも恩恵が及ぶ
● 消費性向が低い高所得者層には恩恵が薄い
● 住所がないネットカフェ難民なども恩恵を受ける
ということで、「国民」を想う政治家ならば、むしろ率先して推進しなければならない政策です。
それを否定するということは、我が国の格差を拡大し、「貧困層はそのまま死ね」と言っているのも同然でございます。むしろ、堂々と.、
「貧困層を救う気はなく、日本の格差拡大は望ましい」
とでも言えばいいのに。
「今回、借入金が増えるのでプライマリーバランスが悪くなることになるが、この目標を放棄するという考えはない」
PB黒字化目標を堅持するということは、今回の極小規模な財政赤字の拡大(新規国債発行)について、将来的な増収で賄うということになりますね。
PB黒字化目標を堅持するということは、今回の極小規模な財政赤字の拡大(新規国債発行)について、将来的な増収で賄うということになりますね。
今から、「コロナ増税」の議論でも始める方が、むしろ潔いというものですよ。
「借金を返していくという姿勢がなければ、マーケットでとたんに日本の国債が売りを浴びせられかねない。マーケットをよく見ながら、考えていかなくてはならない」
まず、国債は「借金」といえば借金ですが、そんなこと言ったら「現金紙幣」も日銀の借金で、「銀行預金」も銀行の借金になりますね。借金が問題だというならば、麻生財相は今後、現金紙幣や銀行預金を使うのはやめて下さい。
また、マーケットとやらが何を意味するのか知りませんが、日本国債が売られたならば、日銀が買えば終わりでしょ。
なぜ、日本銀行の買いオペという「日常業務」を無視する。というか、日銀の量的緩和は「年に80兆円の国債を購入する」ことが目的になっている以上、
「日本国債がマーケットで売り払われる」
ことを問題にする時点で、日銀の政策と不整合です。そもそも、日本国債がマーケットで売られなければ、日銀の量的緩和目標は達成できないでしょう。
「日本国債がマーケットで売り払われる」
ことを問題にする時点で、日銀の政策と不整合です。そもそも、日本国債がマーケットで売られなければ、日銀の量的緩和目標は達成できないでしょう。
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※ノンフィクション作家「河添恵子」先生との対談「歴史から学ぶ中国と中国人の本質」が視聴可能となりました。
というか、現実に国債市場から日本国債が消滅したも同然の有様になっているため、日銀はもはや国債を買うことができない状況になっているのです。
【日本のマネタリーベース平均残高(億円)】
信じがたい話ですが、日本銀行は20年2月、3月と、連続してMBを減らしています。すでに、3月のMBは昨年4月水準に戻ってしまいました。
理由は、言うまでもありません。もはや、買える国債がないのです(だから、懸命にETFを買っていますが、焼け石に水)。
理由は、言うまでもありません。もはや、買える国債がないのです(だから、懸命にETFを買っていますが、焼け石に水)。
我が国は、財政政策については完全に間違え(PB黒字化目標)、日銀の金融政策も限界に達したタイミングで第二次世界恐慌を迎えることになったのです。
それにも関わらず、消費税やPB黒字化目標に固執し、「日本国民を救う」ことを拒否する麻生財務大臣は、国民の敵です
国民の敵と言えば、もちろん安倍総理も同罪です。総理の(最近の特に酷い)罪については、明日のエントリーにて。
「PB目標に固執する麻生財相は国民の敵である」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックを!
本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。