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令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。

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三橋TV第200回【嘲笑!おバカな「はいぱ~いんふれ~しょん」論】
 
 今回の新型コロナウイルス感染症の震源地となった武漢市の空港や駅から出る飛行機や列車を一時停止する措置が取られたのは、1月23日。1月26日からは自動車の通行も止められ、武漢や湖北省は封鎖状態に突入しました。

 そのタイミングで、

今春、桜の咲く頃に、習近平国家主席が国賓として訪日される予定です。日本と中国は、アジアや世界の平和、安定、繁栄に共に大きな責任を有しています。習主席の訪日を、日中両国がその責任を果たしていくとの意思を明確に示す機会にしたいと思います。(中略)
 春節に際して、そしてまた、オリンピック・パラリンピック等の機会を通じて、更に多くの中国の皆様が訪日されることを楽しみにしています。その際、ぜひ東京以外の場所にも足を運び、その土地ならではの日本らしさを感じて頂ければ幸いです。(後略)」

 という「安倍晋三内閣総理大臣春節祝辞」が在日中国大使館の公式ホームページに掲載されました。信じがたい話ですが、上記「祝辞」は1月30日まで削除されずに残っていました。

 ちなみに、わたくしは「政権交代(別に与党でも野党でもどっちでもいい)以外に、日本国民が豊かになる道はあり得ない」と判断したからといって、殊更に安倍総理個人を貶めたいわけではありません。あるいは、新型コロナウイルスが「中国」発祥だからといって、これ幸いとばかりに、
「中国批判≒安倍政権批判」
 と、「上手い方向転換のルートを見つけた!」とやりたいわけでもありません
。わたくしが中国共産党や「緊縮財政、グローバリズムの安倍政権」をひたすら批判していたのは、皆さん、ご存じでしょう。

 その上で、
「現在の安倍政権の体たらくは、我々日本国民が選択してきたグローバリズムの成れの果て」
 であることを、日本国民は知らなければならないと思うのです。

 なぜならば、緊縮財政、規制緩和、自由貿易(中国人へのビザ緩和やインバウンド拡大)というグローバリズムのトリニティ(三位一体)は、「国家の店じまい」なのです。

 店じまい国家である以上、緊縮財政は続ける。プライマリーバランスという狂った目標を掲げ、そのために消費税増税路線を走るのは「普通」なのです。政府を小さくする。国家の権力を小さくする。

 「国民を守るパワー」を小さくする非常事態の際に、国民を殺す。これが「究極」の小さな政府です。グローバリズムの正体です。
 
「第2の震源地を作った」新型コロナ、日本政府の対応に米メディアから批判相次ぐ
 新型コロナウイルスの集団感染が発生している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号への日本政府の対応に、「感染拡大の第二の震源地を作った」などと海外メディアから批判が向けられている。(後略)』
 
訪日に注意喚起や日本からの入国制限 新型肺炎で広がる
 日本で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、日本への渡航について注意喚起する国・地域が増えている。
 台湾の新型肺炎対策本部は22日、日本への渡航について従来の「注意」から「警戒」へ引き上げる感染症情報を発表した。「現地では感染を防ぐ措置を強化するべきだ」と呼びかけている。「注意」「警戒」「警告」の3段階があり、韓国への渡航も「警戒」に引き上げた。
 韓国保健福祉省やタイ保健省は国民に対し、日本への渡航を延期するよう呼びかけている。ただ、韓国外交省は日本への渡航に関係する警報は出しておらず、韓国国内で対応が割れている。米疾病予防センターも19日に3段階で最も低い「レベル1」の渡航注意情報を発出した。
 日本からの入国を制限したり、入国を拒否したりする動きも出ている。 
 太平洋の島国ミクロネシア連邦、キリバス、サモア、ツバルは、日本を「高リスク国」と認定。感染の危険の少ない国に一定期間滞在したうえで入国することを条件とした。サモアは、ウイルス検査の結果の提示も求めている。 
 インドネシア保健省は21日までに、発熱やせきの症状などがみられたとして、日本人を含む118人の入国を拒否した。
 ブラジル保健省も、日中韓などアジア8カ国からの渡航者について、発熱やせきの症状がみられる人を「感染疑い例」とみなし、重症なら強制的に隔離する対応を取るという。』
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※「歴史に魅せられて、myと辿る邪馬台国への道(前編)」が視聴可能となりました。

 

 しつこいですが、わたくしは、新型コロナウイルス蔓延を「活用」し、
「アベ政権打倒!」
 と、やりたいわけではありません。

 そうではなく、元々、安倍政権に繋がる日本政府は「国家の店じまい」を続けており、今回の災厄は「必然」であるという事実を国民が「理解」しなければならないという話です。

 緊縮財政、規制緩和、自由貿易とは、「国家の権力を弱める」のです。いざというときに「国民を救う」手立てがない。これが、現在の「小さな政府化」した日本の姿です。
 
『下船客が新型肺炎発症 栃木60代女性、初の確認
 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)集団感染で、栃木県は22日、検査で陰性となり19日に下船した60代の日本人女性1人が肺炎を発症し、感染が確認されたと発表した。船内待機後、19日から21日に下船した日本人ら969人で感染が確認されたのは初めて。(後略)』
 
『クルーズ船で業務 厚労省職員 多くがウイルス検査せず職場復帰
 新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、厚生労働省の職員の多くが、船内での業務を終えた後、ウイルス検査を受けずに職場に復帰していたことが分かりました。専門家は「船内で感染した職員も出ているので、職員の検査の在り方を見直す必要があるのではないか」と指摘しています。』 
 
 グローバリズム、小さな政府、国家の店じまい。

 「政府は何もしない」が「善」であるというイデオロギーの下、我々は自分たちを殺し続けてきたのです。

 結果が、今の惨状。

 安倍政権で状況が好転する可能性が無くなった以上、政権や総理を貶め、個人攻撃、スキャンダル、レッテル貼り、全て良いでしょう。わたくしはやりませんが。

 とはいえ、根本に「グローバリズムによる小さな政府化」の思想があることだけは、覚えておいて欲しい

 さもなければ、安倍政権が「政権交代」に至ったとしても、同じことになります。

 我々国民を救ってくれるのは、国家という共同体しかない。その共同体を破壊することを続けた成れの果てが、現在の日本であるという「真実」を、どうか理解して欲しいのです。

 つまりは、自分たち国民を守る「国家」を、我々は再構築しなければならないのです。もちろん、簡単にはできません。それでも、自分を、家族を、友人を、同僚を、そしてこれから生まれ来る「将来の日本国民」を大切に思うならば、やるしかないのでございます。 
 
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