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令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
経済指標が続々と「アベ・ショック」「令和恐慌の可能性」を示し始めている状況で、しかも経済成長率が年率換算▲6.3%という凄まじい落ち込みを示している中、
「景気は緩やかに回復している」
と、言い続ける。報道を知らない人は、
「嘘でしょ!」
と、思った方が多いでしょうが、事実です。
政府は20日公表した2月の月例経済報告で景気は「緩やかに回復している」との判断を維持した。雇用や所得の環境が底堅く、個人消費は回復傾向にあるとみるが、世界経済の減速で弱含む生産や設備投資などの統計とのズレも目立つ。足元では新型コロナウイルスの感染拡大が新たなリスクとなっており、市場では日本経済は後退局面にあるとの見方も出てきた。(後略)』
嘘に嘘を重ね、嘘を塗り付け、現実に裏切られ、さらに嘘をまき散らす。
現在の安倍政権は、まさに「1984年」のオセアニア政府そのままです。
「1984年」において、オセアニア政府はユーラシアだか、イースタシアだかと戦争をしているわけですが、ある日、突然、交戦国と和睦が成立しており、それまでの戦いは「なかったこと」にされます。交戦国が入れ替わってしまったのです。
「○○を打倒せよ!」
と、シュプレヒコールを上げる。
それはともかく、そもそも我が国は2014年4月に「景気後退」に落ち込んでいるのです。
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※「歴史に魅せられて、myと辿る邪馬台国への道(前編)」が視聴可能となりました。
ところが、14年3月を「景気の山」としてしまうと、14年消費税増税が「景気後退をもたらした」ことを政府が認めることになる(もたらしました)。その時点で、「嘘」が始まった。
14年4月以降の猛烈な景気動向指数の悪化は「なかったこと」にしてしまい、さらには18年春に再び山をつけたにも関わらず、それも見て見ぬふり。
「景気は緩やかに回復している。イザナギ越え!」
などと、頭のおかしいことをやり続け、ついには経済成長率が大きく落ち込み、一致指数が第二次安倍政権初期の水準に戻ってしまったにも関わらず、
「景気は緩やかに回復している」
要するに、現在の安倍政権は以下の状況にあることになります。
1.「あからさまな嘘」をついても、野党やメディアや国民から糾弾されず、支持率も落ちないと「舐めている」
2.状況が悪化していることを認めないため、対策は打たない。
対策を打つと、「嘘をついていた」ことを認めることになってしまう。最悪です。
そして、さらに状況が落ち込んだとしても、「新型コロナウイルスのせいだ」と、決して自らの失政は認めない。
もう、ここまでくると楽しくなってくるな。安倍政権は、国民を舐めている。我々は安倍政権にとって、あからさまに「嘘をついても平気」と思えるレベルの国民に過ぎない。
さあ、これが現実です。
安倍政権の閣僚、与党議員、野党議員、そして国民。我々がいかに愚かであったかを記録し、共有し、「次、どうするか?」を考えましょう。
ここまであからさまな嘘をついてくれると、むしろ動きやすくなったってもんです。
もちろん、結果がどうなるかは分かりませんが、楽観的な気持ちを失わずに足掻きましょう。勝てるからやるのではなく、やらなきゃいけないから、やるのです。
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