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三橋TV第188回【全てを「財務省のせい」にしてしまえ!】
 
 重要なニュースが幾つも報じられていますので、まとめてご紹介(わたくしの記録のためでもあります)。
 
中国、27日から海外団体旅行を禁止 新型肺炎拡散防止
 中国政府は25日、国内の旅行会社に対し、すべての団体旅行を中止するよう命じた。中国国内の団体旅行は24日から中止しており、日本を含めた海外旅行も27日から中止する。中国政府は異例の対策で、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が中国から世界に広がるのを防ぐ狙いとみられる。(後略)』
 
 日本への中国人観光客は、団体旅行が三分の一弱。とはいえ、パック旅行を利用する個人旅行も含めると、影響は小さくないでしょう。

 そもそも、「外国人様」に依存した観光、すなわち「インバウンド」とやらが間違っている。日本の観光業は、「豊かになる日本国民」が支えるべきだ。そのためには、デフレ脱却しなければならない。

 といった議論が、政界で起きることはないと思います。ならば、国民がするしかないですね。
 
米政府、武漢から退避へ航空機 26日にも運航か
 中国での新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、米政府が封鎖された湖北省武漢市に取り残された米外交官や米市民を米国へ退避させるため早ければ26日にもチャーター便を運航させる手続きを進めていることが分かった。米政府関係者が25日、共同通信の取材に明らかにした。(後略)』
 
 主権国家であるアメリカは、自国民を救出するために、中国政府と交渉し、チャーター便を飛ばす。

 さて、我が国はどうするのでしょうか。北京の日本大使館によると、武漢市で一人の日本人が重度の肺炎を発症し、入院しているとのことです。
 同じ日本国民が、苦しんでいる。国家の店じまいの最中の日本政府は、果たして救援のために動いてくれるのでしょうか。
 
 動いてほしいです。我々の祖国の「政府」が、日本国民を守るという意志を「まだ」持っていると信じたいのです。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※2月15日まで竹村公太郎先生の「日本文明の誕生-神話から歴史へ-」をご視聴頂けます。

 

総理「景気は緩やかに回復」
 国会では、参議院で代表質問が行われ、安倍総理大臣は景気の現状について、「アベノミクスの効果により、緩やかに回復している」と強調しました。
(国民民主党・大塚議員)「臨時国会の所信で足元の景気について言及がなかったのに続き、今回の施政方針でも言及がありません。驚きました。景気賃金等の現状認識について伺います」
(安倍総理)「我が国経済は7年間にわたるアベノミクスの取り組みの結果、力強い成長を続けてきました。海外経済の減速を背景に外需が弱いものの内需を中心に緩やかに回復していると認識しています。」
 このように安倍総理は、国内の雇用・所得環境は着実に改善していると強調しました。
 また、消費税増税に伴う駆け込み需要や、その後の落ち込みによる景気への影響については、
「前回ほどではない」との認識を示した
上で、引き続き増税による影響に十分注意すると述べるにとどめました。』
 
 ええっ!!!

 景気動向指数が、↓こんな状況であるにも関わらず「緩やかに回復」・・・・。
 
【日本の景気動向指数CI(2015年=100)の推移】
 
 一致指数を見る限り、「緩やかな回復」という表現ができるのは、14年の消費税増税の影響が(外需拡大で)薄れた16年春から、17年末までくらいです。
 
 18年以降、我が国の景気は「緩やかな後退」となり、昨年10月の増税で「ドーンッ!!!」と落ち込むことになったのです。

 ちなみに、黒田日銀総裁は、先日の「金融政策決定会合」において、
「(景気は)基調としては緩やかに拡大していると判断しました」
 さらに、
「消費の減少というのは一時的なもので、個人消費の増加基調は維持されている」
 とも語っています。
 
【日本の実質消費指数(2015年=100)の推移(二人以上の世帯)】
 
 ええっ! もしかして、こういうこと!!!???
 
【消費の減少というのは一時的なもので、個人消費の増加基調は維持されている(by黒田東彦日銀総裁)】
 
 新型肺炎の流行という非常事態であるにも関わらず、我々は、
「国民を守らず、政権維持のために平気で嘘をつく」
 政府を持っているわけです。

 とはいえ、この政府を誕生させたのは、間違いなく「日本国民の多数派の選択」なのです。そして、責任を取らなければならないのも、我々日本国民なのです。
「国民を守り、嘘をつかない政府を誕生させる」
 という国民が「多数派」になり、選挙で投票しない限り、我々に繁栄と安全な未来は訪れません。
 
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