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三橋TV第185回【安倍総理大臣の「政治」を完璧に解明してみた】
 
 本日は三橋経済塾第九期第一回講義開催日です。ゲスト講師は、竹村公太郎先生!
 ちなみに、ゲスト講師は日程が決まっている藤井聡先生(2月、京都)、室伏 謙一先生(4月、仙台)、中野剛志先生(5月、東京)、大原浩先生(8月、東京)、施 光恒先生(11月、福岡)の他、「安倍総理「器」論」の浜崎洋介先生が内定(?)しています。

 今回は地方講義が7回あるため、ゲスト講師との調整に時間を取られています。
 
 浜崎先生といえば、昨日は日本経営合理化協会の「経済動向塾」でご講演頂き、誰もが絶賛というか「絶句」するお話を頂きました(本家「安倍総理「器」論」ですね)。

 というわけで、三橋経済塾に加え、近々、三橋TVにもご出演頂く予定になっておりますので、ご期待下さい。
 
 さて、「三橋TV第185回【安倍総理大臣の「政治」を完璧に解明してみた】」で使ったチャートは以下でございます。ご要望が多かったので、JPGで載せておきます(ご自由にご利用ください)。

 中野剛志先生の「世界の政治経済マトリクス」に、安倍総理の器を置き、諸勢力・諸政策、つまりは、
 
1.器に受け入れる
2.受け入れたフリをするが、入れない
3.受け入れない

 の三つに分類し、関係性を描写したものです。
 
【安倍総理の器】
 
 ところで、わたくしは改憲論者というよりは、
「憲法九条第二項の破棄」
 という「政策」を求めていますが、現在の「「憲法9条1項・2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」」とやらには断固反対します。

 何しろ、自衛隊を憲法に書きこんだところで、9条2項、
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
 は残るのです。つまりは、自衛隊がポジティブリストで動き、軍法や軍法会議がなく、「隊員の自己責任」に委ねる構造は変わらないのです。

 軍法会議がないため、例えば、自衛官が「任務の都合上」であっても民間人を誤射してしまうと「殺人罪」に問われます。ネガティブリストではなく、軍法会議もないということは、そういうことです。
 
 しかも、9条に3項を加憲した際に国民投票で可決されてしまうと、
「日本国民がアメリカ人が書いた憲法を正式に認めた」
 ことになってします。

 逆に、国民投票で否決される可能性もある。意味もないとうか有害な改憲にトライした挙句、失敗し、将来の9条2項破棄がさらに困難になるとい「オチ」が見えるのです。

 あるいは、加憲に「成功してしまう」と、日本の安全保障を「国民が認めた憲法」でアメリカに委ねることになってしまい(9条2項を破棄しない限り、必然的にそうなります)、我が国は未来永劫、自主独立できない。戦後レジームの最終的な完成になります。

 などと、クドクドと書いてみましたが、実際には総理に「憲法改正」の意志はありません。憲法改正は確実に「2」です。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※2月15日まで竹村公太郎先生の「日本文明の誕生-神話から歴史へ-」をご視聴頂けます。。

 

安倍首相 憲法改正に改めて意欲 自民「中央政治大学院」で
 自民党が将来の政治を担う人材育成のために設けている党の機関「中央政治大学院」に、憲法をテーマにした講座が新たに開設され、安倍総理大臣は憲法改正の実現に改めて意欲を示しました。
 この中で安倍総理大臣は「現行憲法も制定から70年余りが経過し、時代にそぐわない部分は改正を行っていくべきではないか。その最たるものが9条だ」と述べました。
 そのうえで「自衛隊は隊員たちのたゆまぬ努力により、国民から確固たる信頼を勝ち得た。憲法にしっかりと私たちの自衛隊を明記しよう」と述べ、自衛隊の明記など憲法改正の実現に改めて意欲を示しました。(後略)』
 
 あんた、何年、同じことを言っているんだ、という話ですが、「憲法改正の意欲」を表明するだけで、マトリクス右下や自民党の改憲派国会議員が、
「やっぱり安倍総理しかいない!」
 と、改めて支持してくれるので、安いもんでしょう。言うだけならタダです。

 ちなみに、今後の国会や政治日程を考えると、憲法改正はもはや「不可能」です。それにも関わらず、口先で繰り返す。

 まあ、憲法改正「という政策」が「政治(権力の維持)」に貢献するならば別ですが、産経の調査ですら、
「できる限り早く憲法改正の発議を目指すべきか」
 との質問に、51・5%が「思わない」と答えているのです。

 「政治(権力の維持)」に貢献しない憲法改正など、総理にとっては「どうでもいい」と思います。とはいえ、「口先」を使えば、改憲派喜ぶ。ただ、それだけの話です。

 というわけで、総選挙の時期が近付く中、日本国民は七年も続いた安倍政権の「総括」をする必要があると思いまして、三橋TVで「安倍総理大臣の「政治」を完璧に解明してみた」を収録したのです。

 今度こそ、「日本国民」「日本国」が器に入った政府を誕生させる。実現するかどうかはともかく、わたくしは主権者として「そう決めた」のです。
 
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