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令和の政策ピボットの賛同者数が2万人を突破いたしました。
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予習編として経世委史で好評を博した「MMTポリティクス 現代貨幣理論入門」(第一回~第三回)がご視聴頂けます。
 
三橋TV第176回【アベショックが始まった(後編)一人当たり年間15万円の消費税】
 
 本日は、冬季シンポジウム「令和の政策ピボットは実現可能なのか?」開催日です。
 ご参加頂く皆様、よろしくお願いいたします。
 
 さて、実際には緊縮財政の安倍政権が、財務省配下のメディアにより「放漫財政」という印象をつけられる。結果、次の政権が、
「安倍政権は放漫財政だったが、我々は違う。政府の無駄を削ります!」
 と叫び、国民の喝さいを浴び、さらなる緊縮財政が進む。財務省は、間違いなくこのストーリーを描いています。
 
 各マスコミの見出しを見てみましょう。
 
 
 
 
 
 
 凄いですね。膨張。膨らむ。持続性に不安。放漫。見事なまでのテンプレ、乙! という感じでございます。

 情けないのは、安倍政権が本当に財政を拡大しているならば、
「いや、安倍政権の財政拡大はデフレ脱却のために必要なのだ。断じて、放漫財政とやらではない! というか、放漫とか膨張とか持続性とか、定義を示せ!」
 と、議論できるのですが、実際には安倍政権は緊縮財政。
 
 日本の現在の予算が増えるのは、高齢化で社会保障支出が増える以上、当たり前なのです。

 というわけで、PB黒字化目標があるため、
1.社会保障支出の増加は可能な限り抑える
2.社会保障以外の支出は削減する
3.増税及び社会保障費の負担増を進める
 という三本柱になっています。

 そもそも、「放漫財政」の政府が、新規国債発行を抑制するはずがないでしょうに・・・。
 
【日本の新規国債発行(当初予算・実績)の推移(億円)】
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※2月15日まで、竹村公太郎先生の「日本文明の誕生~神話から歴史へ~」がご視聴頂けます。
 
 もっとも、プロパガンダとはこんなものです。
「財政を拡大している放漫財政の安倍政権」
 という藁人形をでっちあげ、それを「攻撃」「批判」することで、放漫財政安倍政権という印象を国民に刷り込み、「次なる緊縮財政」につなげる

 もっとも、藁人形プロパガンダを展開されている安倍政権にしても、そもそも緊縮財政という間違った政策を採っています。藁人形プロパガンダを展開する財務省・マスコミも、安倍政権も、どっちも「悪」という最悪の状況にあるわけです。
 
 さて、この何重にも歪んだ状況を何とかするには、どうしたらいいのでしょうか。

 とりあえず、国民にできるのは「政治」を動かすこと以外にはありません。つまりは、問題の本質を「政治家」に知らしめる必要があるわけです。

 さもなければ、例えば自民党が再び下野したとして、若手の自民党国会議員たちが、
「我々は、今の与党よりもムダの削減を実現します!」
 と、自己陶酔して叫ぶバカになるという、2010年と同じ光景が繰り返されることになってしまいます。
 
 無論、理解している政治家もいます。
 というわけで、本日は理解している代表的な政治家である安藤裕衆議院議員、西田昌司参議院議員をお招きし、令和の政策ピボットの大シンポジウム(&懇親会)を開催するのでございます。

 プロパガンダに打ち勝つには、正しいことをひたすら繰り返す以外に方法はありません。
 
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