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『現代貨幣理論入門ー税金の真実ー(前半)』三橋貴明 AJER2019.9.24

 

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三橋TV第149回【アカデミー賞の裏に隠された情報戦争】

https://youtu.be/Eh1-Dl7b5E4

 

 時局 2019年 11 月号に連載「三橋貴明の経世論 第32回 国民経済と供給能力」が掲載されました。

 間もなく台風19号が日本列島を直撃します。
 台風15号の経験から分かったことは、「電柱が倒れる」「送電線の鉄塔が倒れる」「携帯電話の基地局が落ちる」といったことが、普通にあり得るという話です。

 電気のない世界。
 
 エアコンが動かない。テレビが付かない。炊飯器や電子レンジが稼働しない。断水すれば、水も使えなくなる。
 情報が取れない。調理ができない。トイレも使えない。
 給水車が来たとしても、その情報すら入手できない。

 いつ、ライフラインが復旧するのか。誰も分からない。その状況で、我々はいかに家族を守るのか。
 
 リアルに考えなければなりません。
 
『大型で非常に強い台風19号 50m/s超の暴風や記録的な大雨に厳重警戒
 10月12日(土)2時現在、大型で非常に強い勢力の台風19号(ハギビス)は日本の南を北上しています。まもなく紀伊半島の一部や伊豆諸島南部が暴風域に入るとみられます。
 台風19号は今日12日(土)夕方から夜にかけて関東か東海に上陸する予想で、記録的な暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。
▼台風19号 10月12日(土)2時
 存在地域   八丈島の南西約380km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s(後略)』
 
 特に、台風15号の経験から明らかになったのは、「電柱方式」「電線方式」の送電は、至急、改める必要があるという点です。つまりは、電線地中化、無電柱化の推進です。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※10月1日から、長浜浩明先生の特別コンテンツ「日本人はどこから来たのか?」が視聴可能となりました。
 
 現在の日本の電柱の総数は、およそ3500万本。(電力が七割、通信が三割程度)

 ちなみに、主要先進国は日本とは比較にならないペースで無電柱化を推進していっています。
 
【欧米やアジアの主要都市と日本の無電柱化の現状】
 
 日本で無電柱化、電線地中化が進まない理由は、もちろん「カネ」です。

 無電柱化を事業を実施するにあたっての課題として、市区町村は「コストが高い」を常にトップに挙げます。
 
 カネの問題である以上、政府が貨幣発行(=建設国債の発行)を決断すれば、話が終ります。

 もちろん、400兆円規模ともいわれる全国の無電柱化、電線地中化事業について、短期で実現することはできません。 
 
 政府が、例えば10年以内に無電柱化を完了させると宣言し、計画を立て、予算をコミットメントするのです。そうすることで、土木・建設業者の無電柱化事業への投資が進み、供給能力は拡大していきます。
 
 電線が空中を走っている以上、倒木一発で我々は「最重要ライフライン」の電気を失ってしまうのです。

 我々の「安全」という需要は、全く満たされていない。

 この現実を踏まえ、政治を動かし、財務省の緊縮至上主義を潰し、正しい財政拡大政策に転換する。

 我々が自分や家族、友人、親類、そして「同じ国民」の生命や財産を守る手段は、他にはないのです。
 
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