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『MMTとハイパーインフレ論者(その1)(前半)』三橋貴明 AJER2019.7.2
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7月16日(火) MMT国際シンポジウム
パネリスト:ステファニー・ケルトン(NY州立大学教授)、藤井聡(京都大学大学院教授)他

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令和の政策ピボット呼びかけ人に映画批評家の前田有一氏が加わって下さいました。
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三橋TV第110回【中野剛志先生から社会科学を学ぼう】
 
 銀行預金は、銀行と借り手の貸借関係成立で発行されるおカネ
 それに対し、日銀当座預金は「政府が借り手」で「日銀が貸し手」の貸借関係で発行されるおカネになります。

 日銀当座預金は市中銀行にも発行されますが、「政府の借用証書」である国債、政府小切手と交換になるため、結局は「政府が借り手」です。

 そして、スペンディングファースト、OMFが明らかにした通り、政府は政府短期証券(国庫短期証券、財務省証券とも)という借用証書(というか、紙切れ)を日銀に持ち込み、日銀当座預金を発行させています。すなわち「明示的な貨幣供給」です。

 我々の銀行預金は、少なくとも97年のデフレ化以降に増えた分は、「政府が借り手」として国債を発行してくれたおかげで、この世に誕生したおカネです。

 政府が「国の借金を減らせ~」と借金の実質的な返済に走った、つまりは黒字を拡大したらどうなるか。海外部門がプラマイゼロと仮定すると、
 
【政府の赤字は民間経済の黒字。政府の黒字は民間経済の赤字。】
 
 の法則により、政府は「多額の徴税をし、少額の支出しかしなかった」というわけで、民間部門が必ず赤字になります。我々が赤字になると、財産としての銀行預金が減ります。具体的には、
「沢山の税金を支払う」
 形によって、預金残高が減るのです。

 つまりは、
「クニノシャッキンデ破綻スル~ッ! クニノシャッキンヲ減らせ~っ!」
 と言っている人は、わたくしの、あなたのカネを「強奪」しようとする連中なのです。財政破綻論者は、政治家も官僚も、学者も評論家も、全員が「強奪犯」たちです

 プライマリーバランス黒字化は、国民赤字化目標。
 クニノシャッキン返済派は、我々の財産を強奪しようとする犯罪者たち。

 これが、事実です。

 ところが、我が国は「国民赤字化目標」を達成するために、財産強奪である消費税増税が「民意」により推進されてきたわけです。こんな国は、普通に亡びます。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論 始動!】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※6月16日(日)から、中野剛志氏との特別対談コンテンツ【歴史とナショナリズム】をご視聴頂けます。是非、ご入会下さい。
 
『藤井聡 消費税を凍結・減税すべし! 10%消費増税は戦艦大和特攻に等しき恐るべき不条理
◆不条理な大和特攻という大本営決定
 この週末、ある雑誌の企画で吉田満氏の「戦艦大和の最期」という文学作品についての座談会を行った。この作品は、先の大戦末期、沖縄戦に特攻出撃した戦艦大和の、出撃命令が出てから撃沈されるまでの数週間を描いた物語だ。吉田氏はこの大和の乗船員で、上官の脱出命令を受ける形で九死に一生を得て奇跡的に生き残り、無事生還した後に、たった一日でその初稿全文を書き上げたという。
 この作品には、この大和の出撃に対して「現場」が猛反発していた様子が克明に描かれている。大和には一機の戦闘機の護衛もなく、ほぼ丸裸の状態で何百何千というアメリカの雷撃機・攻撃機の猛攻を受けることが必定であり、一切何の戦果を上げること無く轟沈することは、誰の目にも明らかだったからだ。
 しかし、そんな現場の大反対を完全に無視する形で、大本営からの大和出撃令は覆らなかった。そして案の定、誰もが予期した通り大和は徳之島沖で米軍機の猛攻を受け、攻撃開始からたった数時間であえなく撃沈した。(後略)』
 
 藤井先生の「消費税を凍結・減税すべし!」シリーズは、今回で最終回だそうです。

 まさしく、10月の消費税増税は大和特攻と同じく不条理です。いや、大和特攻は、まだしも「祖国を守る」という大義名分だけはありましたが、今回の消費税増税にある大義は、
「国民赤字化目標達成!」
 と、
「国民財産を強奪せよ!」
 なのです。

 しかも、消費税増税ですから、国内の所得格差を拡大し、さらに弱者を痛めつける増税に該当します
 
 ここまで、愚かな国なのです、我が国は。

 というわけで、せめて消費税増税を推進している政党には、絶対に投票しない。これが、一国民であるわたくしの、「愚かさに対する抵抗」です。
 
「消費増税推進の党には投票しない」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!
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