株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER
『MMTと令和の政策ピボット(前半)』三橋貴明 AJER2019.4.30
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一般参加可能な講演会のお知らせ。
【令和元年7月5日(金)三橋TV公開収録&懇親会】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
三橋TV第92回【統合政府のバランスシートが教える事実】

https://youtu.be/09OHa5DETGg

 

 令和の政策ピボットの「資料室」がようやくオープンになりました。

 とりあえず、最近の重要資料を載せてみました。今後は、担当者(さすがに、三橋がやり続けるわけではない)が継続的に、頻繁に、様々な資料を掲載していくことになります。


 ちなみに、コミットメントボードの承認やメルマガ配信も、わたくしがやっているわけではありません(マネジメントはしていますが)。きちんと、皆で分担しているのですよ。
 というわけで、資料室と同じタイミングでメルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。
 皆様、是非とも、メルマガ登録を!
https://a18.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=44&g=1&f=1
 
 さて、本日、19年1-3月期のGDP統計が発表になりました。


 驚くべきことに、プラス成長。対前期比+0.5%。(数字は全て対前期比)


 もっとも、中身を見ると、民間最終消費支出が▲0.1%。設備投資も▲0.3%。外需(輸出)も予想通り▲2.4%。


 ところが、輸入が大きく落ち込み▲4.6%となり、GDPを押し上げてしまっています(輸入はGDPの控除項目)。


 輸入の落ち込みによるGDP拡大、つまりは、内需縮小型の経済成長。


 この結果を受け、10月に予定されている消費税増税は、強行されるのか、延期されるのか、凍結されるのか。
 最悪か、最悪より少しマシな悪か、最悪より少しマシな悪よりマシな悪か。緊縮病に冒された我が国が、致死毒を飲むか、意識不明になる毒を飲むか、体調悪化が継続する毒を飲むか。


 ところで、昨日の超人大陸の動画、
 

【「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済〜】

 
 ですが、肝はラストの国会議員に対するメッセージ、
「財務官僚に聞いてみてください。政府は国債発行で家計の銀行預金を借りているのですか? それとも日銀当座預金を借りているのですか? 政府が国債を発行すると、家計の預金は減るのですか? それとも増えるのですか?」

 財務省の急所中の急所です。何しろ、
「嘘を答えるか、本当のことを話し、これまでの嘘を認めるか」
 のいずれかしか選択肢がないのです。

 そして、この決定的な「財務省の嘘」を武器として緊縮財政路線を潰せない限り、我が国に繁栄の未来はありません。何しろ、財務省の緊縮至上主義が立ちふさがる限り、「何もできない」というのが現実なのでございます。

 とにかく、「政府のカネを使わない」「消費税の増税」を推進することにかけては、財務省は驚くべき熱心さなのでございます。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論 始動!】
※6月15日(土)まで、特別コンテンツ【MMTポリティクス~現代貨幣理論~第一回】をご視聴頂けます。是非、ご入会下さい。
 
新幹線財源、JR負担増を 財務省
 財務省は16日、財政制度等審議会に新設した歳出改革部会の初会合を開き、公共事業などの見直し案を示した。整備新幹線の建設費高騰で公費が膨らまないよう、JR各社の負担増を要請。運行するJRが線路使用料(貸付料)を国側へ払い込む期間を、現在の30年から50年に延ばす手法を新たに示した。定員割れの私立大への助成を一段と減らすなど、教育予算の効率化も打ち出した。(後略)』
 
 インフラ(新幹線整備)にはカネを出さない。
 教育支出も減らす。
 橋の撤去や、自治体の集約も推進。

 しかも、記事のラストにもありますが、公立小中学校について、統廃合を進め、小規模校を解消する。

 これでは、日本国民はますます「地方」に住めなくなり、東京一極集中が加速せざるを得ません。震災大国において人口の都市集中を進めることが、どれほど恐ろしいことか。

 財務省により、冗談でも何でもなく「日本を滅ぼす」路線を我々は爆走しているのです。

 消費税増税が延期される可能性は、「内需縮小型経済成長」により、大きく高まりました(GDPの中身は、緊縮派は無視するでしょう)。

 大げさでも何でもなく、日本国の未来を守るために、財務省と「戦争」をしなければならない時代が訪れたのです。
 
「財務省の緊縮路線と戦う」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!
本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。