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『統計の嘘は国家の揺らぎ①』三橋貴明 AJER2019.1.29

https://youtu.be/oNYPRtxrnwM  

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【一般参加可能な講演会のお知らせ】

衆議院議員あんどう裕・第一回日本の未来を考えるセミナー

http://mtdata.jp/data_62.html#ando

2019年3月9日(土) 15:00-

会場:ベルサール東京日本橋

パネリスト:藤井聡、三橋貴明、室伏謙一

※三名共に懇親会に出席します。是非、ご来場ください。

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三橋TV第50回【東京一極集中解決の2つの鍵】

https://youtu.be/QW_dmI2KJ38


 はいはい、毎度お馴染みの「国の借金」が通りますよ。


 本当は「政府の負債」で、しかも子会社の日本銀行が45%以上を保有しており、返済や利払いの負担がなく、そもそも100%自国通貨建ての国債は破綻しようがなく、「国」という意味では、日本は対外純資産が3兆ドルを超え、世界一のお金持ち国家なのだけど、それでもあえて言いますよ。


 「国の借金1100兆円=1人当たり885万円!!!」


国の借金1100兆円=1人当たり885万円-財務省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020800968&g=eco
 財務省は8日、国債と借入金などを合計した「国の借金」が、2018年12月末現在で1100兆5266億円と過去最高を更新したと発表した。8月1日時点の人口(1億2435万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約885万円で、昨年9月末の前回発表時から7万円増加した。
 国の借金総額は前回から8兆7581億円増加し、このうち国債が7兆7979億円と大半を占めた。』


 はいはい、言いたいことは分かりますよ。


 言葉を正しく定義しろ。誰が誰からおカネを借りているのか、債務債権関係を明確にしろ。そもそも、資本主義は負債が増えるのが前提だろ。自国通貨建て国債で、どうやって財政破綻するんだ。破綻破綻言っていて、金利が世界最低水準なのはどういうことだ。


 分かってるんですよ、そんなことは。


 財政破綻、財政破綻、煽っているけど、いったいつになったら破綻するんだって? そんなの、こっちが知りたいよ!


           


 だいたいちょっとね、考えてもみてくださいよ。
 1995年12月国会で、武村正義大蔵大臣(当時)閣下が財政破綻宣言をされて、それ以降、ひたすら、
「国の借金で破綻する!」
「日本は財政破綻する!」
「日本の借金は1000兆円!」
 などと、言葉替えプロパガンダ、木を見せ森を見せないプロパガンダ、ルサンチマンプロパガンダ、恐怖プロパガンダ、ストローマン戦法などなど、プロパガンダ手法を駆使して国民をビビらせ、ようやく消費税を10%まで引き上げられるところに来ているんだよ。


 ここで、
「あ、実は日本に財政問題はありませんでした」」
 なんて、書けるわけがないだろ! バカなの? 死ぬの?


 
 武村の財政破綻宣言から、すでに四半世紀だよ、四半世紀! 四半世紀も「嘘ついていました、ごめん、テヘペロ」なんて、あんた、できますか!? というか、ボクがテヘペロやっても、怒るでしょ、あんた!


 今更、本当のことなんか言えるはずがないよ


 とりあえず、ボクが新聞社のこの部署にいるのは、あと1年だから、それまでの辛抱だと思うよ、普通。


 悪いのは、財務省の記者クラブ財政研究会で配られた資料を、コピーペーストして記事書いて、

「国の借金の【国】とは何を意味するのだろうか?」
「借金ということは、誰かが誰かからおカネを借りている。つまりは、誰かがおカネを貸している。債権者は誰なのだろう?」
 といった疑問を持つこともなく、思考停止状態で記事を書き続けたボクの先輩であって、ボクじゃないよ。だいたい、クニノ借金だの財政だの、興味がないよ。


 ボクが興味があるのは、自分の銀行預金の口座残高だけだよ。こんな新聞社にいても、将来がないから、預金を増やしたくなるでしょ。


 え? 政府の国債発行が、預金というおカネを創出しているだって?


 意味が分からないよ。


【政府の国債発行と、銀行預金増加の仕組み】

http://mtdata.jp/data_62.html#sikumi


 いやいや、図を見せられても意味が分からないことに変わりはないよ。預金がどのように生まれるかとか、そんなこと考えるはずがないだろ。

 とにかく、ボクには一切の責任はないからさ。あと、三か月後に財務省の資料をコピペするから、そのときまた会おうね。


※「政府の国債発行と、銀行預金増加の仕組み」については、月刊三橋の新コンテンツ「日本経済のカラクリ(情報の読み方大全)」やメルマガ週刊三橋 で詳しく解説しています。ご興味がある方はご登録下さいませ。(三橋貴明)


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