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『日本国の大本営発表①』三橋貴明 AJER2018.12.25

https://youtu.be/PiWJ8W9aJvI  

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三橋TV第34回【人手不足が日本経済を復活させる理由】

 
https://youtu.be/Xrqk-xUpqw0


 2018年が、本日で終わります。


 今年は、福井県の豪雪災害を皮切りに、4月に島根県西部地震、6月に大阪北部地震、7月に西日本豪雨災害、8月に台風12号上陸、驚異的な熱波襲来、9月に台風20号、21号上陸、そして北海道胆振東部地震(震度7!)発生、北海道がブラックアウトするという、大規模自然災害が相次いだ一年でした。


 日本は世界屈指の自然災害大国である。政府が防災インフラに手を抜くと、国民が「死ぬ」。


 というよりも、実際に死んでいる。

 この現実を目の前にしながら、財政拡大に乗り出すことができない。それどころか、コンセッション方式の水道民営化、カジノ法(IR推進法)、漁業法改正、そして移民法(改正出入国管理法)と、日本の国家の形を破壊する亡国の法案は次々に通す


 このままでは、我が国は普通に、
「大規模自然災害が頻発するにも関わらず、もはや国民の力では建て直せない。国内は極端な富裕層と、大多数の貧困層に分かれ、国民同士がいがみ合い、攻撃し合い、ナショナリズムが成立しようがない落ちぶれた国」
 へと変貌を遂げることになるでしょう。


 ヒャッハーッ!というよりは、かつてのフィリピンや南米の最貧国という感じですね。

 多くの国民はまともな職に就けず、観光業で白タクや民泊で小銭を稼ぎ、中国人や韓国人をはじめとする外国人にこびへつらう。


 車がない? ならば、トゥクトゥクを漕げばよろしいのでは? 我々の将来世代はトゥクトゥクを漕ぎ、外国人に尽くすことで所得を稼ぐしかない、極東の貧国で暮らすことを余儀なくされます。


 安倍晋三内閣総理大臣の、閣僚をはじめとする政治家の、そして我々有権者の責任です。


 高給の職に尽きたければ、英語を話さなければならない。というわけで、これまで以上に子供への英語教育に熱心になり、いつしか親子間のコミュニケーションすら取れなくなり、バラバラに分断された「個」としての人間が、グローバリズムという怪物に支配される。


 そんな劣等国「日本」を将来世代に引き継ぎたくないならば、グローバリズムの「構造」を理解した上で、政治を動かし、平成の「グローバリズム的な構造改革を進める構造」を変革する、正しい意味における構造改革を実現しなければなりません。


 
 奇しくも、このタイミングで「平成」が終ります。


 平成という最悪の時代は、1989年、消費税が導入された年に始まりました。その後の三十年間、改革に次ぐ改革で、特に「昭和のケインズ政策」を否定し、
「ケインズ? 昭和かよwww プッwww」
 という感じで、とにかく新しいものが善であるという思考停止的なイデオロギーの下で、国家や社会制度を破壊し、「特定の誰か」が利益を上げるだけの改革が推進されてきました。


 その上、グローバリストの改革に反対する姿勢を見せるのが、「日本国家」を否定する反日リベラルの連中ばかり。


 移民法の審議の際に、反対派の野党が「外国人の人権」を問題視し(それも問題ですが)、被害を受ける日本の「普通の労働者」を守ろうとする勢力が殆ど存在しなかった。


 まさに、現代日本の象徴です。


 日本には、グローバリズムの利益を代弁する自民党と、マイノリティ(LGBT、外国人など)の人権庇護「だけ」に血道を上げる野党と、二つの政治勢力しか存在しない。


 日本国民が置き去りにされている。これが、現実の日本です。


 平成という時代は、国民を無視するグローバリストと、同じく国民を無視する「自称リベラル」が、結局は共に「グローバリズム推進」に邁進するという、最悪の時代だったのです。


 というわけで、来るべき新しい御代においては、
「平成を全否定する」
 という政治姿勢が極めて重要になります。


 中野剛志先生が先日のシンポジウムで仰っていましたが、御代替わりとは「それまでの間違った路線」を否定する絶好のチャンスです。


 と言いますか、平成に入り、昭和の路線が全否定されてしまった結果が今の体たらくなのです。

 というわけで、来年の五月以降に、
「平成? 構造改革? 何十年、同じこと言ってんだよ。ふる~w、プークスクスww」
 といった空気を、日本国民や政治家の間に醸成する必要があるのです。このタイミングを逃すと、我が国はグローバリズム的な構造改革路線から逃れることはできないでしょう。

 そして、国民が死んでいく。



 平成の全否定が必要です。


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