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『骨太の方針と安藤提言(後篇)①』三橋貴明 AJER2018.7.24
https://youtu.be/WiR9Hq0l1_s
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日本学術会議についてご紹介いたします。
日本学術会議 Science Council of Japan
〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34 電話 03-3403-3793(代表)
さて、国際リニアコライダーの誘致に向けた学術会議が始まりました。
例により「ザイセイガー」で、誘致に向けた議論は紛糾しています。
『「科学は物理学だけではない」 日本学術会議が審議開始、厳しい意見相次ぐ」
https://www.sankei.com/life/news/180810/lif1808100032-n1.html
日本学術会議は10日、次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」を日本に建設することの是非を審議する検討委員会の初会合を開いた。審議結果を踏まえ、政府は年内にも建設の是非を最終決定する。
学術会議は平成25年にもILCの是非を審議し、「厳しい財政環境で時期尚早」との見解を発表しており、今回が2度目の審議。
この日の会合では委員長に家泰弘・東京大名誉教授を選出。家氏は産経新聞の取材に対し「前回の計画からの進展や状況変化を踏まえて、予断なく審議を進めたい」と語った。
会合ではILC構想を推進する素粒子物理学者らが研究の意義や装置に使われる技術、見込まれる成果、コストなどについて説明した。
これに対し委員からは「科学は物理学だけではない。この分野に次から次へと巨費を投じるのは違和感がある」「どうして日本に建設する必要があるのか分からない」などの厳しい意見が相次いだ。(後略)』
「科学は物理学だけではない。この分野に次から次へと巨費を投じるのは違和感がある」
別に、物理学だけに巨費を投じる必要はありません。必要がある分野「全て」に巨費を投じればいい。
何しろ、投じられるのは通貨発行権と徴税権という強大な権力を持つ日本政府の予算なのです。
日本に財政問題はない。全ての科学分野に予算を投じ、日本国の繁栄と人類の未来のために「今の日本人」が貢献する。これに、何か問題が?
「いや、カネの方が大事だ」
と主張するならば、「経済」を全く理解していないことになります。
経済力とは「カネの量」ではありません。モノやサービスを生産する力こそが「経済力」です。そして、経済力強化のためには物理学はもちろんのこと、様々な技術、化学、科学におカネを使う必要があるのです。
日本学術会議の反論は、まさに「選択と集中」の思想が根底にあります。選択と集中に基づき、「投資する分野を絞り込む」などとやっていたら、日本は普通に衰退します。
日本学術会議の学者レベルでも、この程度なのです。日本人の病が深いのがわかります。
「どうして日本に建設する必要があるのか分からない」
むしろ、なぜ日本以外の建設を認めるのかが理解できません。日本が世界の物理学を先導することに、何か問題があるのでしょうか。
日本は科学技術大国「とやら」ではなかったのですか。
過去の日本国の技術投資のおかげで大成し、飯を食っている学術会議の委員たちが、今後の技術投資は否定する。
何と、おぞましい。
日本には、この手の「人間の屑」ばかりが蔓延しています。問題は、この手の「人間の屑」たちに、誰も抗議の声を上げないことです。
というわけで、わたくしは抗議します。この手の「人間の屑」たちの影響でILC誘致断念などという事態になったら、我が国の小国化は決定します。わたくしの子孫は、「中国の属国民」として生きることになるでしょう。
それが嫌ならば、抗議するしかありません。皆様、ご自身でできることをやってください。
ちなみに、日本学術会議広報のtwitterはこちら。https://twitter.com/scj_info
「日本国はILC誘致を決断せよ!」に、ご賛同下さる方は、↓