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 『失った所得、失う所得①』三橋貴明 AJER2018.6.26
https://youtu.be/Edj-Fbw8LkU
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 昨日は<月刊三橋&三橋経済塾会員限定>夏のシンポジウム「チャイナグローバリズムと日本の未来」開催日でした。


 河添恵子先生、上島嘉郎先生、懇親会&二次会までお付き合いいただき、ありがとうございました。


【7月7日 夏のシンポジウム後の二次会にて】


 西日本を中心に記録的な(最近、毎年耳にする表現ですが)豪雨が発生。本稿執筆時点で51人がお亡くなりになり、48人が安否不明となっています。


 近畿や四国で土砂崩れや河川氾濫が発生。過去にここまで広範囲に豪雨災害が起きたことは、三橋の記憶にはありません。「数十年に一度」の災害が、広い地域で起きているのです。

 2015年9月に、鬼怒川が決壊し、広い範囲で家屋が水没し、泥の中に沈みました。あの光景を見て、ある政治家が、
「今どきの日本でこんな光景を見ることになるとは思わなかった」
 と、発言しましたが、今回は「あの光景」が同時多発的に発生しているのです


 これほどまでに自然災害が多発するにも関わらず、安倍政権は相変わらず防災対策のインフラ整備すら怠るのでしょうか。

 
          


『自民  19年度予算拡大を 若手が首相に提言
https://mainichi.jp/articles/20180707/k00/00m/010/137000c
 自民党若手議員で作る「日本の未来を考える勉強会」(呼びかけ人代表・安藤裕衆院議員)のメンバーは6日、首相官邸で安倍晋三首相と面会し、来年10月に予定される消費税率の10%への引き上げに向け、来年度予算の規模を前年度比3.2%以上拡大するよう求める提言書を手渡した。
 提言書は、消費増税をしてもデフレ脱却を確実に実現するため、来年度予算に約10兆円の特別枠を設けることも盛り込んだ。出席者によると、首相は「増税のマイナス(の影響)をしっかり乗り越えられる予算を組まなければならない」と応じたという。 』


 予定通り、6日に安藤裕衆議院議員ら自民若手が、安倍総理大臣に「財政拡大」等を求める提言書を手渡しました。

 ちなみに、「安藤提言(今後、このように呼びます)」では消費税について「事実上の減税」も盛り込まれています。具体的には、

●軽減税率の対象拡大-軽減税率は8%ではなく5%とする
●一単位あたり100 万円以下のものはすべて軽減税率とする
●個人利用のものはすべて軽減税率適用

 となります。


 本稿で安藤提言の詳細について解説する予定だったのですが、官邸側に驚くべき動きが出ているため、本日はそちらを。


【平成30年7月6日 自由民主党日本の未来を考える勉強会による提言申入れ】
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201807/06moushiire.html


 何と、安藤提言の申し入れについて、官邸がホームページに「動画」付きで掲載したのです。一般議員の提言を首相官邸が広報するなど、過去に聞いたことがありません。


 ちなみに、安藤提言の提言書はこちらです。


【「デフレ完全脱却による財政再建に向けた来年度予算編成についての提言】


 先日の土木学会(参考「我々の時代に訪れる「国難」 )の報告によると、首都直下型地震、南海トラフ巨大地震により、我が国は二十年間で2000兆円を超す生産資産とGDPを喪失する可能性があります。


 同報告書は、自民党の国会議員たちの間に広まり、「普通の危機感」を抱いた政治家たちの間で、財政出動の空気が醸成されていっています


 土木学会の報告書。頻発する地震。広範囲の「数十年に一度」の豪雨災害。災害による死者続出。失われる国民の家屋、財産、そして「普通の生活」。

 この「現実」を目にしながら、安藤提言に背を向け、財政拡大に踏み切らないならば、もはや「政治」ではありません。


 読者の皆様も、安藤提言を活用し、是非とも地元の政治家に「財政出動」を呼び掛けて下さい。何しろ、官邸のホームページに掲載されているわけですから、「中央」を気にする自民党の国会議員にも響くはずです。


 明日は、安藤提言の詳細について。
 

「安倍政権は安藤提言に基づく財政拡大を!」にご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!
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