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 『失った所得、失う所得①』三橋貴明 AJER2018.6.26
https://youtu.be/Edj-Fbw8LkU
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 本日はチャンネル桜「「闘論!倒論!討論!2018 日本よ、今...」 」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655


 昨日は6月29日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。


【Front Japan 桜】緊急現場レポート!人類の運命を左右する-ILC(国際リニアコライダー)誘致実現のタイムリミット迫る / 「高度プロフェッショナル制度」の真実[桜H30/6/29]
https://youtu.be/jDTVs9WCTNc
http://www.nicovideo.jp/watch/1530250446


 産経新聞が国際リニアコライダー(以下、ILC)について記事にしてくれました。(※こう書かざるを得ないほど、在京マスコミはILCを取り上げない


次世代加速器「ILC」の応援組織が発足 日本誘致の機運盛り上げ目指す
https://www.sankei.com/life/news/180629/lif1806290038-n1.html
 建設が実現すれば日本初の世界的な研究施設となる次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について国民的な誘致機運を高めようと、各界の有識者が応援団的な組織「ILC100人委員会」を立ち上げ、東京都内で29日、発足記念式典を開いた。
 ILCは、素粒子の一つのヒッグス粒子を大量に生産して性質を調べ、物質や宇宙の成り立ちを探る大型施設。日米欧が総額約5千億円の建設費を分担し、岩手・宮城両県にまたがる北上山地の地下に建設する構想を素粒子物理学の国際組織が進めている。(後略)』


 チャンネル桜の番組「緊急現場レポート」で解説させて頂きましたが、ILC誘致のデッドラインが数か月後に迫っています。


 初期段階のILCの長さが20kmに短縮されたため、日本が負担するべきコストは10年で3000億円。一年間で、わずか300億円です。


 年間300億円の「おカネ」を支出するだけで、北上の地に世界中から天才学者たちが集まり、同地が世界の知識、知恵、知能の中心になる。

 
  


 また、ILCは建設に十年かかり、その後は20年は運転を続けることになります。


 番組でKEKの道園博士が語っていましたが、ILCプロジェクトを推進することで、技術を「次の世代」につなぐことができます。


 今、小学生になろうとしている子供たちが、将来、ILCを担う技術者、科学者、物理学者として育っていく。


 政府が閣議決定した科学技術白書2018で認めたように、
「日本の科学技術「力が急激に弱まった」 (引用)」
 というのが現実です。すでに、我が国は科学技術大国ではありません。直近の論文引用件数は、スペイン、オーストラリアの下の10位です。


 さらなる日本の科学技術力の凋落を食い止めるためには、ILCを実現するしかありません。本当に、「他」にはないのです。


 また、照沼教授の言葉通り、技術とは「需要」によって発展します。ILC建設に際し、様々な「最先端」の技術、仕様、製品が必要になります。その多くは、現実点ではこの世に存在しないものです。


 技術ニーズがあり、それに応えようと努力する人々がいて、新たな技術が新たなニーズをもたらす。この循環こそが、技術を発展させるのです。


 加えて、ILCによりヒッグス粒子の研究が進めば、将来的には、宇宙生成の仕組み、物質の仕組み、さらには重力の仕組みすら解明されるかもしれないのです。


 特に、藤本博士が解説している通り、ヒッグスの研究を進めなければ、これ以上、物理学は前に進めない。そして、ヒッグスを解明するためには、20kmのILCが最も適しているというのが物理学者たちの見解なのです。


 人類の文明を変えかねない、ILC。その建設について、高々「年間300億円」程度の予算をケチり、実現しないとなると、我が国の衰退国化は決定します。


 政府は、早期にILC誘致を決断せよ!


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