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『言語と民主主義①』三橋貴明 AJER2018.4.24
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チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】続・本当のお金の話をしよう / 御代替わりのお金事情[桜H30/5/16]
https://youtu.be/-D5ybcfdaYs
http://www.nicovideo.jp/watch/so33217318
Front Japan 桜にて、せっかく高清水さんと共演させて頂きましたので、本日と明日は「皇統と財政」をお送りいたします。
突然ですが、わたくしは「信用」「信任」といった抽象用語が大嫌いです。もちろん、日常的に使うのは構わないのですが、「おカネ」や「財政」の話に、この手の抽象用語を持ち込む連中は、
(1) そもそも何も理解していない愚者(というわけで、それっぽい抽象用語を使ってごまかす)
(2) 真実を知られたくないため、抽象用語で煙に巻く詐欺師
のいずれかであると確信しています。
ちなみに、昨日の経済同友会の提言でも、
「わが国の財政に対する信認低下伴うリスクプレミアム拡大」
と、書かれていますが、同友会は愚者で、ゴーストライターの財務省は詐欺師(あるいは嘘つき)と理解するべきでしょう。
皆さんが日常的に使っている現金紙幣こと、日本銀行券。日本銀行券は日銀の小切手(あるいは約束手形。あるいは借用証書)ですが、それ自体に価値があると信じ込んでいる国民が多数派でしょう。
その手の人に、
「何で日本円の紙幣を使うの? 何で日本円が流通しているの?」
と、「おカネの本当の話」に関する問いかけをすると、ほぼ100%の確率で、
「日本円の信用があるから」
「日本政府の信用があるから」
と、それっぽい「間違い」で回答してきます。何なんですか「日本円の信用」やら「日本政府の信用」とは。具体的な説明を聞いたことがありません。
要は、何も知らないんでしょ。
何も知らないくせに、しかも常日頃は「日本はもうダメだ!」「日本は衰退する!」などと言っている連中が、懸命に日本円をかき集めている姿は、滑稽を通り越して、みじめに思えてきます。
特に、財政破綻論を振りまいていた藤巻健史、朝倉慶、浅井隆といった連中(わたくしはこの連中を「日本三大バカ」と呼んでいます)までもが、日本円で著作の印税をもらっているわけですから、呆れかえるしかありません。わたくしが本気で日本が財政破綻すると信じていたら、印税は絶対にドルかユーロでもらいますよ。
ちなみに、三橋が日本円で所得を稼いでいる理由は、信用云々ではなく、日本円の価値が大幅に減らない、より具体的には日本円で買えるモノやサービスの量が減らないと確信しているためです。そして、日本円の価値を保障しているのが何かといえば、「国民経済の生産能力」になります。モノやサービスを生産する力、すなわち経済力です。
このまま我が国のデフレが続き、経済力が衰退していくと、やがては、
「日本円を稼いでも、十分なモノやサービスを購入できない」
状況に至るでしょう。すなわち、発展途上国化です。だからこそ、早期のデフレ脱却が必要なのですよ。
それはともかく、日本円の紙幣(日本銀行券)にしても、銀行が日銀当座預金という債権(日銀の債務)と「交換」で受け取るまでは、単なる「コスト20円の紙片」であるという事実ですら知らないんでしょ。
番組で解説していますが、現金紙幣は財務省の造幣局で印刷され、日銀の倉庫に保管された時点ではおカネではありません。なぜならば、その時点の現金紙幣は誰の債務でも、債権でもないためです。おカネとは誰かと誰かの「債務と債権の記録」なのですよ。
日銀当座預金を市中銀行が「引き出す」形で現金紙幣を受け取った瞬間に、「市中銀行の債権、日銀の債務」という関係性が成立し、おカネとなります。
わたくしが小切手に「1万円」と書込み、サインをしただけでは、おカネにはなりません。小切手を自らの債務の弁済のために「誰か」に振り出した瞬間に、小切手もおカネになります。発行人(わたくし)の債務、受取人の債権という関係が成立するためです。
現金紙幣も同じなのですよ。1万円札の札束は、銀行が引き出す前の段階では単なる小切手帳に過ぎません。
ところで、市中銀行は日銀当座預金を引き出す形で現金紙幣を入手し、社会に拡散していきます。それでは、そもそもの「日銀当座預金」はいかにして創出されたのでしょうか。
もちろん、日本銀行が市中銀行から「国債」を買い取る代金として、日銀当座預金というおカネが創出されたのです。
まずは、国債発行ありきなのです。国債が存在しない場合、日銀当座預金も存在できず、現金紙幣の流通は不可能になります。
また、国債発行により、銀行預金というおカネも創出されるプロセスについても、昨日の番組で解説しました。
まずは、国債発行ありきなのです。(繰り返しますが)
結局のところ、日本国債が100%日本円建てで、子会社の日本銀行に国債を買い取らせることで、負債の返済負担が実質的に消滅する日本政府に「財政問題」などはありません。
財政問題がない以上、日本政府は「予算」など気にせずに、「現在の日本国民」及び「将来の日本国民」のために支出をする必要があるのでございます。
何に対し、政府はおカネを使うべきなのか。無論、インフラ整備や科学技術、防衛、教育、社会保障など、政府が支出するべき分野は多岐にわたりますが、今回のテーマは「伝統」。
というわけで、明日に続きます。
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