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『グローバル化疲れ(後編)①』三橋貴明 AJER2018.1.30
https://youtu.be/zTZAffiW9yU
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ご報告。
1月5日の件につきまして、昨日、検察から結論が出まして、不起訴となりましたのでご報告いたします。
不起訴になったとはいえ、今後、二度とあの種の夫婦喧嘩を起さないよう、夫婦カウンセリングは続けています。
先日は、川畑先生の二度目のカウンセリングでした。
大雑把に言うと、世の中には「合理的」を好むシンカーと、「感情的(あるいは感性的)」を好むフィーラーの二種類の人間がいる。
もちろん、シンカーにしてもフィーラー的(あるいは、その他のパラメータ)な部分もあるわけですが、一番「底」に基盤としてシンカーの思考がある。
逆に、フィーラーにしてもシンカー的な部分はあるのですが、やはり「底」はフィーラー一色。
シンカーが家事や育児をやる場合、それこそ工場の段取り替えのごとく「ピシッ!」と完璧にやろうとする。それが、フィーラーには全く理解できない。
逆に、フィーラー的な家事のやり方を、シンカー側は「何でこの人は怠けているんだ」などと誤解する。フィーラー側からしてみると、シンカー側が何に腹を立てているのか理解できず、最終的には衝突する。
川畑先生の言葉を借りると、「それでも【機能】する夫婦」になることを目指し、夫婦関係を構築するしかないのです。そのための、様々な手法を二人で学んでいるところです。
さて、ドナルド・トランプ大統領。
『米大統領のインフラ計画、詳細発表は2月半ば=政府関係者
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-infrastructure-idJPKBN1FJ08B
米政府関係者は29日、トランプ米大統領のインフラ投資計画に関して、30日の一般教書演説で概要が示されるものの、詳細の発表は2月半ばになるとの見通しを明らかにした。
2000億ドルのインフラ投資計画で、新たな予算を呼び水に今後10年間に投資全体を増やすことを狙っている。
トランプ大統領は先週、「(インフラ投資計画が)実際には約1兆7000億ドルに達するだろう」と語った。大統領は当初、連邦と州の予算を合わせて1兆ドル以上をインフラ投資に回すとしていた。(後略)』
先日の「移民制限⇒生産性向上」の件では、
「イギリスを見倣え!」
ですが、今回は、
「アメリカを見倣え!」
でございますね。
トランプ大統領は今後十年間で、1兆7000億「ドル」ものインフラ投資計画を推進することを発表。
現在のアメリカでは、老朽化して危険なダムが1万5千か所。構造的に欠陥がある橋梁が5万カ所以上。都市部は慢性渋滞に陥り、年に1000憶ドル超の経済損失があると試算されています。
トランプ大統領が「インフラ投資を!」と叫ぶのは、当然と言えば当然なのですが、リーダーが「当然のこと」を叫べる国が、何と羨ましいことか。
誤解している人が少なくないですが、我が国は世界屈指の自然災害大国でありながら、かつアメリカ同様にインフラ老朽化が著しいにも関わらず、公共投資は増やしていません。
【日本の公的固定資本形成(左軸、十億円)と対GDP比(右軸)】
出典:内閣府
※93年までは平成12年基準、94年以降は平成23年基準
元々は48兆円規模だった公的固定資本形成は、すでに半分規模。安倍政権は、13年14年と増やしましたが、15年16年は削減。
公的固定資本形成の対GDP比も、すでに5%。これは、だいたいフランスと同じ水準です。
フランスは地震がありません。台風も来ません。国土は平たんで、川は長大な距離をゆっくりと流れていきます。
それに対し、我が国は世界屈指の自然災害大国で、台風や雨季(梅雨)があり、山がちな国で、豪雨災害、水害・土砂災害が多発する国なのです。
その日本が、対GDP比でフランスと同程度の公共投資しかしていない。何度も書いていますが、国家的自殺です。
日本の高速道路と比べると、フランスの高速道路の橋脚はまるで「板チョコ」のようですが、これでも大丈夫なのです。何しろ、地震がありません。
それに対し、我が国は震災大国が故に、高速道路一つ作るにも、欧米よりもコストをかけざるを得ないのです。その日本の公的固定資本形成対GDP比がフランスと同程度。
これが、どれほど恐るべき事態か、想像してみてください。
安倍政権下においても、日本の国家的自殺は継続しているのです。
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