株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 

三橋貴明のツイッター はこちら
人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『高圧経済①』三橋貴明 AJER2017.12.26

https://youtu.be/HeaDZQ8hpTg
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆>

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 月刊WiLL (ウィル) 2018年 2月号 に、連載「反撃の経済学 荒廃する日本」が掲載されました。


 時局 2018年 01 月号 に、連載「三橋貴明の経世論 経済成長の黄金循環(後編)」が掲載されました。


 経済界 2018年 1月号 に、連載「深読み経済ニュース解説 財務省が日本を滅ぼす」が掲載されました。


 経済界 2018年 2月号 に、連載「深読み経済ニュース解説 荒廃する日本」が掲載されました。


 さて、2017年も終わりに差し掛かっているのですが、北朝鮮危機が大きく動いています


 アメリカのCNNは、12月27日、アメリカ情報当局者の話として、北朝鮮が新たなミサイル発射を準備している兆候が確認されたと報じました。また、韓国のメディアも、北朝鮮が近々、弾道ミサイルもしくは人工衛星用のロケットを発射する可能性があると一斉に報道。


 人口衛星用ロケットであったとしても、発射をすると国連安保理違反になります。


 さらに、韓国政府は29日、香港船籍の船「ライトハウスウィンモア」が公海上で北朝鮮船に、安保理が禁止している石油精製品を移し替えていたことを確認し、摘発したと発表。安保理の制裁決議に、明確に違反していたわけです。


 三日前の26日、朝鮮日報が韓国政府筋の話として、中国タンカーが会場で北朝鮮船に石油を移し替えているのを、アメリカの監視衛星が今年の10月以降、約30回にわたり撮影していたと報道。


 中国は、北朝鮮への制裁決議に際し、安保理で賛成した立場です。


 トランプ大統領は、28日の時点で、中国について「非常にがっかりしている」とツイート。
「現行犯で捕まった。中国が北朝鮮への石油供給を許しているので、非常にがっかりしている。これが続くようなら、北朝鮮問題の友好的解決など決してありえない!」



 さらに、トランプ大統領はNYタイムズ紙のインタビューに応え、
「もし中国が北朝鮮問題でわれわれを助けなければ、いつも言っているように、やりたいことをやる
 と強調しました。


 そして、国連安全保障理事会は、北朝鮮籍の船舶の世界各国の港湾への入港を禁止


      


国連安保理、北船舶4隻に入港禁止措置
http://news.livedoor.com/article/detail/14093671/
【AFP=時事】国連安全保障理事会(UN Security Council)は28日、北朝鮮に対する国際制裁措置により移送が禁じられている物資を輸送した疑いがあるとして、同国船4隻による世界各国の港湾への入港を禁止した。外交官らがAFPの取材に明らかにした。
 匿名で取材に応じた外交官らによると、入港禁止措置は北朝鮮によるミサイル・核開発を阻止するためのもので、米国が提案した。提案には他国籍の船舶も含まれていたが、中国の反対により北朝鮮籍の4隻のみが対象となった。』


 北朝鮮に対する「圧力」が、戦争行為の一種と考えられる「事実上の海上封鎖」に近づき、刻一刻と「戦争」が迫っている中、我が国は例により「PB黒字化目標」が手足を縛り、まともな対策を打てずにいます。


 18年度の予算案が閣議決定されましたが、防衛予算は前年度当初比1.3%増の5兆1911億円となりました。すなわち、昨年度の5兆1245億円から、666億円増えたのです


「何だ、防衛費が増えらならよかったじゃないか」
 とはなりません。


 何しろ、今回の防衛予算には迎撃用の改良ミサイル「SM3ブロック2A」の取得費440億円、日米首脳会談でトランプ大統領が購入を促したステルス戦闘機F356機分(785億円)が乗っかってきているのです。


 北朝鮮危機を受け、追加的に1200億円以上の装備品(兵器)を追加するにも関わらず、予算総額はわずか666億円の積み増し。



 ということは・・・・。


 新たな装備品を導入する分、別の防衛予算が削られるという話です。これまでのパターンからすると、人件費でしょう


 PB黒字化目標がある限り、自衛隊は「兵器は増えるが、人員は減る」という、悪夢の中で足掻き続けるしかないのです。


 冗談でも何でもなく、PB黒字化目標が日本を滅ぼしつつあるのが理解できると思います。
    

「狂気のPB黒字化目標の破棄を!」に、ご賛同頂ける方は、このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog

◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
新世紀のビッグブラザーへ blog
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページは↓こちらです。
 
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」
は↓こちらです。