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『毒針~プライマリーバランス黒字化①』三橋貴明 AJER2017.12.19

https://youtu.be/hIKxO1TZJAc
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 チャンネル桜の年末キャスター討論に出演しました。


【Front Japan 桜】年末生放送スペシャル・キャスター討論「今年の三大ニュース」[桜H29/12/28]
https://youtu.be/jVMzsiNAmBs
http://www.nicovideo.jp/watch/1514469442


 ニコ動の生放送もあったので、折角なのでコメントさせて頂きました。赤字の最後に(三橋)と入っているのが、わたくしです。


 途中で、偽者が登場したので、やめましたが。


 ニコ動のコメント欄は結構見ていて、佐波さんとの、【Front Japan 桜】アベノミクスを高圧経済に導く条件 / 豊かさとシンギュラリティ[桜H29/12/27]  で、日本の高度成長期の成長率が、欧米諸国と比べると二倍だった件について、
「日本は戦前は工業国ではなかったから」
 といったコメントがあり、吃驚してしまいました。


 大日本帝国は、対米開戦以降、敗戦までに空母九隻、戦闘機3万機、爆撃機2万機を「製造」しているのです。そもそも工業国でなかったら、ゼロ戦や戦艦大和を建造できるはずがないでしょうに。


 いわゆる「自虐史観」が消えないのでしょうが、世界で最初に空母機動部隊を運用したのは、大日本帝国なのですよ。日本は敗戦前から先進国であり、工業国でした。(ついでに、歴とした民主主義国であり、激しく政権交代が起きていました)


 むしろ、日本が元々工業国で、資本蓄積がある程度進んでいたからこそ、戦後の「高圧経済」の中で、急成長を遂げることができたのです。どれだけ需要が高まったところで、過去の設備投資、公共投資、人材投資、技術投資が不十分では、
「需要に対し、供給能力が不足し、生産ができない」
 というわけで、発展途上国型のインフレに苦しめられることになったでしょう

 日本の高度成長は、高圧経済(総需要の拡大が、常に供給能力に生産性向上の圧力をかける)状態で、かつ「移民を入れなかったから」こそ、達成されたのです。


 欧米諸国の経済成長率が日本より低かったのは、移民を入れ、人手不足を解消してしまったためです。人手不足が解消すれば、生産性向上の必要はなくなります。


 西ドイツの経済成長率が、55年以降に急低下したのは、50年代後半から移民を入れ始めたためです。


 偏見無しで、データと「ファクト(事実)」に基づき、自分の頭で考えれば、誰でも分かるはずです。


                                          


 同様に、少子高齢化に端を発する生産年齢人口比率の低下を受け、人手不足が始まった今後の日本の前に三つの道が存在していることも、余計な先入観を廃して「自分で考える」だけで、すんなりと理解できるはずです。


(1) 人手不足を生産性向上の投資で解消しようと図り、経済成長路線に戻る
(2) 人手不足の解消ができず、企業の「人手不足廃業」が相次ぎ、発展途上国に墜ちる
(3) 人手不足を移民で解消しようと図り、経済成長率が低迷し、将来的に移民国家と化す


 せっかくですから(1)の道を選び、将来世代に再び経済大国と化した日本を「繋ぎ」ましょうよ。わたくしたちが現代日本において、それなりに快適で豊かな生活を送れるのは、過去の日本人が懸命に投資し、働き、将来世代(わたくしたち)に繋いでくれたおかげなのですよ。


 ところで、人手不足を受け(3)の道(最悪の道)を驀進している安倍政権ですが、ようやく一つだけ、まともなことをやりそうです。


難民認定、厳格化へ 政府方針
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017122702000251.html
 法務省が、就労目的の難民申請が急増していることを受け、厳格化した難民認定制度を二〇一八年から運用する方針を固めたことが分かった。審査中でも申請から六カ月後に一律就労を認めている現制度を見直す。
 借金逃れなど明らかに難民に該当しないと判断した場合、就労を認めず、在留期限後に強制退去とする一方、難民の可能性が高い場合は速やかに就労と在留を許可する。
 申請は一〇年に現制度に改正した後に急増。一〇年の千二百二人から一六年は一万九百一人となり、一七年は一万七千人に上る見込みだ。一方、一六年に難民認定されたのは二十八人にとどまる。
 認定の審査は申請から平均十カ月かかる上、認定されなくても不服の申し立てや再申請が可能で、結論が出るまで数年かかることもある。現在、申請から六カ月後に一律就労を認めているのは、申請期間中の生活に配慮するためだが、結論が出るまでの期間の就労を最初から目的にした申請が多いとみられている。
 新制度では留学、技能実習、短期滞在といった在留資格を持つ人について、申請から二カ月以内に簡単な審査を実施し、(1)難民の可能性が高い(2)明らかに難民に該当しない(3)再申請の繰り返し-などに分類。(2)と(3)の人は在留期限後に強制退去などの手続きを取る。』


 日本への移民流入に際した「バックドア(裏口)」と化していた難民申請制度が、厳格化されることになりました。

 現在は、難民申請すると、半年後から一律就労が認められます。しかも、数年後に難民申請を却下されても、再申請することで日本に居残ることができるのです。このバカげた制度が、やっとのことで改善されそうです。


 もっとも、安倍政権は裏口は塞ぐかも知れませんが、表玄関(技能実習生、留学生、雇用契約)を拡大しようとしています


 しかも、世界的には「移民制限」の方向に向かおうとしているにも関わらず。

 というわけで、本ブログではあまり出番がない、「ではのかみ」さんにご登場頂くことに致しましょう。


「欧米では移民制限が始まっているぞ! 日本も見倣え!」


「欧米を見倣って移民制限を!」に、ご賛同頂ける方は、このリンクをクリックを!

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