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『財務省が日本を滅ぼす(その2)①』三橋貴明 AJER2017.11.21
https://youtu.be/UXDrKkdq3yk
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https://youtu.be/paaPD-d1zF4


 わたくしは今年、日本青年会議所(JC)のアドバイザーを務めておりまして、全国のJCを回り、新幹線をはじめとした交通インフラの整備を訴えて参りました


 JCの皆さんも、全国各地で新幹線誘致のための署名活動を展開


『新幹線わが町に、再び熱 「昭和48年組」の四国・中国
http://digital.asahi.com/articles/ASKCW6CV8KCWPLXB00Y.html?rm=850
 あらたな新幹線の整備を求める動きが各地で熱を帯びている。整備新幹線5路線の全ルートが今春確定し、計画段階で足踏みしていた路線の関係者は「整備」への格上げをめざして働きかけを強める。全国にあまねく整備新幹線が走る日はくるのか。
 元国鉄総裁で「新幹線の父」と呼ばれた十河(そごう)信二(1884~1981)が市長を務めた愛媛県西条市で11月、日本青年会議所のメンバーらが、四国新幹線の早期実現を目指した署名活動の報告会を開いた。
 四国を中心に集めた署名は約12万人分。来賓であいさつした玉井敏久・西条市長は「全国各地で高速鉄道ネットワークが整備されるなか、四国新幹線は基本計画のまま。四国は依然として新幹線の空白地帯だ」と訴えた。「四国に新幹線を」のかけ声に、がんばろう三唱が会場に響く。関係者は署名を手に東京の国土交通省に陳情に向かった。(後略)』


                               


 昭和48年(73年)に基本計画が作られた奥羽新幹線、羽越新幹線、山陰新幹線、四国新幹線、東九州新幹線などは、リニア中央新幹線のルートを除き、整備計画への格上げがなされていません。基本計画にとどまっています。


 新幹線は「基本計画⇒整備計画⇒事業化」というプロセスで整備されます。基本計画のままでは、四国新幹線などが実現する可能性は「ゼロ」という話になります。


 昭和48年といえば、44年前にです。半世紀近くも前に作られた基本計画が、今だに整備計画への格上げさえなされていない。



 理由はもちろん、「財源」です。

 信じがたい話ですが、日本政府は国家の基幹インフラともいえる整備新幹線に、毎年わずか700億円台の支出しかしていません


 PB目標が維持される限り、全国各地の新幹線整備は22世紀になっても終わらないでしょう。

 政府が特に「異様」なのが、明らかな「投資」である新幹線整備などの「建設国債」についてまで、政府がPBに入れてしまっている点です


 投資である以上、費用は減価償却すればいいわけで、だからこそ政府は「建設国債」と「赤字国債」を区別しているはずなのです。それにも関わらず、一緒くたにPBに含まれてしまっている。


 投資をしない経済が、成長できるはずがありません。

 安倍政権は、早期のPBの破棄が政治的に困難というならば、せめて「投資系の負債(建設国債など)はPBから外す」閣議決定をする必要があります。



 建設国債のみならず、「教育国債」など投資系の支出の財源は国債で賄い、PBから外すべきです。

 建設国債をPBから外し、長期的な予算が確保できるようになって初めて、建設・土木会社が本格的な供給能力の拡大に乗り出し、日本経済全体を牽引することになるでしょう。


 さもなければ、新幹線整備は一向に進まず、我が国は建設・土木会社の供給能力が毀損していき、世界屈指の自然災害大国でありながら、防災や復興が不可能な国として亡国に至ることになります。

「投資系の国債はPBから外せ!」に、ご賛同頂ける方は、↓このリンクをクリックを!

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