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『失業率と実質賃金(後編)①』三橋貴明 AJER2017.9.26
https://youtu.be/a-seRvhJg5s
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 明日は文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/


 ちなみに、「おはよう寺ちゃん活動中」は今月から木曜日のレギュラーが変わります。新レギュラーは、藤井聡先生!
(というわけで、藤井先生のレギュラー就任をお祝いさせて頂いた際の写真が↓)



 スペインののカタルーニャ州の住民投票の結果を受け、プチデモン自治州政府首相率いる独立賛成派が数日以内に「独立宣言」をする可能性が高まっています


 それに対し、スペインラホイ首相は、
「独立投票は存在しなかった」
 と、住民投票自体を認めない意向を示しています


 住民投票はスペインの憲法裁判所(最高裁)も認めておらず、しかも選挙管理がいい加減で、四か所の投票所で投票した男性の画像がSNSで拡散しています。


 さて、我が国は民進党の解党騒動で枝野氏が「立憲民主党」を発足させました。「立憲」というからには、憲法改正の立場に立つのでしょうか。よくわかりません。


 今回の騒動で一番衝撃的な発言は、個人的には玄葉光一郎議員の、
「時間がないが、候補者の人生がかかっているので、1つ1つ丁寧に進めていく。」
 でございました。かかっているのは「候補者の人生」ではなく、「国家の行く末」でしょうに・・・・


 この手の発言を平気でできる感覚こそが、まさに民進党を消滅に追い込んだのだと思いますよ、本当に。


 アメリカでは、ラスベガスで大変な事件が発生。


ラスベガス乱射、少なくとも59人死亡 527人負傷と警察
http://www.bbc.com/japanese/41466370
 米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテル近くで1日午後10時(日本時間2日午後2時)すぎ、乱射事件があった。ラスベガス警察によると、少なくとも59人死亡。確認された負傷者は527人に増えた。被害者の多さで、近年の米国最悪の乱射事件となった。警察によると、容疑者は近郊在住の白人男性で、警察の突入と同時に自殺。これまで警察との接触はほとんどなかったという。
 ラスベガス警察によると、近郊在住の白人男性スティーブン・パドック容疑者(64)がマンダレイ・ベイ・ホテルの32階から、大通りラスベガス・ストリップで開かれていたカントリー音楽の音楽祭会場に向けて自動式の銃を乱射した。容疑者はホテルの部屋で自殺したという。音楽祭の会場には約2万2000人が集まっていた。(後略)』

                      


 事件の背景は未だ判明していませんが、ラスベガスがあるネバダ州は、銃の携行が認められている州になります。銃を購入する際には身元調査が義務付けられていますが、個人間の売買も認められています。


 銃とアメリカ。


 残酷な銃乱射事件が起きるたびに、
「なぜ、アメリカは銃を規制しないのだろう」
 と思う日本国民が多いでしょうが、銃の保持はアメリカの「建国の理念」に根差した、重大なテーマなのです。


 元々、アメリカは「神」の名の下で、国家、政府、国王に「抵抗する権利がある」という、ジョン・ロックの思想に基づき成立した国です。人民が国家に抵抗するためには、各人が銃で武装しなければならない。さもなければ、抵抗権の行使は不可能です。


 ロックの社会契約論や抵抗権、革命権の考え方は、アメリカ独立宣言に受け継がれています。


『われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づいて正当な権力を得る。そして、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有するということ、である。(「アメリカ独立宣言」から抜粋)』


「政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立」

 とある以上、いざというときに政府と戦うための「銃」は必須というわけですね


 話を日本に戻しますが、日本の政党や政治家の中には、アメリカ式というべきか、何というべきか、「政府と国民」の対立を前提に政策を考える人が少なくありません(代表が共産党)。


 とはいえ、日本の場合、人工国家であるアメリカとは異なり、世界最古の皇統を頂く自然国家です。日本国の「はじまり」がいつなのか、もはや古すぎて誰にも分りません。


 しかも、日本は世界屈指の自然災害大国という特徴も持っています。自然災害大国である以上、政府も国民も一致団結し、「次なる災害」に備えなければならないのです。


 世界最古の自然国家。世界屈指の自然災害大国。健全なナショナリズムを醸成する上で、これほど有利な条件はありません


 その日本国において、政府と国民を対立させ、かつ国民を「個」へと分解しようとする動きが、大東亜戦争敗北後に延々と続いてきました。主導したのは、政府と国民を「敵対」させようとする左翼勢力と、「カネ」のみを重視する価値観で染まったグローバリストたちです。


 この種のおかしな価値観で染まり、我が国では右も左も「ナショナリズム=国民意識」を否定する政治家であふれ返り、「国難」を迎える事態になりました


 個人が武装し、自分たちの身を守ることが前提のアメリカとは異なり、日本国は健全なナショナリズムなしで人々が幸せに暮らすことはできない国であることを知って欲しいのです。

「健全なナショナリズムを取り戻そう!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

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