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『第零次グローバリズム(前篇)①』三橋貴明 AJER2017.8.15
https://youtu.be/z1XE0rWHcWI
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ソーシャルレンディング最大手maneoの瀧本憲治氏との最新コンテンツ「【大人が知るべき(日本の)歴史:奴隷文化のない日本】第0次グローバリズム 」がリリースになりました。
昨日は三橋経済塾第六期第五回講義が開催されました。ゲスト講師は、元正論編集長の上島 嘉郎先生でした。
インターネット受講の皆様は、しばらくお待ちください。
さて、14人が亡くなったバルセロナのテロですが、実行犯がフランスに逃亡した可能性があるとの報道が流れています。
『バルセロナテロの実行犯の男、フランスへ逃亡か
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170821-00000007-jnn-int
スペイン・バルセロナなどで130人以上が死傷したテロ事件で、警察は逃亡中の実行犯が国境を越えてフランスに逃げた可能性があるとして、フランスに捜査共助を要請しました。
バルセロナ中心部で起きたテロ事件では、通りに車が突っ込み観光客ら13人が死亡しました。車を運転していたとみられるモロッコ人のユーネス・アブーヤクブ容疑者(22)は現場から逃走し、今も行方はわかっていません。
20日に記者会見を行った警察は、逃走中の容疑者が車で国境を越えフランスに逃げ込んだ可能性があるとして、フランスに捜査共助を要請したことを明らかにしました。(後略)』
スペインやフランスは共にシェンゲン協定加盟国であるため、国境におけるパスポートのチェックはありません。テロ実行犯であろうとも、国内旅行のごとく移動してしまいます。
テロ実行犯とみられる逃走中のアブヤクブ容疑者は、モロッコ生まれの「移民」でした。
容疑者らは、バルセロナのテロの前日、民家で爆発事故を起こしています。彼らは、民家を爆弾製造所として使用していたらしく、ガスボンベ120本が発見されています。
テロリストグループは、爆発事故で爆弾の使用が不可能となり、ワゴン車を群集に突入させるテロに切り替えたようです。
モロッコ人が、スペインでテロを起こし、フランスに逃亡する。
まさに、テロのグローバリズムといったところでございます。
さて、現在の欧州への移民の流れは、リビアからイタリアに渡る中央地中海ルートが主流になっています。イタリアと国境を接するオーストリアは、今月の中旬、チロル州に兵士を派遣し、移民や難民の入国を防ごうとしています。
オーストリアは、もちろんシェンゲン協定加盟国なのですが、すでに「国境」は復活してしまっているのが実態です。
チロル州の警察幹部ヘルムート・トマック氏は、移民・難民流入防止のための措置を強化したことについて、
「これは単に不法移民の入国を防ぐためだけではなく、人々の生活を救うために始められた」
と、語りました。
移民問題を受け、イタリアとオーストリアの関係は悪化しています。オーストリア側は、イタリアに対し移民を隔離するよう求め、イタリア側は、
「ナチスのようだ」
と、激しく批判する状況になっているのです。
IOM(国連移住機関)によると、イタリアには今年、8月13日までに9万7千人超の移民が地中海経由で到着。
イタリア政府は、移民や難民20万人に対し、臨時の滞在許可を発行することを検討していると報じられています。滞在許可証が発行されると、移民・難民はシェンゲン協定の域内であれば、パスポートのチェックなしで欧州を自由に移動できることになります。
無論、何しろ20万人ですので、邪な意図を持った人々も大勢いるでしょう。周辺諸国としては、受け入れがたいでしょうが、イタリアにしてみれば、
「なぜ、我が国だけが負担を強いられているのだ」
という話になります。先のトマック氏の言葉を借りれば、イタリアでは「人々の生活が救われない」状況が続いているわけです。
イタリアやオーストリアの態度は、いわゆる「国家エゴイズム」なのでしょうか。そうではないでしょう。
国民の生活を救うために、国境を守る。この国家としての当たり前のことができていない、あるいはできなくなりつつあるのが、現在の欧州なのです。
日本国民は、欧州の惨状から改めて「国境を守る」ことの意味を思い出さなければなりません。
モノやカネとは異なり、国境を越えて移動する「ヒト」には意思があるのです。ときに、その意思が邪なもので、日本国民の普通の生活を脅かす可能性があるという、当たり前の話を理解する必要があります。
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