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『デフレを深刻化させる竹中指標①』三橋貴明 AJER2017.6.27

https://youtu.be/EUoVu73TIEY
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 明日は7時からTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。


http://s.mxtv.jp/morning_cross/


 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験に成功したと発表
 島根県では、大雨の「特別警報」が出されています。特別警報とは、通常の警報の発表基準をはるかに超える大雨や大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に出される警報です。


『北朝鮮「ICBM成功」 米本土を射程、誇示 日米韓、分析急ぐ
 北朝鮮の国防科学院は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験に成功したと発表した。米本土を射程に収めるミサイル技術を誇示することで米国の敵視政策の撤回と、直接交渉による金正恩(キム・ジョンウン)体制の保証取り付けを狙ったものだ。ICBMの発射実験成功が事実とすれば北朝鮮の核・ミサイル(総合2面きょうのことば)の脅威は新たな段階に入る。(後略)』


 北朝鮮のミサイル発射を受け、菅官房長官が、
「北朝鮮による度重なる挑発行為は断じて容認することはできない」
 とコメントしていますが、「断じて容認することはできない」ならば、何をするのでしょうか。何ができるのでしょうか。


 すでに、自民党の弾道ミサイル防衛研究チーム(座長は小野寺元防衛大臣)が政府に提言していますが、「敵基地反撃能力の保有」の検討を始めるべきです


 無論、ミサイル防衛(MD)を強化することも重要ですが、北朝鮮が連続してミサイルを発射してきた場合は、現状のシステムでは対応できません。まずは、この事実を国民に周知した上で、敵基地反撃能力について議論を始めなければなりません。

 安倍総理は、繰り返される北朝鮮のミサイル実験に対し、
「万全の対応」
「万全の措置」
 といった言葉を繰り返していますが、現実の日本に北朝鮮からのミサイル攻撃に対し「万全の対応」をとることはできません。「万全の対応」など不可能であることを認め、早急に敵基地反撃能力を保有資する必要があります。(今から始めたところで、「保有」までは相当に時間がかかるでしょうが)


 日本国には、国民を守るという基本的な主権すらないのです。まずは、この現実を政府や国民が認めなければなりません。


 現実には存在しない「万全の対応」により、安心したふりをしていたところで、危機は容赦なく深刻化します


     


島根県に大雨の特別警報
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170705/k10011043151000.html
 活発な前線の影響で、島根県では断続的に猛烈な雨が降り大雨となっていて、気象庁は、島根県に大雨の特別警報を発表しました。気象庁は、重大な危険が差し迫っているとして、土砂災害や川の氾濫、浸水に最大級に警戒するとともに、周囲の状況を確認し、直ちに安全を確保するよう呼びかけています。
 気象庁によりますと、前線が中国地方まで南下し、島根県では、4日夜遅くから「線状降水帯」と呼ばれる発達した帯状の積乱雲がかかり大雨となっています。(後略)』


 心配です。


 今回、特別警報が出された浜田市、益田市、邑南町、津和野町は、日本の中でも特に交通インフラの整備が遅れている地域なのです。


 山陰自動車道は、出雲市までしか届いておらず、浜田市までは「整備中」の状況なのです。しかも、山口県の萩市から島根県西端にかけた地域は、完全に手つかずです。


 広島からの広島浜田線は届いていますが、山陰自動車道に入ると、わずかな距離しか開通していません。


 大雨で国道9号線が通行不能にでもなってしまったら、この地域は完全に孤立します。バックアップのルートが、全く存在しないのです。


 交通インフラの整備は、日本にとっては「防災」でもあります

 それにも関わらず、財務省の緊縮財政至上主義により、地方のイフラ整備が遅れに遅れ、国民に「危機」が襲来してしまうというのが現在の日本国です。


 交戦権の放棄にせよ、PB黒字化目標にせよ、日本政府が「国民を守る」という基本的な主権を行使することを妨げています。まずは、この現実を正しく認識し、
「いかに解決するのか?」
 を、実践主義に基づき、考えなければなりません


 もう、あまり時間は残されていないのです。


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