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『新幹線を学ぼう①』三橋貴明 AJER2016.7.12
https://youtu.be/tGkKNbUZ0HE

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 チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。


【Front Japan 桜】新幹線について語ろう! / 東京について[桜H28/7/15]
https://youtu.be/pZMYUVj1K4Q
http://www.nicovideo.jp/watch/1468568098


 政経電論に『[三橋貴明が説く 今さら聞けない経済学]2020年東京五輪の経済効果』が掲載されました。
http://seikeidenron.jp/mitsuhashi/20160711_column_mitsuhashi.html

 本日は午後から三橋経済塾、夕方から月刊三橋・三橋経済塾合同シンポジウム、懇親会の開催日です。お申込み頂いた皆様、よろしくお願いいたします。


 トルコで軍事クーデターが発生したとの報道が流れています。


『トルコでクーデターか 軍が国会砲撃、群衆にも発砲
http://www.asahi.com/articles/ASJ7J1TTQJ7JUHBI005.html
 トルコのユルドゥルム首相は15日、「軍内のある集団に不法行為があった」と地元テレビで語った。軍の一部がクーデターを試みたものの、情報が交錯しており、政権が事態を掌握しているかは不透明だ。ロイター通信などが伝えた。(後略)』


 イスタンブールでは、クーデターに反対するデモ隊に軍が発砲し、死傷者が出ている模様です。首都アンカラの上空では、クーデター派と反クーデター派がヘリコプターで「空中戦」を繰り広げているとのことです。


 トルコのクーデター勃発の前、フランスのニースで大型トラックによるテロが勃発。八十名以上の方が亡くなりました。


仏テロ死者84人・重体52人 容疑者は監視対象外
http://www.asahi.com/articles/ASJ7H2JXGJ7HUHBI00F.html
 フランス南部のリゾート地ニースで14日に花火の見物客へ大型トラックが突っ込んだテロ事件で、仏検察当局は15日の記者会見で、射殺された実行犯の運転手の男はチュニジア人でニース在住のモアメド・ラウエジュ・ブレル容疑者(31)と発表した。同容疑者と過激派テログループとの関係について「現段階では確認できていない」と述べ、捜査を続けるとした。
 また会見で死者は84人でうち未成年者が10人、負傷者は202人でうち52人が重体であることを明らかにした。(後略)』


 未だ詳細は判明していませんが、国内の移民系住民が外国の過激派組織(ISILなど)に共鳴し、テロを起こす、ホームグロウン・テロリズムである可能性が高いとされています。


 ここからは個人的な意見でございますので、反対意見がある方はコメントしてください。(返信はできませんが)


 アメリカ(厳密には以前のアメリカ)は、移民国家においてナショナリズム(アメリカ国民意識)を醸成するために、移民に対しアメリカ英語と星条旗への忠誠を強制しました。アメリカで暮らしたいならば、アメリカ英語を話し、国家に忠誠を誓えというわけで、至極、当然の話だと思います。


 最近のアメリカは、「スペイン語」を受け入れてしまっているため、「アメリカ国民意識」を持たない移民が増えていっています。アメリカのヒスパニックのデモにおいて、デモ隊が「メキシコ国旗」を掲げている光景を見て、ショックを覚えた記憶があります。


 日本国民からしてみれば、まさに北京五輪の際の「長野」でございます。膨大な中国人が巨大な五星紅旗を掲げ練り歩いた。あの光景が「日常」と化してしまったのでは、トランプが支持を得るのも分かるのです。


 とはいえ、アメリカ以上にまずいのがヨーロッパで、欧州連合は「寛容」「人権」「多様性(ダイバーシティ)」を「売り」にしています。結果的に、各国は以前のアメリカのように、移民に対し「自国の言葉を強制する」ことはできません


 これは、移民側にとっても不幸だったのではないかと思います。

 当たり前ですが、日本の経営者が「日本語が堪能な人」と「日本語が不自由な人」のどちらを雇うかといえば、それは間違いなく「日本語が堪能な人」です。欧州にしても、同じです。


 というわけで、移民の「人権」に配慮し、言語の「強制」を実施しなかった結果、各国で「異国語」のコミュニティが次々に作られていきます。誰だって、言葉が通じる「仲間」と一緒に暮らしたいので、移民は集住化していき、各国に「国の中の国」ができていくわけです。


 一応、周囲に「同じ言語」を喋る人たちがいるため、生活には困らないかも知れません。とはいえ、その国の言葉を流暢に操れない以上、まともな就職先はないでしょうし、何とか職に就くことができたとしても「疎外感」から逃れることはできないでしょう


 結果的に、特に若者に「鬱屈」「孤独感」が貯まっていき、ホームグロウンテロリストを生み出す土壌が整備されてしまっているのではないかと思うのです。

 何を言いたいかといえば、本来は、
「移民に自国の言語を強制すること」
 は、社会の安定のために必須であり、同時に「移民のため」でもあったのではないかという話です。


 欧州は「寛容」「人権」「多様性」といった美辞麗句に則り、「移民に自国の言葉を強制しない」という、決定的な間違いを犯してしまったのではないかと思うのです。言語が異なる人々が、「ナショナリズム」を共有することは、これは途轍もなく困難であるということを、「人類」は学びなおす必要があるのです。


「言語とナショナリズム」について改めて考えて下さった方は、↓このリンクをクリックを!
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