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『第4次産業革命①』三橋貴明 AJER2016.5.31(3)
https://youtu.be/Jf684kxRGek

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一般参加可能な講演会のお知らせ!

6月29日(水) 若者からはじめよう ~主権者としてのあるべき姿を目指して!~https://www.nagoyajc.or.jp/66nendo/schedule/schedule09.html

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 徳間書店「第4次産業革命 」刊行しました!



 最近、いわき市、盛岡市と東北でのお仕事が続き、更に来週は月、水、金と、仙台、仙台、仙台というスケジュールになっております。月水金であるため、毎回、日帰りです。

 もっとも、何しろ東京-仙台間は1時間半でございますので、新幹線の中で少し仕事をしていれば着いてしまいます。東京圏では、通勤に1時間半かけている人も少なくないわけです。


 というわけで、間の火、木には東京圏で講演のお仕事を入れられてしまいました。新幹線というインフラがなければ、月曜日から金曜日まで、とびとびで仙台で講演を行い、間は別の地域で講演などといったスケジュールは不可能です。

 わたくしはインターネット等をGPT(汎用目的技術)とした第三次産業革命の申し子みたいなものですが、同時に高度成長期以降に建設された交通インフラの恩恵も受け、「生産性高く」お仕事ができているわけでございます。


 新幹線という高速鉄道は、日本国民に「日本を小さくする」という効果を与えてくれています。離れた地域同士が短時間で結ばれることで、物理的には変わらなくても、実質的に日本が小さくなるわけです。


 日本文芸社から刊行した「全国民が豊かになる 最強の地方創生 」のテーマは、まさに「日本を小さくする」ことによる地方創生、地域経済の成長、安全保障強化を図ることになります。日本を小さくすることで、
分散して暮らすことで安全保障を強化し、市場を統合することでサービス産業を成長させる
 という一石二鳥が実現し、東京一極集中も解消に向かうことになります。


 6月1日の安倍総理の会見では、あまり注目されていないようですが、
「21世紀型のインフラの整備」
「リニア中央新幹線の計画前倒し」
「整備新幹線の建設加速」
 などの財政出動により(あるいは、財政投融資)、
全国を一つの経済圏に統合する「地方創生回廊」をできるだけ早く創り上げます」
 という発言がありました。文脈から拝察するに、「全国民が豊かになる 最強の地方創生 」で提言した「日本を小さくせよ!」と同じだと思います。


 ところで、以前も書きましたが、山形新幹線や秋田新幹線は「新幹線」ではありません。福島-山形間、盛岡-秋田間は奥羽新幹線などの線路を走る「ミニ新幹線」で、最高速度は時速130km程度に過ぎないのです。

 本来は、福島から山形を抜け、秋田に至る「奥羽新幹線」を建設しなければならないのですが、例により全く進んでいません。


 また、新青森から富山に至る「羽越新幹線」も、東北地方や日本海側を発展させ、「日本を小さくする」ためには極めて重要です。


 特に、新潟市と上越市の間は、130km程度でしかないにも関わらず、新幹線で行こうとすると高崎で折り返しになってしまい、3時間近くもかかってしまいます。


 羽越新幹線ができれば、新潟-上越妙高間「30分」も不可能ではないでしょう。まさに、新潟県が「小さくなる」わけです。


『<奥羽・羽越新幹線>整備促進求め9月に同盟会
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160604_41062.html
 佐竹敬久秋田県知事は3日、フル規格の奥羽新幹線(福島-秋田間)と羽越新幹線(富山-青森間)の建設促進を求める「奥羽・羽越新幹線整備促進期成同盟会」(仮称)を9月上旬に設立することを明らかにした。県議会定例会(6月議会)の一般質問で答弁した。
 佐竹知事は「四国や東九州では、北海道新幹線の札幌延伸後を見据え、基本計画から整備計画への格上げを目指す動きが活発化しており、県でも具体的な活動を始める」と述べた。さらに「山形など沿線県と連携していく」と語った。
 県交通政策課によると、期成同盟会には県内の自治体や経済団体などが参加する予定。同課は「県を挙げて推進母体を設立し、機運を盛り上げる」と話した。』


 安倍内閣の方針転換を受けたのか、「奥羽・羽越新幹線整備促進期成同盟会」が設立されることになりました。


 奥羽・羽越以外にも、日本はフル規格(ミニ新幹線ではなく)で整備しなければならない新幹線がいくつもあります。「日本を小さく」し、東京一極集中の解消と、真の意味の「地方創生」を実現するためにも、新幹線の基本計画がある地域に暮らす方々は、是非とも政治家に「声を上げて」欲しいのです。

「新幹線で日本を小さくしよう!」に、ご賛同下さる方は、

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