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『2016年第一四半期を振り返る(後篇)①』三橋貴明 AJER2016.4.26(9)
https://youtu.be/zOAOYTdAZyY
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本日は17時55分からBSスカパー「ニュースザップ」に出演します。
http://www.bs-sptv.com/zap/news/
昨日はAbemaTVに出演し、
「日本に外交人労働者、外国移民はいらない」
という主張で吠えていましたが、こと外国移民問題に関しては、わたくしは形振り構う気はありません。なぜならば、取り返しがつかないためです。
移民推進派を威圧し、黙らせる形になろうとも、あるいは、
「イミンさん、いいと思いま~す♪」
などと適当なことを言う女の子を怯えさせようとも、「正論」で潰していくつもりでございます。理由は、繰り返しますが、取り返しがつかないためです。
別に、移民問題に限りませんが、「外国の方が日本を好きになってくれるのはいいと思います」「移民の方と実際に話せば、いい人もいることが分かると思います」
といった、「国家」を舐めた言説に対しては、
「ふわっとした抽象論で国家の行く末を決めるなっ!」
「ミクロな事例を、マクロに適用するなっ! ことは、我々がいかなる国家を将来世代に残すかという問題なんだっ!」
と、容赦なく叩き伏せていくつもりです。というか、そもそも外国人が日本国の行く末に口を出すな。これは、我々、日本国民の問題なんだ。と、怒鳴りつけたかったのですが、一応、生放送なので、昨日はやめておきました。
いずれにせよ、現在の「世界」は外国移民問題について、否定の方向に進み始めています。ドナルド・トランプは言うに及ばず、ヨーロッパもそうです。
『オーストリア首相辞任、大統領選敗北の引責 移民問題で極右台頭
http://www.afpbb.com/articles/-/3086511
オーストリアのウェルナー・ファイマン(Werner Faymann)首相(56)が9日、辞任した。2週間余り前に行われた大統領選第1回投票で極右の自由党(FPOe)候補が首位になったことを受けて高まっていた圧力に屈する形になった。
過去8年間首相を務めてきたファイマン氏は突然発表した声明の中で、自身が率いる社会民主党(SPOe)内でもはや「強力な後押し」がなくなったと説明。「十分な支援が得られていないことを受けて私は事態の責任を取り、本日をもって党首と首相を辞任する」と述べた。後任については明らかにされていない。
中道左派の社民党と2008年以来の連立相手である中道右派の国民党(OeVP)が、第2次世界大戦(World War II)以後の同国の政治を支配してきたが、両党は近年、支持を失いつつある。(中略)
オーストリアでは昨年、9万人が亡命申請し、一時はその約10倍の移民・難民が国内を通過した。自由党は、この問題をめぐる不安を背景に躍進した。
首相就任時にはほぼ無名だったファイマン氏は移民問題が持ち上がった当初、ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相と同様に寛容姿勢を示していたが、ここ数か月間は強硬路線に切り替えていた。それでも、極右の台頭を阻止することはできなかった。』
AFPは「極右」という表現を使っていますが、移民反対が「極右」呼ばわりされる世界の方がおかしいのです。あるいは、民主主義の否定でもあります。
オーストリアで自由党の大統領が誕生したとして、それは民主主義が、
「我々は外国移民ではなく、オーストリア国民のオーストリアを望む」
との選択をしたに過ぎません。
これが、問題なのでしょうか。
「我々は外国移民ではなく、日本国民の日本国を望む」
に対して、反対する日本国民が多数派なのでしょうか。グローバリズム大好きの日本国民であっても、さすがに「そこまでは・・・・」と、日本の移民国家化には反対すると思います。理由は、自分が辛い思いをすることになると分かっているためです。
外国移民問題の「経済的側面」については、散々に語ってきました(これからもやりますが)。日本が生産年齢人口比率の低下により、超人手不足になるのが確実であるからこそ、外国人労働者を受け入れてはなりません。外国人ではなく、日本国民の生産性を高めることで人手不足を埋めようとしたとき、我が国は再び高成長路線に戻れます。
そもそも、我々経営者が外国人労働者を雇用しようとするのは、
「給料が安いから」
他にはないのです。
外国人労働者が日本に溢れると、当然ながら日本国民も低賃金競争を強いられ、実質賃金は低下していきます。何が悲しくて、自分たちが貧乏になる政策を「ふわっとした抽象論」に基づいて受け入れなければならないのでしょうか。
ふざけるなっ!
と、怒りを露わにするべきなのです。
とはいえ、今後は現在の欧州同様に、我が国でも移民反対に対し、
「差別主義者」
といったレッテル貼が増えてくるでしょう。それで「移民に反対できない」といった空気が作られてしまったら、おしまいです。沈黙は「死」でございます。
逆に、「移民を受け入れる」ことに対する嫌悪感、否定観の空気を醸成しなければなりません。特に、新聞やテレビといった大マスコミで、政治家や評論家が外国人労働者、外国移民受入を口にすることが憚られるような状況にする必要があります。
というわけで、わたくしも一日本国民としてできる限りのことはやりますので、皆様も「声」を出して頂きたく存じます。
もう一度書いておきますが、沈黙は「死」なのです。
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