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『高度成長期を知ろう①』三橋貴明 AJER2016.3.15

https://youtu.be/DoOeeMOAMNQ
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 世の中には本当にどうしようもない人間がいるもので、わたくしのことを著作において嘘に基づき誹謗中傷し、名誉を傷つけたことが「裁判」で確定し、上告せずに判決を受け入れ、150万円の賠償金を支払うことになった倉山満が、


【ご報告:三橋貴明こと中村貴司君との裁判に圧勝しました】
https://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1572


 などと、あまりの情けなさ、惨めさに、こちらの方が泣きたくなってくるエントリーを自らのブログに書き、勝利宣言をしていました。裁判で嘘つき認定され、150万円の支払いを命じられ、「圧勝しました」ですか・・・。憐みしか覚えません。


 そもそも、今回の裁判の目的は、「倉山満が嘘に基づき、わたくしを誹謗中傷し、名誉を傷つけた」ことを司法で証明することで、それ以上でもそれ以下でもありません。今回の裁判により、(以下、判決文の引用。( )内は三橋による補足)


『(倉山満が「増税と政局・暗闘50年史」において摘示した)摘示事実の中心部分たる、原告(三橋)が麻生大臣の意見に合わせて変説したとの事実については真実であると認めることはできないし、被告ら(倉山ら)において原告(三橋)が麻生大臣の意見に合わせて変説したことを真実と信ずるについて相当の理由があつたと認めるに足りる証拠はない。』


『(倉山満が本書において)原告(三橋)が内心では消費税増税賛成派であり、虚言を弄してまで消費税増税反対運動の邪魔をしていたとの事実及び原告(三橋)が麻生大臣の見解に合わせて見解を変えていく主体性。独自性のない評論家であるとの事実を摘示するものである。(中略) 摘示事実が真実でなく、被告ら(倉山ら)において真実と信ずるについて相当の理由もなかったというべきである。』


 と、倉山満の「嘘」に基づく名誉棄損が確定したのです。


 断言しますが、わたくしは、麻生財務大臣の飼い犬ではありませんし、消費税増税の反対を13年10月1日以前も、その後も、14年4月1日以降も、今も、ブログ、メルマガ、講演、ラジオ、テレビなど、ありとあらゆるチャネルを使い、継続しています。理由は、単にデフレ期の消費税増税が間違えているためです。


 それを、
「平成二四年夏の消費増税政局でデフレ脱却議連を応援して必死に増税を止めようとしていた人たちに対して、麻生は御用評論家の三橋貴明と一緒になって、「景気条項があるから増税は決まったわけではありません」と非常に巧妙に邪魔をしかけてきました。(「増税と政局・暗闘50年史」から引用」
 などと、よくもまあ嘘八百を書けるものです。わたくしは想像力が乏しいため、「嘘」のストーリーに基づき他人を誹謗中傷するなどという発想は、とてもではないですが出てきません。


 ちなみに、初審ではあった倉山の「謝罪広告」が、控訴審でなくなってしまったのは、


『経済評論家である被控訴人(三橋)の職業人としての基本姿勢に対する信頼を損なわせる内容のものであって、名誉毀損の程度が相当重大なものであるとはいえるものの、本件書籍の発行部数それ自体多いものとはいえず、今後、増刷される見込みは低いものと認められること、被控訴人(三橋)がブログ等を通じてその名誉を回復する措置を講ずることができることなどによれば、控訴人(倉山)に対して前記慰謝料の支払のほかに謝罪広告の掲載を命ずるまでの必要性・相当性があるとまでは認められない。』


 との判決文になっており、別に倉山の嘘が否定されたわけでも何でもありません。倉山の本が大して売れていないこと、及びわたくしの発信力が大きいことを理由に、免除されたに過ぎないのです。


 などと、三橋本人が書いたところで、信じてもらえないかも知れませんので、当方の弁護士に倉山のエントリーに関連して意見書を書いてもらい、公表することに致しました。


【緊急追加】平成28年4月6日付倉山満HP掲載記事について
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/20160407.pdf


 しかも、倉山は「訴訟費用」について、三橋が13分の10を負担することを「勝利」の理由にしていますが、あのね、名誉棄損の裁判では、請求金額に対する実際の賠償金額の割合で、原告が訴訟費用を負担するものなのです。今回の件で言えば、損害賠償1000万円+α(新聞広告の費用)の請求で、実際の賠償金額が150万円(+出版社の謝罪広告)であるため、三橋が訴訟費用の13分の10を負担することになります。

 とはいえ、訴訟費用とは大部分が印紙代で、高々77000円なのです。


 150万円の損害賠償を命じられた男が、相手方(三橋)が77000円の13分の10を負担することを理由に「勝利」などとやっていることになります。
 
 ね? あまりの情けなさ、惨めさに、こちらの方が泣きたくなってくるでしょ。


 結局、何を言いたいかといえば、この手の「嘘つき」たちと「言論」は成り立たないという話です。少しでも矜持というものがあるのであれば、裁判所で「嘘つき」認定された以上、筆を折るか、あるいは誠心誠意、謝罪をするべきです。

 ところが、現実には「裁判に圧勝しました」などとやっているわけです。


 しかも、倉山満は上記のエントリーにおいて、イーストプレス社と当方が和解に至った経緯について、またまた明確な嘘を書いています


 イーストプレス社は控訴審において、「謝罪と賠償金支払いをするので、和解してほしい」と申し出てきまして、こちらは弁護士チームと話し合い、
嘘を認めて謝罪をしてくれるならば、賠償金の支払いは不要
 との判断をしただけです。それを、


『一つは、イーストプレスの目的はお金を払いたくないということ。それなら控訴した理由もわかります。結局、150万円が大きかったのでしょう。
 もう一つは、三橋君の目的が「謝罪獲得」にあること。イーストとの和解内容を見ると、他のすべてを捨てて謝罪を勝ち取りに行っているのです。お金なんか1円もいらないし、どんなに形式的でもいいから謝罪が欲しい。その想いはひしひしと伝わってきます。(倉山のブログから引用)』


 と、平気で書くわけですから、まさに「息を吐くように嘘をつく」という印象を覚えました。

 そもそも、わたくしの目的は倉山が「嘘つき」であることを司法で証明することで、謝罪も賠償も「おまけ」的な話です。


 こんな嘘つきにいつまでも関わるほど時間が余っているわけではないので、エントリーで大々的に取り上げるのは今回を最後にしますが、倉山は未だに損害賠償150万円を支払っていません。このまま期日までに支払いが行われなければ、強制執行の手続きに入ります。別に、おカネが目的ではありませんが、倉山のような「嘘つき」は、一度、痛い目に会った方が良いですよ、本当に。


 ところで、わたくしが倉山満を訴えたことを受け、「言論人なら言論で対抗しろ」などと言ってくる連中がいましたが、「嘘つき」相手に言論戦とやらを繰り広げるほど暇ではありません。というか、嘘つき相手に議論が成り立つはずがないでしょ。


 問題は、この手の嘘つきを「それでも支持します!」などとやっている連中です。自らがどれほど愚かなことをしているのか、一度、落ち着いて考えてみた方が良いと思います。折角、人間として生まれてきたのだから。


 倉山が「嘘つき」であることが司法で証明されたことを受け、「いや、三橋が負けたのだ」などと懸命に頭をひねらせる暇があるなら、社会に貢献するために一生懸命に働き、時間を使った方が人生の糧になること確実でございますよ

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