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『高度成長期を知ろう①』三橋貴明 AJER2016.3.15

https://youtu.be/DoOeeMOAMNQ
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2016年4月10日(日)12時から
日台親善シンポジウム「台湾の対中経済政策を考える」

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 明日は文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/


 昨日は色々とあって、大変でした


【緊急更新】倉山満氏との控訴審判決確定について
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12146635164.html


【緊急更新】 「田母神氏側、運動員に数百万円」について
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12146672132.html


 倉山氏が控訴審判決を受け入れ、氏が「三橋を嘘に基づき誹謗中傷し、名誉を侵害した」ことが確定したと思ったら、その後、某紙の記者さん(検察庁担当)から、
「三橋さんも報酬をいったん受領したものの、その後に返還したと伺いました」
 つきましては取材をしたいとの連絡を受け、吃驚仰天。二度も【緊急更新】をする羽目になりました。


 その後、ツイッターでわたくしは「詐欺師」呼ばわりした人物がいたため、投稿者特定のための仮処分申請を地裁にすることといたしました。すでに弁護士事務所に依頼済みなので、淡々とやります。


 それにしても、後になっていきなり「実は三橋も田母神陣営から報酬を受け取り、返還した」などという話が出てきた日には、こちらは清廉潔白だとしても、「疑いの目」を避けることはできなかったでしょう。事前に教えてくれて、本当にありがとうございました。某紙の記者さん
 
 ところで、田母神氏といえば、昨年2月26日に以下のツイートをしています。

https://twitter.com/toshio_tamogami/status/570735392531439616?ref_src=twsrc%5Etfw

『文春の続きです。悪質な買収劇とありますが、リストとか、閣下14000000とかいう資料は全く知りません。通帳のコピーは、別に見られても差し支えありませんが、小さな写真の通帳は田母神としおの会のものかどうかもよく分かりません。』


 昨日、各紙の取材に対し、田母神氏は「リスト」についてはもちろんのこと、運動員に現金を配布したことも知っていたことを認めました。つまりは、嘘をついていました。


田母神氏、現金配布認める 知事選後「陣営が運動員に」
http://www.asahi.com/articles/ASJ4475HDJ44UTIL04J.html
 元航空幕僚長・田母神俊雄氏(67)の資金管理団体で多額の政治資金が使途不明になっている問題をめぐり、田母神氏は4日、朝日新聞の取材に応じ、「陣営が選挙後、運動員の少なくとも3人に現金を配った」と述べた。公職選挙法は運動員に金品を贈ることを原則として禁じており、同法違反(買収)にあたる可能性もある。
 田母神氏の説明によると、2014年2月の東京都知事選で落選した約1カ月後、選挙対策本部で事務局長を務めた男性から「選挙の慰労として計2千万円を配ろうと思う」と相談を受けた。田母神氏はいったん「わかった」と了承したうえで、金額が多いと考え直し、「やはり賛同しかねる」と答えたという。
 だが、その約10日後、現金を受け取った1人から「ありがとうございました」と伝えられた。その時点で現金が配布されたことを知ったが、「当時はそれが法に触れるという認識はなかった」という。
 公職選挙法は、陣営が事前に届け出た事務員や手話通訳者らを除いて、運動員に金品を与えた
り、与える約束をしたりすることを禁じている。田母神氏は後に、2千万円の中から事務局長が200万円、会計責任者が50万円をそれぞれ受け取ったことも知ったが、これまで公表してこなかったという。「いろんな人に迷惑がかかると思っていた」と説明している。(後略)』


 わたくしはとある事情から、田母神氏が昨年2月(それ以前)の段階から「嘘をついている」ことを知っていました。「嘘つき」への寄付を呼び掛けてしまったことについて責任を取るために、番組やブログ等で「真相解明」を求めていたわけです。(ついでに、馬渕先生同様に、わたくしも結構なおカネを寄付した一人です)


 倉山氏にせよ、田母神氏にせよ、なぜ「嘘」をつくのか。田母神氏は、まだしも分かります。 自陣営が明確に公職選挙法違反となる「運動員への現金支払い」をやったことを認めると、自らの政治的立場がおしまいになるためです。つまりは、自分のために嘘をついたのが田母神氏です。

 それに対し、倉山氏の方はさっぱり分かりません。わたくしを、

「飼い主に忠誠を誓う御用評論家の見本のような人物」

 と評し、

「麻生は三橋とともに「景気条頂があるから大丈夫」と増税に反対する人たちの足を引っ張っておきながら」

 などと、嘘を書き連ねて、彼に何の得があったのでしょうか


 もっとも、より重大な問題は、嘘つきたち自身よりも、未だに彼らを庇おうとする人たちがいる点だと思います。田母神氏も、倉山氏も、「情報という商品」を扱う立場にありながら、明確に「瑕疵商品」を販売したのです。むしろ、消費者として彼らが発信する情報を受けていた方々、特に「おカネを払って情報を買っていた」方々こそ、田母神氏、倉山氏を批判しなければならないはずです。


 まあ、田母神氏は朝日新聞などの「誤報」という可能性はゼロではないですが、倉山氏の場合は裁判所で「嘘に基づき三橋を誹謗中傷し、名誉を傷つけた」ことが確定したわけです。


 現在の日本の政治にもつながる問題の一つに、この種の「嘘を許容する」という話があると思います。政治家も、官僚も、学者も、言論人も、みな、嘘をつく。それを、何となく社会が許容してしまう


 これが、問題なのです。

 特に、「情報という商品」を扱っている言論人という立場にありながら、明確に嘘をついた倉山氏、田母神氏は、もはや「朝日新聞の慰安婦捏造報道を糾弾する!」などとやる資格を持たないと確信します。まあ、これはわたくしの価値観ですが。


 ちなみに、こういうエントリーを上げると、すぐに「三橋も嘘つきじゃないか!」などと言ってくる輩がいるわけですが、わたくしは間違えることは確かにありますが、と言いますか政局についてはほとんど当たったためしがないですが、「情報という商品」を取り扱うお仕事において、意図的に嘘をついたことはございませんので。三橋を「嘘つき」呼ばわりされる場合、「金銭面」と「時間面」について、それなりの覚悟をされてからにして下さいね。


 いずれにせよ、倉山氏や田母神氏について未だに信奉し、他者(わたくし共やチャンネル桜など)を必死に貶めようとしている皆さん。落ち着いて、よく考えて下さい。「情報という商品」を取り扱うにあたり、瑕疵商品を販売したのは、そもそも誰なのですか?


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