株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから

三橋貴明のツイッター はこちら
人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『人口と経済①』三橋貴明 AJER2016.1.26
https://youtu.be/BHv36JGIezU
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

   

 
 2月20日(土)の三橋経済塾第五期第二回講義のお申し込み受付が開始となりました。http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1412

 第二回のゲスト講師は、評論家の中野剛志先生です。

 講義出席には、事前に三橋経済塾入塾が必要です。入塾の受付はこちら から。


 一般参加可能な講演会のお知らせです。


2月6日(土) 14時開演(13時半開場)
【経世済民のため『亡国の新帝国主義(グローバリズム)』を解体する!セミナー 講師:三橋貴明】
http://hikarulandpark.jp/shopdetail/000000000684/


 衝撃のニュースが飛び込んで参りました。

 わたくし共が「移民亡国論: 日本人のための日本国が消える! (一般書) 」の取材でスウェーデンに赴いたとき、ショッキングだったのはネイティブなスウェーデン人たちが、移民について「見て見ぬふり」をしていたことでした。


 移民が人口の二割を占めるようになり、失業率が高まり、犯罪率も急上昇。移民が「集住」して暮らす地域には、パトカーは二台組みにならなければ入れない。消防車すら、パトカーの護衛なしでは入らない。


 といった「現実」を目にしても、ネイティブなスウェーデン人たちは「多文化共生」という思想教育をう受けているため、不満を口にすることができず(差別主義者のレッテルが怖いため)、沈黙し、ただただ「我慢」し、ニコニコしている。移民たちが集住化し、「スウェーデンの中の別の国」ができているにも関わらず、見て見ぬふりをしている。


 あの、スウェーデンが・・・。


スウェーデン、移民8万人を国外退去に 難民申請却下の人が対象 相次ぐトラブル受け
http://www.sankei.com/world/news/160128/wor1601280070-n1.html
 英BBC放送によると、スウェーデンのイーゲマン内相は27日、難民申請が却下される者が8万人に上るとの見通しを示し、国外退去させる方針を明らかにした。数年かけてチャーター機で国外に移動させるという。内相は「現時点では(対象者は)6万人程度だが、いずれ8万人に達する可能性がある」と語った。
 スウェーデンは難民や移民に比較的寛容で、2015年に亡命を希望した者は16万3000人と、人口当たりの比率で欧州最多を記録した。
 移民らが大量に流入している欧州では、昨年12月の大みそかにドイツ・ケルンなどで発生した集団暴力事件を機に、世論の対立が緊迫化している。
 スウェーデンの首都ストックホルムでも昨年8月、野外音楽祭の会場で移民とみられる若い男たちが多数の女性に性的暴行を加え、約200人が会場から追い出される事件があった。(後略)』


 スウェーデン政府が、難民申請が却下された移民について、国外退去させる方針を表明しました。信じられません・・・。あの、スウェーデンが・・・。


 わたくしどもがスウェーデンを訪れたときは、ネイティブなスウェーデン人と移民たちが「互いに見ないふり」をすることで、何とか社会は安定していました。ヒュースビーやローゼンゴードなど、移民地区では犯罪率が高いものの、
互いに関わらない
 ことで、もめ事を回避していたのです。


 そのスウェーデンであっても、2015年だけで16万人を超える難民・移民が入るとなると、「臨界点」を突破してしまったということなのでしょう。結局のところ、スウェーデンのように「寛容」な国であっても、対人口比で「臨界点」を突破する移民、難民が流入したとき、寛容をかなぐり捨てざるを得ない時期が来るという話なのだと思います。


 と言いますか、外国人の流入に寛容であればあるほど、単に将来炸裂する「爆弾」が大きくなっているように思えてなりません


 さて、またまた我が国の話になりますが、安倍総理は昨日、国会で、
いわゆる移民政策をとることは全く考えていない
 と発言しました。これを受けて、
「ほら見ろ(笑) 安倍総理は外国移民の受け入れなんて考えていないってよ」
 などとやる人を「愚民」と呼ぶのです。何しろ、安倍総理は移民政策について「いわゆる移民政策」と、わざと定義を曖昧にしています


「外国人労働者受け入れは、いわゆる移民政策には含まれません」

 と、説明することが可能なのです。


 そもそも、ドイツにしてもスウェーデンにしても、端から「移民」を受け入れる形で移民国家化したわけではありません

 人手不足を補うために、外国人労働者を期限付き(短期)で、ローテーション制で、家族呼び寄せ禁止という形で少しずつ受け入れた結果、最終的に経済が「外国人」に依存するようになってしまい、移民国家化したのです。


 まさに、安倍政権は外国人技能実習生制度の拡充、国家戦略特区(大阪)における外国人メイド受け入れ開始、外国人介護人材受入れ拡大と、「外国人労働者」という名目で外国移民を入れ始めています。ちなみに、何度も書いていますが、国連(人口部)定義によると、移民とは、
出生あるいは市民権のある国の外に12カ月以上いる人
 となります。技能実習生も、外国人メイドも、全て定義上は移民になるのです。


 移民政策は、普通は国民の人気は呼びません。というわけで、「外国人労働者」の受け入れという形で移民政策が始まり、最終的には後戻りできない状況に至り、その国は国民国家でなくなります。


 昨日も書きましたが、スウェーデンやドイツが国民国家に戻れるのかどうか、相当な困難を伴うでしょう。何しろ、難民申請を却下された人はともかく、それ以外の外国人を「国外退去」とするのは至難の業です。恐らく、今後のスウェーデンで民主党が政権を握ったとしても、難しいのではないかと思います。


 移民受け入れは、取り返しがつかないのです

 だからこそ、今、日本国民は
「外国人労働者の短期の受け入れです」
 といった政権の詭弁を受け入れてはならず、

外国人労働者も外国移民もいらない。我々は、生産性向上で人手不足を解消し、経済成長を遂げる
 と、堂々と宣言する必要があるのだと確信します。


「外国人労働者も外国移民もいらない!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキング
◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
新世紀のビッグブラザーへ blog
◆関連ブログ
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


◆三橋貴明関連情報
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中
新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。

メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」 は↓こちらです。