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『投資(前編)①』三橋貴明 AJER2015.10.27

https://youtu.be/woW0UCPNPVM

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 ヒカルランドから「ドイツ第四帝国の支配と崩壊 亡国の新帝国主義 」が刊行になりました


 明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中!」に出演します。

http://www.joqr.co.jp/tera/


 圏央道が埼玉県内全線開通し、東北道から東名に抜ける所要時間が75分と、首都高速道路経由と比較し、約一時間短縮になりました。これで、ますます東京の渋滞が緩和されることになります。


圏央道:埼玉県内の全線が開通…東北道、東名とつながる
http://mainichi.jp/select/news/20151101k0000m040025000c.html
「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の桶川北本インターチェンジ(IC、埼玉県桶川市)-白岡菖蒲IC(同県久喜市)が31日午後3時に開通し、埼玉県内の圏央道が全面開通した。開通区間は10.8キロで、圏央道の総延長約300キロのうち約8割が通行可能となり、東名、中央、関越、東北の各高速道路が直結した。
 開通に先立つ午前10時からは、同区間内にある菖蒲パーキングエリア(久喜市)で、国土交通省や地元自治体の関係者らによる開通式が行われた。上田清司知事は「経済効果、観光、農業、ありとあらゆる部分で新しい時代が開かれることになった。まさに今日は歴史的な日」と感慨深げに語った。
 圏央道は首都圏3環状道路の一番外側に位置しており、石井啓一・国土交通相は「関西・中部方面から東北方面間が都心を経由せずに結ばれる。3環状道路は日本の社会経済活動
を支える上で大きな役割を担っており、早期の全線開通を目指す」と話した。』


 15年3月の山手トンネル(中央環状線)全線開通により、都心環状線の交通量が約7%減りました。結果的に、中央環状線の内側の渋滞が約5割も減少。


 特に、羽田空港と行き来する都民を苛立たせていた浜崎橋JCTの渋滞が、ほぼ解消しました。信じられないでしょうが、山手トンネル開通前、浜崎橋JCTでは一日に平均9時間(!)の渋滞が発生していたのです。


 (首都高速を使いまくる)わたくしにしても、浜崎橋の渋滞に巻き込まれたのは、十回や二十回ではききません。それが、山手トンネル開通後は、本当にゼロになりました。


 インフラストラクチャーとは、交通インフラに限らず、
「あって当然のもの」
 という認識になりがち
です。


 そして、インフラについて国民が「あって当然」と思える国というのは、むしろ幸せなのだと思います。土木・建設の供給能力が健全で、政府が適切なインフラ投資やメンテナンスを実施している証であるためです。


 日本も、かつてはそういう国でした。そして、今は違います


 日本国民は改めて、インフラ及び「インフラを建設する供給能力」を担う土木・建設業の重要性について考え直すべきなのです。土木・建設業を担う日本国民の皆さんがいなければ、皆さんは快適な日常生活を送ることもできません。


 日本国は自然災害大国です。自然災害大国である以上、国民がある程度は分散して暮らす必要があります。さもなければ、いざというときに「助け合う」ことができません。 


 同時に、経済成長率を高めるためには、各地域同士が「一体化」し、商圏を統合していく必要もあります。「分散して暮らす」と「各地域が一体化する」という、一見、相反する命題を実現するのが、高速鉄道や高速道路といった交通インフラなのです。インフラ建設により、各地域同士の「距離」を縮める。これもまた、今の日本にとって正しい地方創生策なのだと思います。


 また、生産年齢人口比率が低下しているため、将来的に我が国は「超人手不足」になります。すでに、人手不足は一部の業界で始まっていますが、これが「伝播」していくことは確実です。


 というわけで、我が国にとって必要な政策は、
将来の生産性向上をもたらす、現在の需要創出
 になります。さらに、地方創生策と絡めるならば、
地方同士の距離を縮める公共インフラの建設
 を実施することにより、「現在の需要創出」「将来の生産性向上」「地方経済の一体化」という、三つの効果をもたらすことになります。一石三鳥の公共インフラ政策でございます。


 一石三鳥の政策、しかも「当たり前の政策」を実施するためにも、日本国民の皆さんには公共インフラの重要性や土木・建設分野の担い手に対する感謝を思い起こしてほしいのです。



「一石三鳥の公共インフラ政策を支持する!」に、ご賛同下さる方は、

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