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『日本の亡国を防ぐために①』三橋貴明 AJER2015.9.15(5)

https://youtu.be/oN59AffMGQE

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 本日は文句なしで、素晴らしい話!


省電力スパコンの斉藤氏を選出 日本イノベーター大賞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HKC_R21C15A0TJC000/
 日経BP社は産業界で活躍し、独創的なアイデアや技術で世界に通じる新しい価値を創り出した人材を表彰する第14回「日本イノベーター大賞」の受賞者を決めた。大賞は省電力のスーパーコンピューターを開発するPEZY Computing(ペジーコンピューティング)社長と、ExaScaler(エクサスケーラー)会長を兼任する斉藤元章氏を選んだ。(後略)』


 本ブログ読者の皆様はご存じでしょうが、齊藤元章氏が率いるペジーグループ(ペジーコンピューティング、エクサスケーラー、他)が開発した三台のスーパーコンピューター、菖蒲、青睡蓮、睡蓮が、消費電力性能を競う世界ランキング「Green500」で首位から三位までを独占するという快挙を成し遂げました


 ペジーコンピューティングは、複数の中核回路を搭載したプロセッサー、エクサスケーラー社が例の「水冷式(フッ化炭素方式)」の冷却技術を開発した会社になります。


 日経BP社は、日本の産業界で働く独創的な人材について、
「新しい産業やビジネスモデル、将来を支える新技術、新しい価値」
 などを作り上げることで、日本に活気をもたらした方をノミネートし、日本イノベーター大賞(他)を選考しています。そして、2015年のイノベーター大賞に、齊藤元章氏が選ばれたのでございます。


 おめでとうございます!


 技術開発投資を含む「投資」とは、「未来」への所得の分配になります。未来を信じることができない国民は、投資を減らし、国家は老いていいきます。


【日本の民間住宅、民間企業設備、公的固定資本形成の推移(単位:十億円) 】


http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_51.html#Invest


 実は、デフレ下で大幅に減った需要は、消費ではありません。消費は、民間最終消費支出に政府最終消費支出を合わせると、微増の状況が続いているのです。「政府最終消費支出」とはいっても、実際に消費しているのは日本国民です。


 日本で劇的に減った需要は、投資なのです。図の通り、日本の投資(民間住宅+民間企業設備+公的固定資本形成)は、ピークの97年と比べるとリーマンショック後には何と40兆円超も減ってしまいました。


 その後、回復してきているとはいえ、未だに97年はもちろんのこと、リーマンショック前すら下回っています。


 投資をしない経済が、成長できるはずがありません


 そして、実際に日本経済が成長しないことを受け、国民が、あるいは政府が、
「日本はもう成長しない。だから、投資など不要だ」
 と、勝手に思い込み、投資をせず、やっぱり成長しないという悪循環が続いてきました


 国民が「未来のための投資」に背を向け、着実に老いていく我が国においても、技術開発投資で青春を、成長を取り戻そうとしている日本国民がいるのです。代表が、齊藤元章氏だと思います。


 国民が将来の成長を信じ、「未来のための投資」をすることで、実際に経済は成長します。


 成長のために率先してリスクを取り、エクサスケールコンピューティング(100京のスパコン)を目指して日々、奮闘されている齊藤元章氏とペジーグループの皆さんに惜しみない拍手を送って下さいませ


ペジーグループの皆さんに惜しみない拍手を送って下さる方は、↓このリンクをクリックを!
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