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『ドイツ第四帝国①』三橋貴明 AJER2015.7.21

https://youtu.be/mR1pvzlOzbU

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 明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

 

 というわけで、毎度お馴染みの「クニノシャッキン」でございます

 我が国が将来的に亡国に至るとすると、その理由の過半はこの「国の借金の嘘」でございましょう。何しろ、「クニノシャッキンガー」の嘘は、正しいデフレ対策を妨害し、国力(モノやサービスを生産する力)を弱体化させ、安全保障を脆弱化し、国民を貧困化させ、そして「財政を悪化させている」元凶なのでございます。


 「クニノシャッキンガー」というウソが存在していなかった場合、我が国は早期の段階で適切な財政出動によりデフレから脱却し、モノやサービスを生産する力が回復し、防衛・防災に代表される安全保障が強化され、国民が豊かになり、名目GDPと税収が増えることで「財政再建」も実現できたはずなのです。とはいえ、現実は・・・。


国の借金1057兆円、6月末 過去最大を更新
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015081001001879.html
 財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」がことし6月末時点で1057兆2235億円となり、過去最大を更新したと発表した。高齢化の進展で増え続ける社会保障費の財源不足を補うために国債発行を続けた結果、借金が膨らんだ。
 3月末時点の前回発表から3兆8663億円増えた。2013年6月末に初めて1千兆円を突破して以降も増加に歯止めがかからず、日本の厳しい財政状況があらためて浮き彫りになった。
 総務省が推計した7月1日時点の日本の総人口1億2695万人で割ると、国民1人当たり約833万円の借金を抱えている計算になる。』


「国の借金1057兆円! 国民一人当たり約833万円の借金」

 という大ウソをメディアが平気で流し続けている限り、我が国のデフレ脱却は果たせず、将来的に中国の属国になるでしょう。


 しかも、第二次安倍政権発足以降の「国の借金の嘘」が二重に悪質なのは、そもそも「国の借金ではなく、政府の負債。そして、国民は債権者」という事実を歪めて報じていることに加え、
国の借金(政府の負債)が実質的に減っているという現実
 を無視していることです。


 安倍政権の経済政策は誉められたものではありませんが(というか、批判されるべき政策ばかりですが)、最も正しい政策が何かといえば、それは日本銀行が国債を大量に購入し、政府の実質的な借金を減らしてしまったことだと思います。もちろん、
「そもそも、政府が負債を減らす必要があるのか?」
 という、根源的な話は分かっています。分かってはいますが、現実の日本において「国の借金の嘘」を打破するためには、
「政府の子会社である日本銀行が国債を買い取ると、政府の実質的な負債が消える。親会社と子会社とのおカネの貸し借りは、連結決算で相殺されるため。現在、日本銀行が国債を買い取り続けているため、政府の実質的な負債が猛烈な勢いで減っていっている。というわけで、日本政府の日本円建ての国債(日本国債は100%日本円建て)が債務不履行(財政破綻)になるなどということはあり得ない」
 と、本ブログの読者の皆様にとっては当然すぎる話(というか、普通の「事実」)を日本国民が、日本の政治家が理解する必要があるわけです。


 以前であれば、日本銀行が国債を買い取ると聞くと、
「ハイパーインフレーションガー」
 と、ハイパーインフレ厨がハイパー、ハイパーと反論してきたものですが、現実に黒田日銀が国債を200兆円近く買い取ったにも関わらず、インフレ率はほぼゼロ。ハイパーインフレ厨は、死にました
 残りは、「クニノシャッキンガー」を何とかしなければならないわけですが、そのために安倍政権は素晴らしい実績を上げてくれたわけでございます。


【日銀保有国債・財融債・国庫短期証券と日銀以外保有国債・財融債・国庫短期証券】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_50.html#Kokusai


 上記の通り、政府が実質的に返済しなければならない負債(現実はロールオーバーされますが)は、国庫短期証券含め、ピークの2012年9月(731.3兆円)から、2015年3月には656.7兆円にまで減ってしまいました。何と、7すでに4.6兆円も「国の借金」とやらが実質的に減ったのです


 要するに、子会社の中央銀行に国債を買わせる、つまりは「通貨を発行し、借金返済する」ことが可能な我が国が、財政破綻などするわけがないのです。日本の財政破綻の確率は「ゼロ」です。


 それにも関わらず、財務省や共同通信に代表される嘘つきたちが、
「国の借金1057兆円! 国民一人当たり約833万円の借金」
 と、煽り続けています。結果、我が国はまともなデフレ対策が打てず、衰退が続いています。


 ハイパーインフレ厨は死にました。国の借金厨は、まだ生きてます。彼らが死滅するまで、わたくしは「正しい情報」を国民に広める活動をやめません。


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