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『日銀当座預金の正体①』三橋貴明 AJER2015.5.19(7)

https://youtu.be/I8KgC0MxR_w

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 徳間書店「超・技術革命で世界最強となる日本 」が早々と増刷になりました! ありがとうございます!

 
 


 三橋貴明著『超・技術革命で世界最強となる日本』刊行記念 Amazonキャンペーン開催中です。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/1730100/japan-innovation/index.html


 本日はキャンペーン最終日です(23時59分まで)。キャンペーン特典は、三橋の、
特典1 他国からの侵略を防ぐ経済力とはなにか
特典2 いかにして「最強の日本」を構築するか
特典3 投資こそが日本の安定と繁栄をもたらす
 語りおろし音声ファイルダウンロードとなっています(それぞれ10分程度です)。


 さて、本書「超・技術革命で世界最強となる日本 」ではリニア新幹線や粒子加速器、ILCといった巨大プロジェクトのみならず、日本国土の「基盤」たるインフラ技術も取り上げています。(他にも、スパコン、軍事技術なども)


 最近、わたくしは首都高愛好家になって参りまして(要は、使うから)、清水草一氏と「首都高」をテーマに対談できるレベルになってきたと自負しております。何事も、大切なのは「蓄積」でございますよ。

 ちなみに、最も愛する路線は、中央環状の五反田-西池袋間です。以前にも書きましたが、山手通りの渋滞に苦しみ続けたわたくしにとっては、中央環状品川線の開通により、まさに「ワープ」する感覚で新宿や池袋に向かえるようになりました。


 中央環状品川線開通とは、要する「山手トンネル開通」という話になります。(中央環状品川線は全てトンネルです)大田区の大井から豊島区の高松入口まで山手通りの下を走っており、全長は18.2キロメートル。実は、日本で最も長い道路トンネルです。


 世界を見ても、山手トンネルは高速道路のトンネルとしては最長になります。道路トンネルとしては、ノルウェーのラルダートンネルに次ぎ、世界第二位なのですが。


 高速道路トンネルとして「世界最長」のトンネルを、よりにもよって渋谷、新宿、池袋の下を掘り抜いて建設してしまったのです。ちなみに、世界の各駅について「乗降客数」のランキングを見ると、首位から三位までが「新宿」「渋谷」「池袋」となっています。


 シュトロハイムではないですが、
「日本のインフラ技術は世界一~っ!」
 という感じでございますが、このインフラ技術。木・建設企業で働く現場の日本国民の皆様に蓄積されているわけです。


 決して、「企業に蓄積されている」わけでも、「日本に蓄積されている」わけでもありません。このままデフレが継続し、財務省主導の緊縮財政により「技術発展の場」を奪われ続け、若い世代への技能・技術継承が進まなければ、将来的に我が国は山手トンネルを掘り抜くことが不可能な国に落ちぶれているでしょう。すなわち、発展途上国化です。


「技術とは、人材に蓄積される」
「技術は継承されなければ、消滅する」
「技術の発展のためには、技術が使われる『場』が必要である」


 こんなことは当たり前だと思うのですが、長引くデフレ下で日本国民はあまりにも「技術」「供給能力」「人材」を軽視し、ルサンチマン丸出しで互いに攻撃することを続けてきました。結果、土木・建設企業の供給能力は三割も減ってしまいました(企業数換算で)。


 インフラ技術一つとっても、現在の我が国は「技術発展の場」たる「プロジェクト」を切実に必要としております。わたくしがILCやリニア新幹線を懸命にアピールしているのは、そのためなのでございます。


 ところで、先日、島根県の松江に行きました。

 さすが、出雲の国。素晴らしい地域でございますが、出雲空港・米子空港を使った航空便がメインでは、なかなか訪れることができません。北陸新幹線を早急に新大阪まで延伸すると同時に、山陰新幹線の実現も絶対に我が国の「地域経済発展」「安全保障強化」のために必要なのです。(むろん、四国新幹線も、日本海新幹線も、東九州新幹線も)


リニア、山陰に通る!? 100年先を見据えた構想 40年で“18・8兆円”直接経済効果の試算 
http://www.sankei.com/west/news/150602/wst1506020073-n1.html
 昭和48年に基本計画が決定したものの、凍結状態にある山陰新幹線(大阪-下関)の区間で、リニア方式も含めた整備推進を目指す「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」(会長・深沢義彦鳥取市長)が2日、京都市内で研究会を開き、リニアが開通した場合、整備後40年間で19兆円近い直接効果があるとの試算を明らかにした。
 京都、兵庫、福井など2府5県の市町村長らで構成する同会議によると、山陰リニアは、関西地域と博多を、京都府北部や山陰地方を通して結ぶ計画で、担当者によると「50年、100年先を見据えた構想」だという。
 計画推進のため、同会議が京都大大学院の中川大教授(交
通政策)の研究グループに経済効果の試算を依頼。研究グループは、利用者の所要時間の短縮や鉄道事業者などの収益増を直接効果として算出した。
 試算によると、山陰リニア整備後の40年間の累計効果は18兆7900億円で、従来型の新幹線が整備された場合も3兆3789億円の効果があるとした。いずれも建設費を上回る効果が期待できるという。(後略)』


 たとえ建設費を上回る効果が期待できなくても、現在の日本にとって東京一極集中を緩和する地方へのインフラ投資は必須です。建設費を上回る効果があるというならば、なおさら急いでやりましょうよ。


 この手の「未来のため」のプロジェクトを複数走らせ、長期的なビジネスの予定が見えれば、土木・建設企業も本気になって人材獲得を始め、人手不足も解消方向に向かうでしょう。問題の若い世代への技能継承問題も、解決することになります。


 何しろ、我が国に「財政問題」やら「国の借金問題」やらは存在しないのです。問題があるとすれば、国民や政治家が将来を信じることができなくなっていること。ただ、それだけなのです。
 意思の力。日本に必要なのは、それだけなのです。


 日本国民に将来を信じる「意思の力」を取り戻して頂きたく、わたくしは本書「超・技術革命で世界最強となる日本 」を書き上げたわけでございます。


「将来を信じる意志の力を取り戻そう!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

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