株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チャンネルAJER更新しました!
『経済力の正体①』三橋貴明 AJER2015.4.21(7)

https://youtu.be/gWHDwLEE4fs
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一般参加可能な講演会

5月9日(土) 熊本市国際交流会館 18時00分より三橋貴明講演「日本と台湾の明るい未来を築くためには
5月15日(金) 19時30分より『Voice』特別シンポジウム『日本の資本主義は大丈夫か――グローバリズムと格差社会化に抗して』
パネリスト:小浜逸郎、三橋貴明、中野剛志
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 


 本日はチャンネル桜「桜プロジェクト」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1520

 本日はラジオ関西「なんでもカウンセリング~You&Me~ 」に出演します。
http://jocr.jp/blog/nandemo.php


 昨日、
「「福島でガンが急増している」といったデマゴギーをまき散らしている人たちは、自分たちの政治的目的を果たすために、「ウソ」を言い、同時に福島の方々を貶める形で利用しており、二重の意味で極めて悪質で罪深い連中
 と書いたところ、まんまのコメントを書き込んだ極めて悪質で罪深い連中がいましたので、晒し上げた上で、アク禁とします。昨日のエントリーのコメント欄は残しますが、糞WiiUとtokyotarachanです。今後、両者が書き込んだ場合は、見つけ次第、即削除します。


 昨日の両名のコメントは「プロパガンダ」のケーススタディとして有益であるため、残しておきます。

 コメント欄で両名のデマゴギーはデータに基づいて否定されていますが、エントリーでも今後のエビデンスのために書き記しておきたいと思います。


【平成26年3月28日 甲状腺結節性疾患追跡調査事業結果(速報)について(お知らせ)】 
https://www.env.go.jp/press/17965.html
『福島県が行う県民健康管理調査の一環として18歳以下の者に行っている甲状腺超音波検査において約40%の住民について5.0mm以下の結節又は20.0mm以下ののう胞(以下「A2判定」という。)が認められた。この状況を受け、平成24年度甲状腺結節性疾患有所見率等調査事業(以下「3県調査」という。)として、福島県以外の地域(青森、山梨、長崎)において、18歳以下の者を対象に甲状腺超音波検査を行った結果、56.5%の割合でA2判定の者が認められました。また、"5.1mm以上の結節又は20.1mm以上ののう胞が認められた者及びA2判定の内容であっても甲状腺の状態等から精密検査を要すると判断された者"(以下「B判定」という。)は福島県民健康管理調査では、約0.7%に認められましたが、三県調査では、約1.0%(44名)に認められました。』


A2判定:5.0mm以下の結節又は20.0mm以下ののう胞が認められる者
B判定:5.1mm以上の結節又は20.1mm以上ののう胞が認められた者及びA2判定の内容であっても甲状腺の状態等から精密検査を要すると判断された者


 上記の通り、

●福島県の甲状腺超音波検査(18歳以下) 約40%がA2判定 0.7%がB判定
●福島県以外(青森、山梨、長崎)の甲状腺超音波検査(18歳以下) 約56.5%がA2判定 約1%がB判定


 という調査結果が出ています。


 細かい数字を書いておくと、福島県外が4,365人のうち、B(もしくはC)判定が44人 約1%。福島県が269,354人のうち、B(もしくはC)1,796人  0.66%。

 福島県外のさらに細かい数字を書くと、
●青森県(弘前市) 1630人のうち、B(もしくはC)21人 1.3%
●山梨県(甲府市) 1366人のうち、B(もしくはC)15人 1.1%
●長崎県(長崎市) 1369人のうち、B(もしくはC)8人 0.6%


 上記の通り、島県で甲状腺がんが増加しているという事実はありません


(参考記事)【最近の甲状腺検査をめぐる報道について(平成26年3月 環境省総合環境政策局環境保健部)】
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/hodo_1403-1.html
『環境省総合環境政策局環境保健部.
 平成26年3月11日(火)に放映されたTV朝日の番組「報道ステーション」において、福島県「県民健康管理調査」のうち甲状腺検査(以下単に「甲状腺検査」とします。)について報道がなされましたが、事実関係に誤解を生ずるおそれもあるので、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。.
1.甲状腺検査の結果と福島第一原子力発電所事故との因果関係について
 甲状腺検査をきっかけに甲状腺がんと診断された方について、世界保健機関(WHO)や国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))等の国際機関や、平成26年2月に環境省等が開催した「放射線と甲状腺がんに関する国際ワークショップ」に参加した国内外の専門家からは「原発事故によるものとは考えにくい」とされています

 その理由としては、 これまでに行った調査によると原発周辺地域の子ども達の甲状腺被ばく線量は総じて少ないこと、がんが見つかった方の事故時の年齢は、放射線に対する感受性が高いとされる幼児期でなく、既知の知見と同様、10歳代に多く見られたこと、甲状腺がんの頻度については、限られた数ではあるが、無症状の子どもに甲状腺検査を実施した過去の例でも同じような頻度で見つかっていること、等があげられており、本報道で中心的に示された、小児甲状腺がんの潜伏期は最短でも4~5年と言われていることのみを持って判断がなされているわけではありません。(後略)』


 糞WiiU、tokyotarachanに代表される「悪質で罪深い連中」は、データに基づく事実を無視し、
他の地域との比較をしない
それまで調査していなかった調査をし、B判定者、C判定者が判明した結果を受け、『福島で甲状腺がん急増!』といった論じ方をする」
割合を無視し、『福島で1796人が甲状腺がんのB判定!』といった論じ方をする」
 と、極めて卑劣なデマゴギーを流します。


 何よりもわたくしが激怒しているのは、彼らが「福島で、がんが増えていますように」と、同じ国民の健康被害を期待しているとしか思えない論じ方をしている点です。2013年1月の都知事選挙のとき、報道ステーションの討論で宇都宮健児氏が、福島でがん患者等が増えていない事実を指摘され、
「数年経てば真実が分かりますよ」
 と、あたかも「将来、福島でがん患者が増えますように」と「期待」しているような発言をしたときも、正直、心底から怒りの感情がわき起こってきました。


 同じ日本国民である福島県民を、何だと思っているのですか


 無論、事実として福島原発後に甲状腺がんが増えた等の調査結果があるならば、対策を講じるべきですが、現実は違います。それにも関わらず、昨日取り上げた講演の質問者のように、
「福島第一原発の後、福島で甲状腺がんが急増していることをどう思いますか?」
 などと、断定的な主張をする人は、「自分たちの政治的目的を果たすために、「ウソ」を言い、同時に福島の方々を貶める形で利用している」と断ぜざるを得ないのです。(というわけで、昨日も書いた通り、即座に、容赦なく、断固として訂正致します)


 同じ日本国民を貶めるようなデマゴギーには、三橋貴明はデータに基づき断固として反論していきます。本ブログでは、今後も糞WiiUやtokyotarachanのような卑劣なデマゴーグに対し、容赦なく対応しますのでご承知おきください。


本日のエントリーの主旨にご賛同下さる方は、
このリンクをクリックを!
新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

新世紀のビッグブラザーへ blog
◆関連ブログ

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

◆三橋貴明関連情報

Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中

新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。