株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チャンネルAJER更新しました!
『経済力の正体①』三橋貴明 AJER2015.4.21(7)

https://youtu.be/gWHDwLEE4fs
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一般参加可能な講演会

5月9日(土) 熊本市国際交流会館 18時00分より三橋貴明講演「日本と台湾の明るい未来を築くためには
5月15日(金) 19時30分より『Voice』特別シンポジウム『日本の資本主義は大丈夫か――グローバリズムと格差社会化に抗して』
パネリスト:小浜逸郎、三橋貴明、中野剛志
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 


 本日は23時からFMフジ「なんでもカウンセリング~You&Me~ 」に出演します。
http://jupiter.jp.net/news/2014/03/18/483/


チャンネル桜日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」 に出演しました。


1/3【討論!】再び、反日メディアを暴く[桜H27/4/25]
https://youtu.be/p4QdtoFC5vQ
2/3【討論!】再び、反日メディアを暴く[桜H27/4/25]
https://youtu.be/t69y-Ee1j0E
3/3【討論!】再び、反日メディアを暴く[桜H27/4/25]
https://youtu.be/OFLPXSckrgE


 さて、なぜ岩手県が国際リニアコライダーの建設候補地になっているかといえば、ILCを建設するためには、
「人工振動がない」
「活断層がない」
 といった条件を満たす、安定的な岩盤が必要になるためです。例えば、車の振動が伝わるだけで、ナノサイズのビームコントロールは不可能になってしまいます。


 というわけで、現在、上記の条件を満たす北上山地、岩手県の奥州市と一関市にまたがるエリアが建設候補地となっているわけです。同地域は、50キロメートルに渡る広大な花崗岩で形成され、活断層もなく、地盤が安定しています。


 しかも、仙台という東北の中心都市から比較的近く、大船渡港などの港湾からのアクセスも良いと、いう事なしです。


 さらに言えば、東日本大震災からの復興という観点からも、ILCは岩手県で建設するべきだと確信します。


 野村総研の試算によると、ILCの建設により、建設段階から運用段階に至る30年間で、全国ベースで約25万人もの雇用機会が創出されるとののです。


 また、公益社団法人日本生産性本部は、ILCを日本に建設した場合、我が国の産業界に起きるイノベーション(経営革新)の経済効果として、一次効果と二次効果を合わせると、30年間で計44.7兆円にも達すると試算しています。


 では、費用は?


<ILC>施設建設費1兆912億円と試算
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150422_33005.html
 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」計画に関する文部科学省の有識者会議の第3回会合が21日、同省であり、総建設費が現時点で約1兆912億円になると報告された。研究者グループが算出していた加速器本体などの工事費に人件費を加えた。
 研究者グループがまとめた技術設計報告書の試算を踏まえ、有識者会議の部会が見積もった。内訳は加速器本体工事8309億円、測定器766億円、人件費1837億円。建設地が未確定のため、用地取得費とアクセス道路やライフラインの整備費などは積算されなかった。
 ILC施設の年間運転経費については光熱費約390億円、人件費約101億円の計約491億円になると報告された。(後略)』


 4月21日、文部省のILC有識者会議が第三回会合を開き、総建設費が現時点で約1兆912億円になると報告されました。


 有識者会議は15年末までに結果をまとめ、安倍政権に提出することになっています。


 実は、ILCを巡ってはすでに「財政問題」がネックとなり、欧米が引き気味なのです。あるいは、一部の新聞では、すでに「財政状況が課題だ」といった表現が使われ始めています。


 総建設費が確定したことで、今後、いくつかのメディアで、
1兆円ものカネを出し、超大型加速器などというわけのわからないモノを作るのか! ムダだ!
 といった主張が、例によって「経済効果」や「ILCの人類にとっての価値」は無視して展開される空気が濃厚なのです。


 これまでは、ILC自体が国民に知られておらず、金額も確定していなかったため、「ILCなどムダだ! ザイセイガー」のレトリックが使用しにくい状況にあったのです。とはいえ、今後は違うでしょう。


 わたくしは基本的には楽観的な人間で、祖国日本の将来的な、というか「最終的な」繁栄を疑ったことはないのですが、さすがに、
「財政問題があるため、ILCの日本誘致は取りやめる」
 などと政府にやられた日には、間違いなく絶望的な気分に陥ってしまうでしょう


 ILCが岩手に建設されるか否かは、我が国の将来に決定的な影響を与えます。とはいえ、日本のマスコミはまともに報道しようとしないため、恐らく国民の日本が「ILC? 何それ? 美味しいの?」状況でしょう。


 まずは、ILCについて知って頂き、是非とも「誘致賛成」の声を上げて頂きたいと思います。


「ILCの岩手建設を支持する!」に、ご賛同下さる方は、
このリンクをクリックを!
新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

新世紀のビッグブラザーへ blog
◆関連ブログ

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

◆三橋貴明関連情報

Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中

新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。