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チャンネルAJER更新しました!

『日本の問題①』三橋貴明 AJER2014.5.20(3)

http://youtu.be/hAhKKDm7GcA

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5月29日(木)名古屋青年会議所主催「経済のあり方を考える」(会場:愛知県名古屋市)
講演者:三橋貴明、パネリスト:三橋貴明、渡邉哲也、小幡績
お申込み・詳細は 
https://www.nagoyajc.or.jp/64nendo/

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 珍しく、記事がないエントリー。


 明日、7時からTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。結局、ゆっくり寝れるのは今日だけでございました。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/
 また、明日のチャンネル桜「桜プロジェクト」にゲスト出演します。テーマは「電力崩壊! 原発ゼロの真実」でございます。本の宣伝ではなく、大飯原発の地裁判決の問題を取り上げます。(信じがたいでしょうが、そのあと桜の移民討論の収録で、さらにそのあと「月間三橋」の収録です。喋りっぱなしでございますな)


 昨日、テレビ愛知の「激論コロシアム 」に出演したわけですが、懐かしのゴールデンアワー組が三名も揃うという奇跡が起きました。まあ、それはどうでもいいのですが、幕間で石原さんや堀さん、井上さんと、
「以前は【国益】という言葉を使うと、右翼だなんだ言われた。時代は変わったよね~
 という話をしていました。


 わたくしも、某出版社(朝日系)で、
日本国民と書くと、やめて下さいと言われました。日本人と書けと。もちろん、拒否しましたが」
 というエピソードをご紹介したら、井上さんが、
「日本国民でも日本人でもなく、【日本人民】と書け、という話なんだよ
 と、仰ったので、超ウケました。


 何を言いたいかと言えば、時代はまるで停止しているかのごとく見えますが、実際には動いているという話。現在の日本で、【国益】【日本国民】という言葉を咎めた日には、逆にバカにされることになるでしょう。(五年前くらいは、本当に【国益】を使うのが憚られる空気だったのです。思い出して下さい)


 別に、
「グレートリセット!」
 とか、革命をやりたいわけではないので、以前も書きましたが「泥の海をかき分けて進む」しかないのです。無論、現在の日本は左翼(大飯原発訴訟の原告者たち等)や新古典派的な構造改革主義者(代表はもちろんパソナ取締役会長の竹中平蔵氏)の挟まれて、双方から「悪しき改革」を迫られている状況ですが、それでも正しいことをやるしかないのです。理由は、やるしかないためです


 自慢じゃないですが、わたくしはサラリーマン時代、売れもしないIT製品の営業やマーケティングの仕事で地獄を見続けました(要は、売れない)。シスコ・システムズにでも転職すれば、「売れる営業」を経験することになったでしょうが、なぜかわたくしが務めた会社は、常に「王者シスコ」のコンペ(競合相手)でした。それゆえに、少々のことではへこたれませんですよ。


 某ベストセラー漫画ではありませんが、
「何言っているんだ。俺たちはずっと負け続けてきたじゃないか
 てなもんでございます。ほとんど勝ったことがなく、勝ったと思っては裏切られ、失望し、うつむきたくなるかも知れません。 


 それでもやるのです。価値ある日本を将来に残したいならば


 一つだけ「有利」な点があるとしたら、わたくし達は「彼ら」よりも年下という点です。「彼ら」はわたくし達よりも先にこの世を去ります。すなわち、時間はわたくしたちの味方です。時間という「最強の味方」がついている以上、へこたれる暇はないのでございますよ(もっとも、わたくしの鈍感力は日本ベスト10に入れるレベルだと確信はしておりますが)。


 昨日のエントリー「欧州議会選挙」が象徴ではございますが、現代とは「グローバリズム」と「ナショナリズム」がせめぎ合いを続けている「世界」なのです。しかも、ナショナリズム的な国家(例えばロシア)ですら、別に無条件に日本の味方になってくれるわけではありません。


 そもそも、ナショナリズム(国民意識)とは、「国家」「国民」を意識せざるを得ない環境という話なので、
「日本国以外は全て敵国か、もしくは仮想敵国」
 という状況にならざるを得ないのです。もちろん、「自国以外は全て敵国か、もしくは仮想敵国」というのは、別に日本に限った話ではなく、あらゆる世界の国々がそうなるという話です。


 混沌とする世界の中、我が国が「味方にするべき国々」、あるいは「味方になってくれる国々」は明白になりつつあります。ロシアというよりは、台湾からインドにかけた東南アジア、南アジアの国々です。


 理由は、別に、
「彼の国々は親日だから」
 といった、ナイーブ(幼稚)な話ではなく、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、バングラディッシュ、インドという国々が、我が国と「共通する国益が多い」ためでございます。日本にとって、中東からインド洋、マラッカ海峡、南シナ海、バシー海峡から太平洋に抜けるルートは、まさに「決定的なシーレーン」です。このルートを抑えられると、原油の中東依存度が90%近い我が国の経済は「停止」します。


 すなわち、昨日の「激論コロシアム」でも散々にやり合いましたが、台湾の問題は「我が国の安全保障」と直結するのです。台湾の行く末は、日本国にとって決して他人事ではありません。


 とは言え、過去の日本国民は上記のことを考えることすらなく、お花畑的「平和な世界」で生き続けてきました。結果的に、思考の型式も「お花畑」に凝固されてしまっているように見えます。


 が、所詮は「思考の型式」の問題ですので、「言論」により状況を変えることはできます。別に、テレビに出る機会がある人々だけではなく、一般の方が声を出すことで状況は変えられます。逆に、一般の日本国民が自らの意志を表明しない限り、状況は変わらないでしょう。


 もっとも、先にも書いた通り「状況」は変わってきています。だからこそ、この動きを加速するために「日本国民一人一人が動き出す時が来た」と確信しているのです。
 日本国にとって後戻りができない分岐路、いわゆる「ポイント・オブ・ノーリターン」は確実に迫りつつあります。

 とはいえ、歴史とは人間が紡ぐものである以上、真の意味で「ポイント・オブ・ノーリターン」というものは、本来は存在しえないのです。わたくしたちが諦めたとき、「ポイント・オブ・ノーリターン」は正真正銘の「ポイント・オブ・ノーリターン」になるのでございますよ。
 
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