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『三つの対立(前編)①』三橋貴明 AJER2014.4.8(7)

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 本日はチャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」 」の収録があります。これで三週間連続になります(放映は土曜日)。三橋の顔を見るのを飽きた方がいらっしゃるかもしれませんが、まことに申し訳ありません。なぜか、テーマ的に出演可能な討論収録のスケジュールがスポッと空いているところ狙い撃ちに来るのです。
 テーマが「女性討論「女にとっての日本」」とかだったら、スケジュールが空いていても出ないんですけどね。


 巻頭連載中のWiLLから緊急で「移民問題」について書いてほしいと頼まれ、昨日、送ったのですが、花田氏や編集氏から容赦なく追記の要請が来ました。というわけで、本日は早急にWiLLの追記を書かなければならないので、ブログは短め。


中国、台湾の「協定監視新法」の動き牽制 「協議の進展妨げる」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/chn14041614100007-n1.htm
 中国国務院(政府)台湾事務弁公室の范麗青報道官は16日の記者会見で、台湾の政府が中台協議を監視する新法の制定に向けた作業を進めていることについて「(中台)両岸の平等な協議の正常な進展が妨げられるべきではない」と警戒感を示し、こうした動きを牽制(けんせい)した。
 新法は、台湾と中国が結んだ「サービス貿易協定」の承認を阻止するため立法院(国会)の議場占拠を続けていた台湾の学生の求めに応じ、行政院(内閣)が法案を立法院に提出した。』


 三橋は今月後半に台湾に取材に行くのですが、そもそもは「移民問題」の調査でございます。とはいえ、タイミング的に、まだまだ台北はざわついていることでしょう。


 問題の台中サービス貿易協定について、王金平立法院長(国会議長)が、4月6日に、
両岸(中台)協議を監視する法案が成立するまで協定を再審議しない
 と宣言したことを受け、立法院を選挙制ていた学生・市民たちは10日夜に議場から退去しました。


 とはいえ、馬総統は同日、学生らの議場占拠について、
「正常な民主国家では受け入れられないことだ」
 と発言しており、協定の議会承認を実現するため「全力を尽くす」とまで語っています。まだまだ、状況は予断を許さないといったところでしょう。


 台湾の学生たちは、立法院を去る際に、
国家の安全や民主と自由は必ず守られるべきだ
台湾は主権国家。地位の矮小化は認められない」
 などと求める意見書を発表しました。


「台湾は主権国家」


 普通に主権国家(一応)である日本国の国民が、台湾の人々の気持ちを心底から理解することはできないのでしょう。それでも、あえて書きます。台湾の学生たちは「立派」だと思うのです


 中国共産党は、台湾立法院で台中サービス貿易協定を監視する「協定監視新法」の審議が始まろうとしていることについて、「協議の進展妨げる」と反発しています。「自由貿易協定」である台中サービス貿易協定を「台湾国民」が阻止しようとしたことについて、共産独裁国の政府が反発する。まさに、現代の世界を象徴するようなイベントだと思います。


 冷戦が終わり、西側の資本主義対東側の共産主義の戦いをは幕を閉じました。あれから二十年が過ぎ去り、現在は「グローバリズム対国民」の争いが苛烈化しているのです。一応、東側に属していたはずの中国共産党(中国人民ではありません)が「グローバリズム」側につき、同じく東側に属していたはずのロシアが「ナショナリズム」的な動きを強めている。実に興味深い話でございます。


 冷戦が長く続いたこともあり、未だに中国共産党がアメリカ(のグローバリストたち)と対立していると勘違いしている人が少なくないでしょう。とはいえ、現実には中国共産党とグローバル投資家たちは、普通に手を組み「ビジネス」をしているのです。


 安倍政権が進めている各種の政策、つまりは「TPP」「消費増税」「法人減税」「国家戦略特区」「雇用規制の緩和」「扶養控除縮小・廃止」「外国人労働者」そして「移民政策」などは、間違いなく上記の「グローバリズム対国民」の対立の一部です。


私は瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい資本主義があるだろうと思っています。自由な競争と開かれた経済を重視しつつ、しかし、ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義ではなく、道義を重んじ、真の豊かさを知る、瑞穂の国には瑞穂の国にふさわしい市場主義の形があります。
 安倍家のルーツは長門市、かつての油谷町です。そこには、棚田があります。日本海に面していて、水を張っているときは、ひとつひとつの棚田に月が映り、遠くの漁り火が映り、それは息を飲むほど美しい。
 棚田は労働生産性も低く、経済合理性からすればナンセンスかも知れません。しかし、この美しい棚田があってこそ、私の故郷なのです。そして、その田園風景があってこそ、麗しい日本ではないかと思います。市場主義の中で、伝統、文化、地域が重んじられる、瑞穂の国にふさわしい経済のあり方を考えていきたいと思います。(安倍晋三自民党総裁(当時)「文芸春秋2013年1月号」より)」


 現在の安倍内閣は、「瑞穂の国にふさわしい市場主義」ではなく、「ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義」の路線を進んでいるように見えます。総理の「瑞穂の国の資本主義」という言葉を信じて第二次安倍政権発足のために尽力した身としては、裏切られた気分でございます


 というわけで、真の意味で「瑞穂の国にふさわしい市場主義」を取り戻すべく、三橋貴明は国民主権国家日本の「国民」として行動させて頂きます

「真の瑞穂の国の資本主義を取り戻そう!」にご賛同下さる方は、 ↓このリンクをクリックを 
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