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チャンネルAJER更新しました。

『ドイツのユーロ(後編)①』三橋貴明 AJER2013.4.16(1)

http://youtu.be/EfAWKK9ulaE

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三橋貴明の「新」日本経済新聞のフェイスブックのページができました!https://www.facebook.com/mitsuhashipress
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5月3日 憲法記念日特別講演 教育・経済再生シンポジウムin行橋

開場:13:30 開演:14:00 場所:コスメイト行橋

弁士:三橋貴明 赤池誠章 小坪慎也 入場無料!です。

フライヤーはこちら 、詳細はこちら  です。

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 突然ですが、本日、TBSの「ひるおび」(11:00-)にビデオ出演いたします。北朝鮮・韓国と日本経済の話なので、それほど長くはないと思いますが。
http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/


 明日は福岡県行橋市で講演です。(5月3日 憲法記念日特別講演 教育・経済再生シンポジウムin行橋
 開場は13:30、開演は14:00、場所はコスメイト行橋になります。弁士は三橋貴明、赤池誠章先生、小坪慎也先生、で入場無料!でございます。
 詳細は以下をご確認下さいませ。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_42.html#May3


 チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演しました。キャスターのお仕事です。


【メガソーラー】エネルギー安保とショック・ドクトリン[桜H25/5/1]
http://youtu.be/NhRRNcW2vQw
【明るい経済教室】国民経済のパラサイト、レントシーキングという虚業志向[桜H25/5/1]
http://youtu.be/UM03d6jLZYM
【ユーロ解体】緊縮財政の副作用に気付いたものの...[桜H25/5/1]
http://youtu.be/YAE1DXgPdFE


 さて、「ひるおび」にもグラフが登場するかも知れませんが、最近、日韓両国の株式市場の「差」が明確になっており、比較すると結構すごいです。(昨年までは、真逆の状況だったのでしょうけれども)


【過去五か月間の日米韓株式市場の推移】
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桃:日経平均
橙:NYダウ
青:韓国総合株価指数


 現在の韓国は、
「国内の不動産バブル頭打ちによる経済のデフレ化」
「アベノミクスの結果としての円安による、大手輸出企業の競争力低下」
「北朝鮮問題」
 と、少なくとも三つの内憂外患を抱えています。特に、個人的に注目しているのは、韓国経済のデフレ化です。


韓国大企業の潜在不良債権、4兆円超か
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/01/2013050100413.html
 韓国で建設、造船、化学などの大企業の経営環境が悪化する中、銀行が大企業に行った融資、または支払い保証をを行った債権のうち、不良債権化の恐れがある潜在不良債権が48兆ウォン(約4兆2000億円)に達することが分かった。
 韓国銀行は30日、国会に提出した「金融安定報告書」で、昨年末現在で銀行の大企業に対する与信(融資、社債引き受け、支払い保証)は221兆ウォン(約19兆5000億円)で、うち回収不能に陥るリスクがある潜在不良債権が全体の21.7%に上るとの分析を示した。
 韓国の銀行が融資を行った大企業約4000社のうち、延滞債権は27兆5000億ウォン(約2兆4000億円)で、営業利益で利払いも賄えない状態が3期連続続くなど「限界企業」に対する債権は32兆2000億ウォン(約2兆8000億円)と推定される。このうち、両条件にいずれも該当する債権11兆6000億ウォン(約1兆円)は回収不能となるリスクが非常に高いと分析された。
 潜在不良債権の規模を業種別に見ると、建設の9兆3000億ウォン(約8200億円)が最も多く、次いで化学の6兆4000億ウォン(約5700億円)、電子の4兆6000億ウォン(約4100億円)、鉄鋼の4兆3000億ウォン(約3800億円)、卸小売りの3兆9000億ウォン(約3450億円)の順となっている。
 報告書は「最近大企業の延滞率が急激に上昇したのは、不動産市場の低迷が続き、インフラ投資が減少したことで、建設業界の資金難が深刻となり、経営困難の建設業者を系列企業として抱える大企業グループで不良債権が増えたため」と分析した。』


 当たり前ですが、不動産市場が低迷している以上、不良債権(潜在不良債権)の規模は建設産業が最も大きくなるわけです。逆に言えば、建設産業の不良債権が拡大しているということこそ、韓国の不動産バブル崩壊の証と言えます。


 昨年、ソウル市内のマンション価格がアジア通貨危機の98年時以降で、最も激しく値下がりしました。ソウル市内のマンション平均価格は4.5%下落、アジア通貨危機時(マイナス14.6%)以来、最大の下げ幅になったのです。


 不動産バブルが崩壊(まだまだ甘い下落率ですが)すると、債務者は借金返済を始めます。あるいは、銀行側が不良債権化を恐れてカネを貸し出さなくなります。結果的に「消費」や「投資」としておカネが使われなくなり、物価が下がり、所得が縮小していくのはご存じの通り。


 韓国の現在の物価動向ですが、4月の消費者物価指数は前年比で1.2%でした。(前月比はマイナス0.1%)


 韓国はすでに半年くらい、消費者物価指数が前年比1%台という、同国としては信じられないような「低インフレ率」を続けているのです。デフレ化の兆項である可能性は、極めて高いです。


 あまり注目されませんが、現在のウォン高円安には、物価上昇率の低迷により韓国の実質金利が上がり、「実質金利で見た日韓の金利差」が縮小していることもあるように思えます。


 韓国はグローバリズムの優等生としては、日本の先輩になりますが(「韓国は日本の先を行っている!」で合っていますよ。ことグローバル化に関しては)、デフレ化では日本の後を追う形になります。と言いますか、日本は世界で最も早くバブル崩壊とデフレ経済に突入したわけでございますが。


 先日のBSフジ「プライムニュース」を見た方は同じ感想を持たれたと思いますが、韓国経済が不調となると、
「日本と韓国がお互いに助け合っていこう。これからはLOVEの精神で」 
 などと、現実には有り得ない妄想チックなフレーズを口にする人がでてきます。バカバカしい限りです。マキアヴェリではないですが、
隣国を助ける国は滅びる
 のでございます。


 しかも、靖国問題で日本に内政干渉をしまくっている国と、 何故に日本が「助け合い(と言いつつ、一方的に助けさせられる)」をやらなければならないのか、全く理解できません。


 さらに言えば、問題は「デフレ」なのです。日本と韓国が共にデフレに陥ったとして、解決策を「互いへの輸出」に求めてしまうと、通貨安戦争や近隣窮乏化の道へと進んでしまいます。プライムニュースの最後でパネルに書きましたが、日韓両国ともに必要なのは、
内需中心
 の精神なのです。


 デフレの国同士が互いに貿易を増やすと、結局は「互いの雇用、所得の奪い合い」に進まざるを得ず、関係はより「敵対化」してしまいます。というわけで、わたくしは「日韓友好」のために、韓国に対し、
「もう日本を見るのはやめてくれ。これからは互いに内需中心で国民経済を成長させようではないか
 と言っているわけでございます。
 もっとも、韓国の場合はすでに手遅れのように思えますが。


「内需中心の成長を!」に、ご賛同下さる方は、

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