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チャンネルAJER更新しました。
『三橋貴明のギリシャ紀行(後編)①』三橋貴明 AJER2012.10.23(1)
http://youtu.be/7824Ar8qJkQ
『三橋貴明のギリシャ紀行(後編)②』三橋貴明 AJER2012.10.23(2)
http://youtu.be/B1Brp4qsEqo
後編がアップされました!

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【11月29日(木)国家ビジョン研究会シンポジウム(司会:三橋貴明)】
http://www.kokka-vision.jp/
 日時:11月29日(木)13時~17時 会場:衆議院第一議員会館
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藤井聡京都大学教授 平成24年度総選挙に向けてのFacebook発信記録
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/general-election
是清プロジェクト開催中!(場所が変わりました)
https://m-keizaijuku.com/event
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 三橋経済塾で進行中の「是清プロジェクト」ですが、場所がコミュニティからイベントに変わりました。
https://m-keizaijuku.com/event
 一週間ほどで「ビジョン」「目標」、さらに目標をブレイクダウンした「テーマ」を決め、スレッドを分けていきましょう。ご提案があった通り、各テーマごとに担当責任者を決めて進めていきたいと思います。
  
 本日もテレビ愛知「山浦ひさしのトコトン 1スタ」(13時から)でジェームス・スキナー氏に対し吠えています。わたくしはテレビ討論でプロレスをすることはございません。常にガチンコです。時折、空気を読んでしまうのを反省しているのですが、討論相手から何を思われようと、全然平気です。何しろ、わたくしの仕事はタレントではないのです。


 何を言いたいかと言えば、別に「テレビに出ること」がお仕事ではないという話です。業界の「空気」とかは知ったことではございませんので、昨日のTVタックルのように、安易に「バラマキ」といった言葉を使い、自民党の国土強靭化等をの公共事業を否定するような人たちに、
バラマキの定義をしましょうよ
公共事業は現実には半分に減らされて、国民の生命や安全が危険にさらされているんですよ
 と容赦なく畳み掛け、公共事業否定という「空気」を否定するのも仕事の一つだと思っているわけです。


 出演してみれば分かりますが、テレビ業界の収録現場では、自民党や公共事業を否定する「空気」が本当にあります。とはいえ、まさに「空気」ですので、こちらが「定義」と「数値データ」で返すと、相手は一言もありません(もしくは切れる)。左翼と違い、彼らは理論武装していません。


 というわけで、テレビに出演される自民党の皆様も、「定義」と「数値データ」で立ち向かうようにされればよろしいのではないかと。わたくしの場合、御公家様方式でおとなしく戦い、敗れ去るよりは、相手を叩きのめし、「嫌な奴」だと思われても「勝利」を欲します。政治家さんが同じことをやるわけにはいかないと思いますが、「レトリック」はご活用下さいませ。


 左翼(というか反日の連中)は間違った情報を「レトリック」により社会に浸透させようとしますが、こちらは正しいことに「レトリック」を用いればいいのです。


 テレビ番組で、安倍総理じゃなかった、安倍総裁の持病について揶揄するような人物がいたら、容赦なく、
「公共の電波で特定の病気や病気を患った人をあげつらうのは、明確な人権侵害です。視聴者の皆さん、BPOに通報してください」
 と言うべきです。さらに、世襲制批判をする連中に対しては、
親の職業で、子供の職業を制限するとは! 明らかな憲法違反、民法違反だろ! 日本が民主主義国家だということを知っているのか?」
 とやるべきです。


 公共事業関係では、
「日本の国土面積は世界のわずか0.25%。それに対し、マグニチュード6以上の大地震の20%が日本で起きているんです! 国土は細長い弓型で、七割が山地。さらに台風が来る。川が急流で短い。雨季(梅雨)もある。少し豪雨になるだけで、あっという間に土砂災害、水害が発生します。加えて、豪雪地帯はあるし、火山はあるし、平野の地盤は軟弱で、あっという間に液状化。日本はまさに自然災害のデパートです。
 それに対し、フランスはアルプス方面を除くと、地震がありません。地震が少ないんじゃないんです。無いんです。しかも、国土の七割が平地で、川は長い距離をゆった~りと流れていきます。台風も来ないので、水害など発生しません。
 そのフランスと、日本の公共投資対GDP比率が4%台と、ほぼ並んでいる。これは率直に言って、『国家的自殺』ですよ
 というレトリックを、講演のたびに必ず使うようにしています。


 そして、公共事業否定の「否定」に加え重要になるのが、ジェームス・スキナーではないですが、「デフレ肯定」「インフレ嫌悪」という「空気」です。彼らもやはり、定義や数値データではなく「空気」もしくはフレーズ、印象論、抽象論で攻めてきます。先日の毎日新聞の記事にあった「日本銀行の独立性懸念」「国債の信用が失われる懸念」「放漫財政に繋がる懸念」、さらには朝日新聞の「安倍バブル」が典型です。


野田首相内政懇要旨
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b6%d8%a4%b8%bc%ea&k=201211/2012111901247
【日銀】禁じ手だ。借金を積み重ねて、借金まみれで経済対策を打ち、それを日銀に引き受けさせるというやり方は、あってはならない経済政策だ。』


 昨日も書いた通り、経済とは「経世済民」の略です。経世済民とは、民を救うための政(まつりごと)を意味しています。家計や企業ではないので、政府の場合は、
「借金を減らすこと」「借金をしないこと」
 が必ずしも善にはなりません。なぜならば、家計や企業とは「目的」が違うためです。というより、家計はともかく、企業にしても「成長のための銀行融資と投資」は必須です。借金を否定する人は、資本主義の否定どころか「通貨」の否定でもあるので(ご存じ、通貨は日銀の負債)、一人で自給自足の生活でも始めて下さい。


 政府は「経世済民」の目的を果たすために、通貨発行権を有しています。「借金」など、それが自国通貨建てである限り、必要があれば(経世済民の目的を果たすためであれば)通貨発行で返済してしまえばいいのです。すなわち、中央銀行の国債買取です。


 しかも、現在は普通に日本銀行が国債を買い取っているわけでございます。日銀の国債買取を「禁じ手」というのであれば、野田政権時代に数十兆円の「禁じ手」が使われたことになります。野田総理はこの事実について、いかに説明するのでしょうか。


 また、安倍総裁は「日銀の国債直接引き受け」などとは一言も言っていませんが、その種の印象操作が行われている点にも注意する必要があります。ちなみに、普通に銀行から日銀が国債を買い取っても、日銀直接引受と経済的な効果は同じです。直接引受は、単に「特別な事由があるとき、国会の議決をすればやっていいよ」という法律になっているので、手続き的に面倒くさいです。


 別に、わざわざ国会決議なぞせんでも、普通に政府が建設国債を発行し、国土強靭化を実施し、発行された建設国債を日銀が「銀行から」買い取ればいいのです。繰り返しますが、日銀直接引き受けと経済的効果は同じです。


 それにしても、野田総理のコメントを読むと、先日の前原氏の「公共事業削減したぜ、すげーだろ」と同じく、全く「国民経済」について理解していないのが分かります。この種の方には、過去の先人の言葉に是非とも耳を傾けて欲しいと思うわけです。


緊縮という問題を論ずるに当たっては、先づ国の経済と個人経済との区別を明らかにせねばならぬ。


 上記はもちろん、世界恐慌という「超デフレ」から日本経済を救い出した、高橋是清の言葉です(詳しくは「コレキヨの恋文 」をお読みくださいませ)。安倍総裁と自民党が訴えている政策は、基本的には是清の「正しく、実績のあるデフレ対策」と同じになります。


 過去に実績があるデフレ対策を否定したいのであれば、印象論や抽象論ではなく、堂々と「定義」と「数値データ」で反論するべきでしょう。一国の総理ともあろうお方が、
「禁じ手だ。あってはならない経済政策だ」
 などと、フレーズと印象論のみでしか語れないなど、情けないと思わないのですか、野田総理



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