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 チャンネルAJER更新しました。
『レントシーキング①』三橋貴明 AJER2012.9.11(4)

http://www.youtube.com/watch?v=IlIbmHwPEfA

『レントシーキング②』三橋貴明 AJER2012.9.11(5)

http://www.youtube.com/watch?v=SNE_s4_UpxA
 さて、「始めましょう」。

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 海竜社「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」ようやくamazon在庫が戻りました。自民党総裁選挙やっている最中に総裁選挙の本の在庫切らしてどうするんだ!と、出版社、取次、amazonと大騒ぎした挙句、ようやく復活です。 (別に○○の陰謀という話ではなく、初動の売れ行きがあまりにも激しかったためです。)


 お読みになられた方はご存じでしょうが、本書は安倍政権末期から、中川昭一元財務大臣がお亡くなりになるまでをモチーフに書かれた一冊になっています。現在の総裁選挙でもまさに使われている数々のプロパガンダ手法、例えばバンドワゴン効果、ネーム・コーリング、カード・スタッキングなどがいかに活用され、安倍政権、麻生政権を苦しめたか。そして、その「黒幕」は誰なのかについて明らかにしています。(「黒幕」は財務省、といったオチではないですよ)


 現在の日本は、冗談でも何でもなく「分岐路」に立っています。今後の日本が繁栄への道を歩むのか、それともこれまで通り縮小衰退の方向に行くのかが、今後数か月、下手をすると今後数日にかかっているわけです
 
 一つだけ、マスコミのプロパガンダ手法を紹介しておくと、例えば以下の記事です。


石破氏支持が11府県連=議員票は安倍氏先行-自民総裁選
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091900872
 自民党総裁選(26日投開票)で支持する候補者を、時事通信が同党の都道府県連幹部を対象に聞いた結果、石破茂前政調会長(55)との回答が最多の11府県に上ったことが19日、分かった。石原伸晃幹事長(55)が4県で続き、安倍晋三元首相(57)は3県、町村信孝元官房長官(67)と林芳正政調会長代理(51)は各1道県だった。一方、国会議員票では安倍氏が40人以上を固めて先行している。
 総裁選は、議員票199票と党員投票に基づく地方票300票の計499票で争われ、地方票の行方が影響するとみられている。各幹部の個人的見解のため、取材結果は都道府県内の投票動向を直接反映するわけではないが、地方組織には石破氏が浸透しつつある状況がうかがえる。(後略)』


 自民党総裁選挙の地方票は、「党員」の投票により決まりますので、「都道府県連幹部を対象」に話を聞いたところで、何の意味もありません。それにも関わらず、時事通信は「都道府県連幹部」を対象にインタビューを行い、しかも先日取り上げた磯崎参議院議員のツイッターの通り、誘導尋問にもならないインチキインタビューをし、
「石破氏支持が11府県連! 地方組織には石破氏が浸透しつつある」
 などと新聞に書くわけです。


 何で、上記のような「インチキ」をやるかと言うと、人々の「勝ち馬に乗る」という心理を利用しようとしているためになります(詳しくは「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」を)。すなわち、バンドワゴン効果です。


 特に、議員票が顕著になりますが、自民党の総裁が誰になるにせよ、その人を「支持したか、否か」により、その後、晴れ舞台に立てるのか、あるいは冷や飯を食わされるのかが決まります。自民党総裁選挙が終わると、一応、誰もが「ノーサイド」と言うでしょうが、現実には「サイド」はあるのです。そりゃあもう、人間だから当たり前です。


 というわけで、議員票で情勢が悪い石破氏は「地方票では有利(※実際には有利でも何でもありませんが)」との報道を繰り返し、「石破優勢!」という流れを作り、議員たちに揺さぶりをかけているわけです。


 なぜ、メディアがここまで「インチキ」をして石破前政調会長を推すのかといえば、以前も書いた通り「安倍総裁だけは、絶対に、絶対に嫌!」という奇妙な人々が大手紙などに少なくないためでしょう。とにかく、安倍総裁、あるいは安倍総理を阻めるのであれば、誰でもいいという連中です。07年総裁選挙で、麻生元総理の勝利を阻むため、ひたすら「福田推し」をしていたのと同じです。


 さらに一つ、理由があるかもしれません。


自民党総裁選 石破茂の弱点は「経済音痴」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120917-00000001-sasahi-pol  
 9月14日に告示された自民党総裁選。立候補した石破茂前政調会長の高支持率を実証するかのように、8月に出版した『国難』(新潮社)が売り上げを伸ばし、発売10日で3刷、2万4千部に達した。
 自民党の次期総裁がポスト野田の最右翼というのは衆目の一致するところだけに、霞が関の官僚たちも石破本には目を通しているようだ。ただ、石破氏は防衛庁長官、防衛相、農水相を歴任したものの、経済閣僚の経験はない。
「防衛色が強く、経済政策や社会保障についてどういう考えを持っているのか、いまひとつ輪郭がはっきりしない」(経済官僚)
 今回の著書でも、そうした分野の細かい政策には触れていない。では、「経済音痴」との評もある石破氏のブレーンは誰なのか。
「経済政策は東大の伊藤元重教授、社会保障政策は慶大の権丈(けんじょう)善一教授の影響を受けています。分類すれば『大きな政府論者』でしょう」(石破氏の側近)』


 すみません。爆笑してしまいました。


 本ブログでは「狼は来るよオジサン」として、嘲笑の的となっていらっしゃる、かの伊藤元重先生がブレーンでいらっしゃるわけですね。ところで、狼はいつ、どうやってくるんですか、伊藤元重先生。


 マクロ経済を全く理解せず、財務省の御用学者代表となっている伊藤先生が、本当に石破前政調会長のブレーンならば、メディアの「石破推し」も分かるというものです。当然、メディアの後ろには財務省がいるわけでございます


 というわけで、自民党総裁選挙は、安倍総理が仰るように、
「消費税を上げる前に、デフレ脱却」
 となるのか、あるいは財務省が望む通り、
「デフレがどうなろうと、14年に消費税増税」
 になるのかが決まってしまう可能性があるわけです。財務省が「後ろ」にいる自民党総裁、さらには内閣総理大臣が誕生したら、14年に「デフレ下の消費税増税」が強行され、日本経済がさらなるデフレの底目がけて墜落していくことになるでしょう。


 日本国民が自分たちの所得を増やすためにも、自民党総裁は「消費税増税前のデフレ脱却」を明確に打ち出していらっしゃる安倍晋三総理でなければならないのです。



「安倍晋三元総理、断固支持!」にご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

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