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Channel AJER更新しました。憲政史家の倉山満氏との対談です。

『特対:「保守」派に喧嘩を売ってみる①』三橋貴明・倉山満http://www.youtube.com/watch?v=YyTxO5gaVIU
『特対:「保守」派に喧嘩を売ってみる②』三橋貴明・倉山満http://www.youtube.com/watch?v=Ru7lH-knRU0
『特対:「保守」派に喧嘩を売ってみる③』三橋貴明・倉山満http://www.youtube.com/watch?v=_Yqrm9bxOko

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8月26日(日)15時-山陽小野田市シンポジウム「企業誘致フォーラム」 開催

9月8日(土)15時45分-長浜市長浜商工会議所主催 講演会「『日本経済ダメ論』のウソ 」開催

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 一昨日のエントリー「ぼくらの日本 」、昨日の夕方に閲覧可能になりました。閲覧不能だった理由は、未だに分かりません。


 さて、熊本の前衆議院議員で、再選のために奮闘されている木原みのる先生(ちなみに同い年)が、
「「近いうちに」今年の流行語に選ばれるに違いない。
 とツイートしていらっしゃり、思わず笑ってしまいました。いや、笑えないんですが


『「近いうち」とはいつ?麻生・安住氏らの解釈
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120809-OYT1T01186.htm
 野田首相が8日の谷垣自民党総裁との会談で「近いうち」の衆院解散を約束したことに関し、民主党と自民、公明両党が9日、その解釈をめぐって綱引きを繰り広げた。
 自民党の麻生元首相は麻生派総会で、「『近いうちに飯を食う』と言ったら、大体、それは2週間かそこらだ。それが社会常識だ」と述べ、今国会の会期末(9月8日)までに解散すべきだとの認識を示した。
 茂木政調会長は党役員会の前に、8日深夜に安住財務相から電話があったことを明かし、「近いうちに食事に」と誘った安住氏に、茂木氏が「『近いうち』とはいつだ」と聞くと、安住氏が「月内」と答えたことを披露した。
 公明党の井上幹事長は両院議員団会議で「解釈は首相と総裁にしか分からないが、常在戦場で気を引き締めて準備してほしい」と語り、選挙準備の加速を指示した。』


 麻生元総理は、
「『近いうちに飯を食う』と言ったら、大体、それは2週間かそこらだ。それが社会常識だ」
 と仰っており、その通りだとは思うのですが、問題は野田総理ではなく「民主党」だと思うわけです。三党の党首会談で何が話され、どのような約束がなされたかは分かりませんが、民主党の議員や「事務局」は解散恐怖症に陥っています。実際、解散総選挙を実施すると、「民主党」というだけで負ける議員が多数出てくるわけです。


 1991年に時の海部首相が総裁選での再選が絶望的になり、解散総選挙に打って出ようとしたとき、結局は内閣総辞職に追い込まれたのを思い出します。何しろ、民主党の代表選挙はすでに一か月に迫っているわけです。

輿石氏「党首交代なら失効」 谷垣氏は猛反発
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012081002000097.html
 民主党の輿石東幹事長は九日の記者会見で、衆院解散時期を「近いうち」とした民主、自民、公明三党首の合意に関し、党首が交代すれば効力を失うとの考えを表明した。九月の民主党代表選、自民党総裁選に言及し「二人とも代わることはないと思うが、いなくなったら終わりだ」と述べた。
 公党間の合意が党首個人の進退によって破棄される可能性に言及した発言で自民党の谷垣禎一総裁は九日夜、BSフジの番組で「政党政治を否定するめちゃくちゃな発言だ。与党幹事長だとは信じられない」と批判した。輿石氏は選挙情勢が不利とみて解散に一貫して反対しており、合意によって高まった早期解散ムードを抑える狙いもありそうだ。』


 前任者のコミットメント(があったのかすら分かりませんが)を後継者が、
「あ、人が変わったから、あれ、なしね」
 とやるのでは、まるで韓国ですが、民主党とは上記の「非常識」を「非常識と思わない」体質があるのは間違いありません。


 例えば、枝野経産大臣は、中部電力の浜岡原発の運転停止の際に、海江田万里経産相(当時)が、
「津波などへの安全対策が完了し、原子力安全・保安院の評価・確認を得たときは運転を再開できる」
 と約束したことについて、
「そのような引き継ぎは受けていない。(当時)官房長官としても、そうした事実は把握していなかった」
 と語っています。


 引き継ぎも何も、
「これらの緊急安全対策の確認結果を踏まえ、現在運転中の原子力発電所について運転を継続すること及び起動を控えている原子力発電所が運転を再開することは安全上支障がないと考える。なお、これらの確認結果については、国として責任を持つものであり、地元の自治体の皆様の理解が得られるよう、原子力安全・保安院から説明させることにする。(中略)このため、6日、中部電力に対し、同発電所について、短期対策だけではなく、防潮堤設置や原子炉建屋の水密化工事などの中長期対策を完了するまでの間、全号機の運転を停止することを求めた。従って、中長期対策が完了したことを原子力安全・保安院が確認できれば、現時点の知見によれば、再起動するのに十分な安全性を備えることとなる。」
 という文書が、経産省に堂々と掲載されているのです。

【緊急安全対策の実施状況、浜岡原子力発電所の停止及び中部地域の電力需給対策について】
http://www.meti.go.jp/speeches/data_ed/ed110509aaaj.html


 文書で残ってたとしても、上記のような「俺、知らないよ」になってしまうのが、民主党という政党なのです。そもそも、民主党とはご存じの通り「選挙互助会」に過ぎず、党の憲法とでも言うべき「綱領」を、今頃作っているような政党です。


 さらに、民主党には自民党の総務会のような政策決定のプロセスがなく、結果的に総理の言っていることと、閣僚の言っていること、党の幹事長が言っていることがそれぞれバラバラというようなケースが頻発しています。「どのように、党の政策を決定するのか」が未だに不明確なわけです。


 野田総理の「近いうち」は、それこそ常識的に言えば「国会会期末(9月8日)までに」を意味すると考えるわけですが、もちろん「そうは考えない」人が多数いるわけです


 本日、社会保障と税の一体改革関連法案が採決されます。自公以外の野党が提出した問責決議案の採決は後回しにされました。ということは、自民党は社会保障と税の一体改革関連法案を可決した後に、問責決議案に賛成票を投じるという路線を進むことになるのだと思います。


 参議院の審議は止まるでしょうが、上記のような「体質」を持つ民主党(くどいですが、野田総理ではなく民主党)を早期の(近いうちの)解散総選挙に追い込めるでしょうか。


 マスコミでは「今秋までに衆院解散」という声が流れていますが、予想通り民主党内では「来夏の衆院議員任期満了まで縛られない」と発言する人が出てくる始末です。


民主党は、自分たちとは違う。常識や仁義を守らない
 上記を前提にことを進めなければ、とてもではないですが民主党を早期解散に追い込むことはできないのではないかと考えるわけです。


「民主党は、自分たちとは違う」にご賛同下さる方はこのリンクをクリックを!

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