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三橋貴明の新刊、続々登場!
チャンネルAJER更新しました。
『中庸① 』三橋貴明 AJER2011.12.13(3)
『中庸②』 三橋貴明 AJER2011.12.13(4)
今回は「中庸」に関するお話。
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12月17日(土) 17:30から渋谷で後援会員限定の、忘年会を兼ねたパーティを開催いたします。
「2011年 年末カジュアルパーティ(忘年会)」https://mitsuhashi-takaaki.jp/forms/party.php
ご来賓は、古谷 経衡様(ライター/日本文化チャンネル桜『さくらじ』パーソナリティ)、saya様(シンガー/チャンネル桜『田母神塾』『桜ものがたり』『さくらじ』レギュラー)のお二人になります
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李白社から新刊「大恐慌情報の虚(ウソ)と実(マコト)」発売しました!
※早くもamazon品切れのようです。まことに申し訳ありません。
今週土曜日(12月17日) 17:30から渋谷で後援会員限定の、忘年会を兼ねたパーティを開催いたします。三橋経済塾の後になりますので、懇親会兼でございます。
「2011年 年末カジュアルパーティ(忘年会
)」https://mitsuhashi-takaaki.jp/forms/party.php
今回のご来賓は、古谷 経衡様(ライター/日本文化チャンネル桜『さくらじ』パーソナリティ)、saya様(シンガー/チャンネル桜『田母神塾』『桜ものがたり』『さくらじ』レギュラー)のお二人になります。
昨日、本日、明日と、三日連続でテレビ出演(収録)です・・・・。疲労がたまりすぎたのか、昨日は脱水症状になってしまいました。
さらに明後日は、後援会の忘年会です。頑張ります。
昨日のチャンネル桜の桜プロジェクトは、実に充実していました。
【【普天間問題】米議会・グアム移転費用削除 [桜H23/12/14] 】
http://www.youtube.com/watch?v=tjsyoyol2yc
【【TPP】省庁横断チームを組織するも政府代表は空席[桜H23/12/14] 】
http://www.youtube.com/watch?v=YGcjIAFj9oM
【【消費増税】実質GDPで議論しようとする増税派の小細工[桜H23/12/14] 】
http://www.youtube.com/watch?v=pJ2Kky_IuHg
【【民主主義は?】政治の不在、官僚主導、無関心への報い[桜H23/12/14] 】
http://www.youtube.com/watch?v=l_E0WIpFUc0
「三橋貴明の明るい経済教室 第七回」は以下です。
【明るい経済教室】#7:国民経済の本質、貯蓄の恐怖[桜H23/12/14]
http://www.youtube.com/watch?v=8oLVcmRVoaM
http://www.nicovideo.jp/watch/1323844892
さて、上から三番目の映像「【消費増税】実質GDPで議論しようとする増税派の小細工」ですが、冗談抜きで財務省は
「実質GDPと税収を無理やり結びつけ、増税を煽る」
という無茶苦茶をしています。
わたくしは、「名目GDPと税収は(ほぼ)比例する」と説明していますが、あくまで「名目GDPと比例」と言っているわけで、「実質GDP」ではないのです。
【日本の名目GDPと租税収入の推移】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_35.html#GDPZeisyu
上記の通り、バブル崩壊後の対策として減税をしていた95年以前はともかく、特に97年の橋本緊縮財政以降、日本の名目GDPと租税収入は見事に同じ動きをしています。理由はもちろん、これまでに散々書いてきましたが、政府の税収の「原資」が名目GDPになるためです。税収の源たる名目GDPというパイが成長すれば、税率が変わらなくても政府の所得たる税収は増えます。逆に、名目GDPが減ってしまえば、増税をしたとしても政府は減収になってしまうのです。(参照:上記の図の97年-98年)
と言うわけで、増税について考える際は、あくまで「名目GDP」との関連を考えなければならないのです。
ところが・・・・。
『消費増税「弾力条項」が焦点…一体改革素案
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20111214-OYT8T00411.htm
民主税調会長「成長率2%」念頭
政府が年内をメドに取りまとめを目指す社会保障・税一体改革の素案で、消費税率引き上げの際に景気動向に配慮する「景気弾力条項」が焦点となってきた。(松原知基)
政府はリーマン・ショック並みの経済変動が起きた場合に増税を中止する規定などを盛り込む方向だ。一方、増税反対派は高めの経済成長率を明記することで「増税先送り」を狙う。今後の攻防が激しくなりそうだ。
事実上の先送り懸念(中略)
民主党税制調査会の藤井裕久会長は「実質GDP(国内総生産)成長率2%」が条件との意向を示す。政府は消費税率を13年10月以降に7~8%、15年度に10%に引き上げる方針だが、エコノミストの間では13年度の実質成長率は1%台との見方が多く、「2%は高いハードル」(経済官庁幹部)との指摘がある。
さらに、増税に反対する与党議員には「デフレ状況での増税はありえない」との主張や、「名目成長率5%が条件」と、事実上増税を阻止しようとする声もある。
今月7日の政府税制調査会全体会合で、松原仁国土交通副大臣は、「デフレ脱却と経済のパイの拡大が、はっきりと明示的に確認できるということになるだろう」と述べ、景気がはっきりと拡大していることを条件にすべきだと強調した。
消費税率の引き上げによって景気が冷え込むとの懸念に対し、他の税に比べて経済への影響は小さいとの分析もある。
国際通貨基金(IMF)の今年6月の推計によると、GDP1%分の増税を実施した際にGDPを押し下げる効果は、5年後で見ると法人税が約0・9%、個人所得税が約0・7%、消費税が約0・3%で、消費税増税の影響が最も小さい。
野村証券の木内登英氏は「経済への打撃を抑えながら財政再建を進めるには、消費税率引き上げは重要な選択肢となる」と指摘する。』
藤井裕久民主党税制調査会会長、
「実質GDP(国内総生産)成長率2%が条件」
お~いっ! なぜ、名目GDPではなく、実質GDPなのですか?(無論、財務省がこのおかしなレトリックを「新たに思いついた」ため)
現実の日本の実質GDPと租税収入の動きを、一度でも見たことがありますか。
【日本の実質GDPと租税収入の推移】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_36.html#Jissitsu
そりゃあ、名目GDPとは物価変動分違うだけだから、そこそこの相関関係はありますが、名目GDPほどの明確な関係は見て取れません。名目GDPとの「明確な相関関係」との違いは明らかです。
と言いますか、そもそも実質GDPとは総額でみるべきものではなく、成長率で見るものなのです。名目GDPは租税収入と相関関係があり、実質GDPは(実際の生産が増えるので)雇用と明確に関係がある、と理解すると分かりやすいと思います。
そういう意味で、「5%」という数値が適切かどうかは置いておいて、民主党の反対派の方々が、
「名目成長率5%が条件」
と断固、主張しているのは評価できると思います。すなわち、デフレから脱却し、名目GDPが健全に成長し始めるまで消費税の増税は「NO!」という話です。
わたくしにしても、名目GDPが10%に達したら、今とは打って変わって、
「政府は増税しろ!」
と叫びだすつもりです。
それにしても、経済学的にも現実にも意味をなさない「実質GDP」を持ち出し、消費税増税を推進する財務省や民主党首脳部には、呆れて言葉もありません。藤井会長の言うがままに増税をする場合、
「実質GDP成長率2%、インフレ率がマイナス5%、名目GDPがマイナス3%成長でも、消費税を増税する」
と言っているも同じです。
名目GDPがマイナスの際に増税をしても、財政は健全化できません。むしろ、名目GDPを押し下げ、税収を減らし、財政は悪化します。
この種のレトリックと言うか、統計的マジックと言うか、より簡単に言えば「インチキ」を主張しても、増税を推進しようとしているのが現在の財務省というわけです。言葉を選ばずに言わせてもらえれば、正気の沙汰ではありません。
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積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
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