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本日、午前11:00から名古屋駅前で街頭演説会、12:30からカフェで交流会です。

【名古屋街頭演説及びカフェにて交流会】http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2133


◇さらに本日、18:30から浜松駅前 楽器博物館で講演会になります。ご近隣の皆様、こぞってお越し下さいませ。

【浜松で講演会】http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2305


◇マスコミ問題について色々と語る割に、マスコミに登場する機会がなぜか意外に多い三橋貴明シリーズ!


【三橋貴明氏 コスプレ姿で「自民党は変わった」】
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/06/08.html


 コスプレトいうか、若い、これまで政治に無関心だった層に、政治を「自分たちの問題」として捉えて欲しい。同時に、政党側もこれまでアプローチできなかった層に、積極的に手を伸ばして欲しいというメッセージをこめて企画した「じゃぱん・えきすぽin自民」が記事になりました。

 政局がこのような状況では、ニュースになることはないと思っていたのですが、取り上げて下さって感謝しています。
 2ちゃんのN速+でスレッドが一番上にageられていたり、iModeのニュースのトップに載っていたり、その拡散性に驚いています。


 今後のメディア対策は、レガシー系はもちろん、その後のインターネットにおける拡散性なども、きちんと計算に入れる必要があります。レガシー系では、一度報道されるとそれで終わりですが、インターネットの場合はコンテンツ次第でどこまでも拡散していき、当初の予想を超えるコミュニケーションが成立する可能性があります。


 そういう意味で、今後の国会審議がどうなろうとも、「ネット政治」あるいは「ネット選挙」というものは、事実上、始まっているわけですね。



 さて、先日来、何度か現在の世界で起きていることは「グローバル・インバランスの解消」であると書いています。
 経常収支の黒字国は、ひたすら経常収支の黒字を膨らませ、経常収支の赤字国は、ひたすら経常収支の赤字を膨らませる。このインバランスが拡大を続けていたのが、2008年までの世界経済でした。
 経常収支の赤字とは、対外負債の増加です。すなわち、アメリカ、スペイン、イギリス、イタリア、ギリシャ、フランス、ポルトガルなどの経常収支赤字国は、毎年、対外負債を膨らませていったことになります。
 日本のマスコミ風に書けば、
「毎年、借金ばかりを積み重ねていって! 破綻するに決まっている!」
 てな感じでございます。
 とはいえ、この手の単純論を主張する人たちには、「誰かが経常収支の赤字にならなければ、どの国も経常収支の黒字にはなれない」という「絶対原則」を理解して欲しいと切に願います。日本が経常収支の黒字を続け、世界最大の対外純資産国であるのは、過去にどこかの国が経常収支の赤字だったためでございます。


 国家経済の問題は、↑この種の単純論では語れません。

 今回のグローバル・インバランスの問題は、借金(対外負債)残高云々ではなく、各国が赤字を積み重ねることが可能になっていた、その「システム」あるいは「構造」にあります。


 本来、経常収支赤字国の通貨は下落方向になり、その国は「輸出がしやすく、輸入がしにくく」なるのです。輸出が容易になり、輸入が困難になるわけですから、当然ながら経常収支の赤字(特に、貿易・サービス収支の赤字)幅は縮小し、徐々に均衡(バランス)に向かうわけです。少なくとも、変動相場制の国の場合は。


 08年までのグローバル・インバランスの拡大は、主だったところで以下の三つの要素により「インバランスが拡大する」構造が実現されていました。


◇アメリカが不動産バブルであり、経常収支の赤字を補うに十分な個人消費・民間住宅投資の拡大を達成。さらに住宅ローンを証券化し、他国に「輸出」することで国内の負債拡大のリスクを金融機関が回避していた。結果、家計の負債拡大と個人消費・住宅投資中心の経済成長が実現し、基軸通貨国であるアメリカが他国から物を買い続けることで、グローバル・インバランスが拡大した。


◇ユーロ加盟国がドイツの信用により価値が維持される通貨「ユーロ」に寄りかかり、貿易赤字の拡大を続けた。本来はスタビライザー(安定化装置)として機能するはずの為替レートが、共通通貨であるユーロの場合は機能せず、歪みが蓄積される結果になった。


◇中国が08年夏までは管理フロート制、それ以降はドルペッグ制(対ドル固定相場制)を採用し、一方的な経常収支黒字の拡大を続けた。


 バブルが崩壊した結果、アメリカは明らかに経常収支赤字の削減に舵を切りました。単純に、これ以上、経常収支の赤字拡大を認める、あるいは現在の経常収支赤字の規模を維持してしまうと、国内の雇用環境が改善できないためでしょう。
 さらに、家計の負債が減少を続けている環境下においては、アメリカの雇用を生み出す「需要」を海外に求める必要があります。結果が1月のオバマ大統領による一般教書演説「今後五年間で、輸出を二倍にする」に繋がるわけです。


 さらに、昨日ご紹介したG20におけるガイトナー財務長官関連の続報が来ました。


G20:欧州は緊縮財政で世界経済に貢献、米は内需拡大主張
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=algnf9WO1zwg
 韓国・釜山で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が5日閉幕した。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が閉幕後、緊縮財政政策が欧州が世界経済に貢献する最善の道だと述べたのに対し、ガイトナー米財務長官は欧州に弱い内需を拡大するよう強く迫った。
 トリシェ総裁は会議終了後に記者団に対し、財政支出削減の影響について「信頼感の改善につながるため、成長に対してマイナスとみなすことはできないだろう」と発言。「古き先進国」では、そうした措置の必要性は明らかだと語った。
 欧州連合(EU)はソブリン債危機を受けて、ユーロ圏の財政難の国々の救済を目的とした7500億ユーロ(約84兆5000億円)規模の包括的金融支援策を導入した。トリシェ総裁の発言は、財政赤字削減に向けたユーロ圏16カ国の決意を明確に示すものだ。しかし、ガイトナー米財務長官がG20に送ったメッセージは、中国やドイツを含む貿易黒字国に対して、内需拡大で世界的な景気回復を支えるよう求める内容で、その主張は対照的だ。
 ガイトナー財務長官は別の記者会見で、世界経済が「日本と欧州の黒字国による内需拡大」を必要としていると訴えた。さらに財政危機を食い止める計画の実行を「欧州の最優先課題」とすべきだとした上で、欧州各国の議会が数日中に批准を終え、欧州の救済プログラムが実際に導入されるのを「人々は見たいと望んでいる」と付け加えた。 (中略)
 一方、EUの行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は、今月トロントで開かれるG20首脳会議(サミット)で、財政刺激策解除の国際レベルでの協調が図られること期待していると述べ、EU加盟国は遅くとも2011年までに財政赤字の削減に着手することで合意していると説明。首脳会議は「出口戦略実行の原則を明確にする必要がある」と語った。 』


 改めて読んでみても、やはりガイトナー氏の現実認識の方が、トリシェ総裁のそれよりも的確であると思えてなりません。
 世界的に「負債拡大」あるいは「需要」が少なくて困っているときに、各国が財政支出を削減して「信頼感を改善」することが成長に貢献するとは思えません。単純に、フロー(GDP)の政府支出が削り取られた結果、景気をさらに悪化させるだけに終わる可能性が濃厚だと思います。


 また、昨日の記事では経常収支黒字国の中に「中国」は入っていなかったのですが、上記記事ではきちんと入っています。(ガイトナー氏が「中国」と言ったのかどうかは不明ですが)
 さらに、欧州の財政危機についてガイトナー氏が「財政危機を食い止める計画の実行が最優先課題」と言っており、「緊縮財政をしろ」とは言っていないのも、ある意味で象徴的であるように思えます。


 それでは名古屋の皆さんは11:00に、浜松の皆さんは18:30にお目にかかります。


ただ一人元気いっぱいの人(三橋)を除き、疲労困憊の中で頑張っている後援会スタッフ、会員の皆様を応援して下さる方は、
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◇◇◇イベントのお知らせ◇◇◇


6月7日 11時 名古屋街頭演説及びカフェにて交流会 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2133

6月7日 18時30分 浜松で講演会 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2305
6月8日 17時 川口駅 東口にて街頭演説! http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2615
6月9日 18時 街頭演説in富山 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2219

6月10日 17時 街頭演説in仙台 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2310

6月10日 18時30分 仙台支部  講演会、サイン会、懇親会 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2312
6月12日 19時 千葉支部 講演会及び街頭活動 http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=1691
6月13日 14時 愛媛講演会 愛媛県民文化会館(ひめぎんホール)にて http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=2923
6月18日 18時 『日本のグランドデザイン』出版記念パーティー(大阪) http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=1525

6月20日 横浜のイベント

 テーマ「6月20日横浜にて英霊来世と三橋貴明がライブ~民主党をDISろう!undergroundから日本を変えよう」 入場料1000円
 詳細は横浜支部HPへ 
http://yokohama.pecori.jp/
 ※主催MC-KLA



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