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 昨日は、無事に沖縄の街頭演説会(x6)を終えることができました。応援して下さった前衆議院議員の國場先生、市議会議員の皆さま(山城先生、なかまつ先生、屋良先生、渡久地先生)、街宣車をお貸出し下さった参議院議員 島尻安伊子先生、お手伝い頂いた皆さま、平沢唯のフィギュアを下さった方、一回目から最後までチラシ配りをお手伝い頂いた方、インターネット生中継をして下さった方、そして街頭演説をわざわざ聞きにきてくださった沖縄の皆様、本当にありがとうございました。


 何か、沖縄らしい暑さだったにも関わらず、演説の三回目くらいからグングン体調が良くなり、最後は絶好調でやっていました。
 何でかな? と考えたとき、当たり前の理由に思いあたりました。
「沖縄には、花粉症がない!」
 昨日、何度も言いましたが、わたくしは毎年十月に恩納村のムーンビーチに行くことにしていますが、一度だけ二月に行ったことがあります。そのとき、花粉症が綺麗に治り、感動した記憶があります。同じ現象が今回も起きたわけです。


 そして、東京に戻り、花粉症君は普通に復活しました。


ギリシャの信用格付け「BBB-」に引き下げ-フィッチ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a8b3psTeZTYM
 格付け会社フィッチ・レーティングスは、ギリシャの外貨建ておよび自国通貨建ての長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBB-」と、従来の「BBB+」から2段階引き下げた。これは投資適格級の最下位でブルガリアとペルーの格付けと同水準。アウトルック(格付け見通し)はネガティブとした。
 フィッチのアナリスト、クリス・プライス氏とポール・ローキンス氏は9日の発表文で、ギリシャは「利払いのコスト上昇と経済成長見通しの一段の悪化への対応で財政上の難問増大」に直面していると指摘した。(後略) 』


ギリシャ、数日以内にIMFへ融資要請の可能性が「高い」-UBS
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=avE1LmTl_8PU
 ギリシャは数日以内に国際通貨基金(IMF)に緊急融資の要請を迫られる可能性がある。資金調達コストの上昇により、財政赤字削減に向けた持続的な資金調達が不可能なためだとの見解をUBSのエコノミストらは示した。
 ステファヌ・デオ氏率いる同社エコノミストは8日遅くの顧客向けリポートで「最近の市場の動きから見て、ギリシャはどうにもならない状態にあり、国外からの介入が避けられず、すぐにもそうした展開になりかねない」と説明。「当社としては週末の間に介入がある可能性が高いとみている」と述べた。
 また、UBSは、欧州の首脳らは先月、ギリシャへの支援枠組みで合意したものの、詳細が決まっていないことや状況の悪化のペースを考えると、IMFによる支援は「避けられない」との見方を示した。
 IMFはギリシャ政府に対して一層の緊縮財政措置を求める公算が大きく、その結果、リセッション(景気後退)は深刻化するだろうとも指摘。UBSではギリシャ経済が今年は最悪マイナス5%成長となり、今後2年間では10-15%縮小すると予想している。(後略)』


 昨日から、コメント欄で、
「ギリシャは結局、夕張市やカルフォルニア州と同じではないだろうか。通貨は発行できないが、財政支出は拡大できる」
 とう意見が交わされていましたが、中央政府(最終的に尻拭いをする経済主体)がない分、夕張やカルフォルニアよりも問題は複雑かも知れません。いずれにせよ、人類にとって「新しい問題」であるのは間違いないところです。


 ギリシャ問題の中盤から、わたくしは、
ユーロ離脱、新通貨暴落と対外負債デフォルト、IMF管理、超緊縮財政、通貨安を活用した韓国式の復活」
 というスキーム以外には、対処のしようがないと考えていました。ユーロ離脱は技術的に困難という問題もありますが、ユーロ圏が「新ユーロ」を導入し、その際にギリシャだけをのけ者にするという手法があるわけです。この場合、「ギリシャのみがユーロ(旧ユーロ)を使い続ける」という形で、ギリシャのユーロ離脱が実現します。


 UBSは、ギリシャが「すぐに」デフォルトに陥る公算は「極めて小さい」としていますが、その割に「IMFによる支援は避けられない」とコメントしており、この辺がよく分からないところです。


 IMFとは「国際通貨基金」であり、破綻国の対外負債返済を強制決済する(簡単に書けば)ための機関です。その手法は、超緊縮財政、高金利政策、国内のリストラクチャリング強制、公務員の給与などを強制的に引き下げなどなど、極めてラディカルなものになります。最近のIMFは、以前よりは伝家の宝刀(構造調整計画)の切れ味を弱めていますが、政府が粉飾決算していたギリシャに対しては容赦しないでしょう。
 このままユーロを離脱せず、ギリシャがIMF管理に入ると、まさしく「夕張市がIMF管理下になる」に近い、意味不明な状況になるわけです。しかも、夕張市とは異なり、ユーロには「中央政府」が存在しません。
 要は、中央政府がいない地方自治体の集合(通貨は同一)の一部が財政破綻し、周りの自治体は巻き込まれたくないので、支援に逡巡しているが、通貨が同一なので影響を受けざるを得ない。という、何が何だか分からない状況ということですね。過去にこの種の事態を迎えたことは、恐らくないと思います。
 色々と「???」な環境になるため、わたくしはギリシャがユーロ加盟を続けたまま、IMF管理になることはあり得ないと考えているわけです。

 ギリシャがユーロを離脱すれば、ギリシャ政府はデフォルトするでしょうが、その後は「普通にIMF管理」で再興を目指すことができるわけです。
 但し、この瞬間に「欧州合衆国の夢」は、終わりを告げることになります。


 ギリシャは今後二ヶ月以内に、2兆円以上の資金を調達する必要があります。果たして、現在のギリシャ政府にそのようなことが可能なのか。
 いずれにせよ、半年近く続いているギリシャシリーズが、そろそろ佳境を迎えるのは確かだと思います。

沖縄組乙!と思い、そしてギリシャ問題で色々と考えさせられた方は、

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