現実化しつつある「新世紀のビッグブラザーへ」の世界

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※三橋のスケジュールは「三橋貴明後援会」のホームページ↑のトップをご覧下さい。

※ＳＰＡ！3月23日号（P134）に「マネー得捜　公共事業削減で、崩落寸前の橋のメンテナンスすらできない事態に！」が掲載されました。

【お知らせ】

昨日、コスプレは敷居が高いというコメントが幾つかありましたが、「三橋貴明後援会アキバ支部発足記念パーティ」は「普段とちょっと違うアイテムをつけている」レベルで全然オッケーです。

http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=388

無論、気合を入れて頂いても全然、オッケーです。

皆さま、是非是非、お気軽な気持ちでご参加ください。

「政治の腐敗とは、政治家が賄賂を取ることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。
政治家が賄賂を取ってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヤン・ウェンリー　銀河英雄伝説（田中芳樹：著））より」

　本日こそグローバル・インバランスの後編を書きたかったのですが、さすがにここまで本ブログ向きのネタが出てしまっては・・・

『民主、生方副幹事長を解任　辞任拒否で“粛清”　「動き出てくる」？
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100318/stt1003182042008-n1.htm
　民主党は１８日の緊急副幹事長会議で、１７日付産経新聞のインタビューで小沢一郎幹事長ら執行部批判をしたことを理由に、生方幸夫副幹事長の副幹事長職解任を決めた。後任は辻恵衆院議員を充てる。これに先立って高嶋良充筆頭副幹事長が生方氏を党本部に呼び、辞表提出を求めたものの生方氏が拒否したためだ。小沢氏に批判的な議員への事実上の“粛清”ともいえ、これによりくすぶり続けてきた「小沢おろし」の動きが一気に加速する可能性も出てきた。（後略）』

「今の民主党は権限と財源をどなたか一人が握っている」
「元秘書らが３人逮捕されている小沢氏の責任を何も問わず、外部に向かって批判したから辞めろというのはおかしくないですか」
（以上、生方幸夫　民主党副幹事長）

「党の中では一切話さず、メディアに向かって話すのは潔い話ではない」
「党の中では黙っていて、党の外で様々な声を上げることになれば、党内の規律がなかなか守れない」（以上、鳩山由紀夫首相）
「役職どころか議員も辞めればいい。人間失格だ」（民主党の参院幹部）

（それにしても、民主党の人たちは「党」という言葉が好きですね。その内、「党を守る軍隊」でも設立するのではないでしょうか。　一作家の感想）

　え～と、民主党で生方氏を批判している人たちは、「言論封殺」という言葉をご存知でしょうか。
　日本の有権者が、
「元秘書らが３人逮捕されている小沢氏の責任を何も問わず、外部に向かって批判したから辞めろというのはおかしくないですか」
　という生方氏の言葉と、
「役職どころか議員も辞めればいい。人間失格だ」
　という参院幹部の言葉のどちらを支持するか、お分かりでしょうか。

　自由民主党は、これまでに幾度となく内部から執行部批判の声が起き、新聞（特に夕刊紙）で盛大に叩かれています。ついに先日、お一人出て行かれました。
　まあ、確かに褒められた話ではないとは思いますが、「秘書三人が逮捕された党の幹事長」の責任が問われず、それを批判しただけで粛清される民主党よりは、百万倍はマシだと思いますよ、実際。

　拙著「新世紀のビッグブラザーへ」は、一部の政党（民主人権党）や「マスコミによる」言論封殺が進む中、ついには東アジア共同体が実現し、「日本」という国家の概念が消え失せてしまった世界の話です。舞台設定は、今からちょうど十年後になっています。
　まさしく現在の日本（と言うか、民主党）は、「新世紀のビッグブラザーへ」で描かれた世界、まっしぐらに進んでいるように見えます。
　とは言え、別にわたくしは
「だからダメです。諦めましょう」
　などと言う気などさらさらなく、
「だからこそ、日本国民一人一人が自分の意志で立ち上がらなきゃ」
　と訴えたかったわけです。

　「たったそれだけ」で、結局「新世紀のビッグブラザーへ」は単なるフィクションのままで終わるでしょう。

　「新世紀のビッグブラザーへ」のラストシーンで、主人公は桜吹雪の中を、一人で歩き始めます。それでも、彼は決して孤独ではありませんでした。

　インターネットというオープンなメディアが誕生し、膨大な日本国民が同じ情報を共有・交換出来る環境が成立しました。問題意識を共有し、解決策を話し合える環境下にある現在、一人一人の日本国民も、やはり決して孤独ではないということです。　

民主党の「異様性」に、改めて戦慄してしまった方は、

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