三橋貴明事務所。 お仕事のご依頼はこちらから 

Twitter始めました。

三橋貴明後援会 はこちら

メディアパトロールジャパン ついにオープン! 


--------------


 「テレビ政治」の内幕 (PHP研究所) 三橋貴明・八木秀次対談本 発売開始!

 「新世紀のビッグブラザーへ」以来の、久々の「政治本」でございます。


 昨日18:00、無事にメディアパトロールジャパン(http://mp-j.jp/ )をオープンすることができました。関係者の皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。
 デザインやユーティリティ関係を中心に様々な要望が上がってきていますので、順次対応していく予定でございます。
 特に、使いごごち関連は、実際にリリースしてみて、ユーザの声を聞かない限り、何が最適か分かりませんので、あまり細かく造りこみはして頂きませんでした。むしろ、今後の皆さまからの声に基づいて、造りこんでいくつもりでございます。
 本日のコラムニストは、三橋貴明後援会幹事長である渡邉哲也氏でございます。なかなかMPJっぽい記事に仕上がっていますね。


 意外に長く続いている、欧州の二つの国シリーズ。一カ国目はアイスランドです。


アイスランド:英蘭との融資めぐる協議、合意に至らず-預金補償問題
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aYAfPyDtgO.U
 アイスランドのネット銀行アイスセーブに海外居住者が預け入れていた資金の補償問題の解決を図るため、アイスランドは英国、オランダ両国と融資をめぐりロンドンで協議を続けてきたが、条件面で合意に至らず、アイスランドの交渉担当者らの帰国が決まった。
 アイスランドのシグフスソン財務相は、2週間前からロンドンで続いていたオランダと英国との協議では成果が得られなかったとして、アイスランドの交渉担当チームは25日に帰国すると述べた。同国財務省の声明によれば、政府は交渉担当チームと今後の方針を話し合う予定。 』


 え~、復習ですが、
 英蘭両国の預金者が、アイスランドのネット銀行「アイスセーブ」に預金をした。
⇒アイスセーブが破綻した
英蘭両政府が合計38億ユーロ(約4000億円)を「アイスランドへのローン」として供出し、自国の預金者を補償した
⇒当初、アイスランド政府はローンを返済すると言っていたが、1月上旬に大統領が署名を拒否。国民投票に掛けられることに
⇒国民投票では否決が確実なので、三カ国の代表がロンドンに集まり、対応を協議。結局、物別れに
 という流れになっています。


 本件については、前にも書きましたが、そもそも「民間の経済活動」である、英蘭両国民のアイスセーブへの預金について、英蘭両政府が一時的にでも補償してしまったことが、今ひとつ理解できないでいます。
 日本の預金者が、マスコミに煽られ、ハイリスク・ハイリターンな国の銀行に預金し、その銀行が倒産したからといって、日本政府とは無関係ですよね。預金者はマスコミを憎悪するでしょうが、最終的には自己責任です。
 そもそも、海外への預金と銀行破綻について、国際的なルールが定められていないのが問題ですが、個人的には、どちらかと言えばルールを設定するよりも、金融保護主義化の流れで海外への預金行為自体が減っていくのではないかと考えています。


 続いてギリシャ。


 何度も繰り返していますが、ギリシャを救済できる「国」は、現実的にドイツしかありません。そのドイツとギリシャの関係が、日本人には馴染み深い「嫌~」な感じになってきました。


ギリシャ首相:ドイツとは今や共通の目標と優先事項がある
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aFndl.mD1kjE
 ギリシャのパパンドレウ首相は、同国のドイツに対する第二次大戦中の戦争犯罪の賠償請求問題は依然として解決されていないと述べた。アテネの議会で26日、発言した。
 ただ、同首相はこの問題について、今のところ優先事項ではなく、ギリシャがそれを現在の経済状況に絡めた「アリバイ」にしようとしているとはみられたくないとも言及。その上で、今やギリシャとドイツ、欧州全体が欧州連合(EU)加盟国として、共通の目標と優先課題を持っていると指摘した。 』


「ギリシャのドイツに対する第二次大戦中の戦争犯罪の賠償請求問題は依然として解決されていない」


 中国かよ! あるいは、韓国かよ! と、心の中で叫んでしまった方は多いと思います。
 ギリシャのパパンドレウ首相は、3月5日にドイツのメルケル首相と会談する予定になっていますが、まさか本当にWWⅡの話を持ち出し、「救済を要求」するつもりではないでしょうね。

 結局のところ、アジアにせよヨーロッパにせよ、各国(特に小国)は自国の国益を優先し、エゴイスティックに自己主張するのが「真のグローバリズム」ということです。日本の知識人たちが好む、地球市民的なグローバリズムなど、彼らの脳内で咲き乱れるお花畑にしか存在しないということですね。


ギリシャのパパンドレウ首相の発言を読み、デジャブ(既視感)を覚えた人は、↓このリンクをクリックを。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ



「テレビ政治」の内幕 (PHP研究所) 三橋貴明・八木秀次対談本 発売中!

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―  著:廣宮孝信 監修:三橋貴明 (彩図社) 間もなく発売


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!

「日本経済を凋落させた七人」 発売開始!
超売れっ子2ちゃん出身作家が明かすネットでビジネスに成功する方法  発売開始
 


 新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。
 
関連blogへのリンク一覧はこちらです。


<<<関連ブログ>>>


城内みのるオフィシャルサイト


新世紀のビッグブラザーへ blog


新世紀のビッグブラザーへ blog