三橋貴明事務所。 お仕事のご依頼はこちらから 


--------------


 今日は色々とございます。

◇昨日発売の『ニューモデルマガジンX3月号』に、わたくしと戸締役様のインタビュー記事が掲載されます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0033YOCBS/
 今回はご一緒にインタビューを受けたわけではなく、別々に取材を受け、二つを組み合わせたものになっています。

ツイッター始めました(実は、以前からアカウントだけは取得していたのですが)
http://twitter.com/mpjapan
 早くも700名様にフォロワーになって頂き、まことにありがとうございました。このツイッターですが、どうやら今後の政治活動において、かなり重要なツールになっていきそうな流れなので、今のうちに慣れておくことに致しました。(本当はMPJ開始と共に始めるつもりだったのですが)
 知らない内に、藤井厳喜氏と戸締役様がツイッター仲間になっていて、吃驚しました。
 まだ使いこなし方が分かっていないので(使い方は分かるのですが)、戸締役様に習うと致しましょう。

◇ご本人たちからのご要望で、Ameba側に城内みのる氏、藤井氏、西村幸祐氏それぞれのブログへのリンクを貼りました。

◇続 マネーサプライ
 昨日のコメント欄を見ていると、何名かの方が勘違いをしていらっしゃいましたので、追加説明です。

【アメリカ マネーストック(M2)/マネタリーベース レバレッジ倍率】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_26.html#M2

 ↑この図は、アメリカの「マネーストック」が「マネタリーベース」の何倍存在するかの推移を見たものです。すなわち、マネーストック量の推移を見たものではありません。
 リーマンショックまで、アメリカのマネーストックはマネタリーベースの9倍前後で推移していましたが、それが一気に4倍水準にまで落ちました。これはマネーストックが減ったからではなく、「マネタリーベースが増えた」ことが原因ですので、ご注意ください。(細かいことを言うと、マネタリーベースが増えたにも関わらず、マネーストックが増えていないため)
 なぜアメリカのマネタリーベースが増えたのかと言うと、もちろんFRBが市中銀行に融資をしたり、GSE債や国債などを買い上げているためです。具体的に何をどのくらい買っているのかは、↓これ。

FRBのバランスシート(資産サイド) 変遷
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_27.html#FRBBS

 ひ~っ!!!
 恐ろしいことに、今やFRBの資産の半分がGSE(ファニーメイやフレディマック)が保証・発行した債券になっているのです。(長期国債の買取はすでに終了)
 要するに、アメリカの銀行の資産サイドで「不良債権化」していたGSE債などを、FRBが買い取り、リスクを政府側に移したわけです。代わりに、銀行には預金準備が提供されます。
 本来であれば、銀行は不良債権の重石から解放され、預金準備(マネタリーベース)という金利を産まないマネーが資産計上された結果、投資なり融資を拡大するはずなのです。銀行からの融資と、銀行への預金のプロセスが繰り返され(これがいわゆる信用創造)、最終的にはマネーストックがマネタリーベースの何倍にも膨らみます、普通は。
 それが全く(マネーストックが)増えていないので、戦慄してしまっているわけです。
 中央銀行が政府から国債を直接買い取れば(注:今のところ日銀もFRBもやっていません)、供給されたマネーが直接(政府の景気対策として)GDPというフローに突っ込まれます。しかし、中央銀行が市中銀行などから債券を購入した場合は、それがきちんと貸し付けられ、投資なり消費なりのフローとして支出されるかどうかは、あくまで民間の経済環境に掛かっているわけです。
 そして、現在のアメリカのデータを見る限り、FRBが頑張ってマネタリーベースを増やしても、銀行から民間への貸付拡大の動きは見られない。結果、マネーストックが増えていかない、という状況になっているのです。
 こんな状況で、↓アメリカは早くも財政再建に舵を取ろうとしているのですから、大変です(情報提供:KIYO 様)

歳出伸びを3年間凍結 財政再建で米大統領表明へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100126/fnc1001261128008-n1.htm
 オバマ米政権は25日、2011会計年度(10年10月~11年9月)から、国家安全保障関係経費を除く国内政策に関する歳出の伸びを3年間凍結する方針を固めた。米メディアが伝えた。10年間で最大2500億ドル(約22兆6千億円)を節約できると試算している。
 危機的水準にある財政赤字は政権の支持率低下の一因になっており、財政再建に真剣に取り組む姿勢を示し、財政への信認確保を狙う。(中略)
 オバマ氏は27日に行う外交、国内政策の方針を示す一般教書演説で、この歳出抑制策を表明。2月1日に公表する11年度の予算教書に盛り込む。』

 昨日もどなたかがコメントされていましたが、まさしく橋本政権と同じことを、アメリカのオバマ政権はやろうとしているのです。
 FRBが金融緩和を続けても、マネーストックが伸びない、すなわち「民間がお金を借りず、結果的に民間がフロー(GDP)として支出しない」状況で、政府までもが支出を抑制してしまうと・・・・・・・・・・。アメリカでも、失われた○(←好きな数字を入れてね)年が始まりかねません。

◇今後の政治活動について、色々と調査が進み、ようやくそろそろスタートが切れそうです。皆様に応援して頂きたいことは、「本当に」たくさんあります。
 とは言え、下手なことで足元をすくわれたくありませんので、慎重にスタートしていきたいと思います。
 とりあえず、近々、三橋貴明の「政治活動」用のブログを立ち上げます。そこに、様々な応援手法のプロセスや、FAQ、著名人からの応援メッセージを紹介したエントリーを掲載していきます。なぜブログなのかといえば、更新性や修正の容易さ、コメント欄の存在を考えると、そちらの方がメリットが多いからです。
 
 ちなみに、勘違いされている方が多いので書きますが(これから何度も書きますが)、候補者でも候補者の関係者(家族、後援会長など)でもない皆さまは、コメント欄に選挙関連の書き込みをされようと、基本的に自由です。ツイッターで選挙関連で何を呟こうが、こちらも自由です。
 そりゃあ、犯罪まがいのことを書き込めば、警察に通報されるでしょうが、それは公職選挙法とも三橋貴明の政治活動とも無関係な話でございます。

 この辺の話も、これからきちんと日本国民が勉強していかなければならない知識だと思います。是非、これからの三橋貴明の政治活動にお付き合い頂き、わたくしと共に学んでいって頂ければと存じます。 
 
「三橋貴明の政治活動を応援します!」と思って下さった方は、

このリンクをクリックを。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ



Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中

「高校生でもわかる日本経済のすごさ」  発売中
「マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~」  発売中

「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」 発売中!
「経済ニュースの裏を読め!」 発売開始!


「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!

「日本経済を凋落させた七人」 発売開始!
超売れっ子2ちゃん出身作家が明かすネットでビジネスに成功する方法  発売開始


 新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。
 
関連blogへのリンク一覧はこちらです。

 兄弟ブログYahoo!版へ


<<<関連ブログ>>>


城内みのるオフィシャルサイト


新世紀のビッグブラザーへ blog


新世紀のビッグブラザーへ blog