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http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/8889.aspx

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チャンネル桜 三橋貴明 民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由
http://www.nicovideo.jp/watch/1259867029

Youtube版 http://www.youtube.com/watch?v=QmRz77q6tXY


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 別に5月19日の「新世紀のビッグブラザーへ http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10263800521.html 」から続いているわけではありません。が、本日の内容ほど、このタイトルが相応しい話題はないと思い、無理やり「続」つけて採用しました。

『これで、大陸勢力が当初から構想していた「解放」は一通り完了したわけだが、もちろん「解放」には最後の仕上げというものがある。
「解放」に多大な貢献をしてくれた良心勢力の始末、つまりは粛清である。これを実施しなければ、「解放」も画竜点睛を欠くというものだ。
 初期の市民連邦において、各種の運動の先頭に立っていた第三市民、つまりは「良心勢力」の人々が、次々に逮捕収監される事態が発生した。罪状は、軽犯罪法違反から脱税、汚職・背任、覚醒剤取締法違反や殺人教唆まで、何でもありである。
 逮捕された者たちは、なぜか揃って母国ではなく、第一地域における裁判を望んだ。市民連邦法上、それは可能だったわけだが、本人の希望に沿って第一地域に移送された「良心勢力」の人々は、全員が全員、見事にその後の消息が絶たれてしまったのである。
 文字通り消え失せてしまった者たちの中には、民主人権党初代党首スガイチロウを筆頭に、民主人権党の初代幹事長ヨコヂ、それに旧万年与党を離党し、民主人権党結成に参加した元幹事長のカトー、元副総裁のヤマサキ、「コーノ・プリンシパル」で有名な元議長のコーノ、良心団体「平和の船」設立者シジモトなど、超大物たちが含まれていた。
 ちなみに、スガ党首の罪状は「児童買春法違反」であったが、裁判記録さえ残されていないので、実際のところどうだったのか、真相は永遠に謎のままである。(三橋貴明:著「新世紀のビッグブラザーへ」P43より引用)』

【小沢一郎の中国訪問に関する各紙報道比較】<<<あまりにも凄いので、ホームページの方で永久にアーカイブ(情報頂いた皆様ありがとうございました)
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_25.html#Kaihou

『産経新聞 小沢氏、胡中国主席と会談「私は人民解放軍の野戦軍司令官」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912102046019-n1.htm
 民主党の小沢一郎幹事長は10日午後、北京に到着し、人民大会堂で胡錦濤(こ・きんとう)中国国家主席と会談した。両氏は、日中関係の強化や民主党と中国共産党の政党間交流の促進を図ることで一致した。
 小沢氏は会談後、記者団に対し、来夏の参院選について胡氏に、「こちらのお国(中国)に例えれば、解放の戦いはまだ済んでいない。来年7月に最終の決戦がある。人民解放軍でいえば、野戦の軍司令官として頑張っていると伝えた」と語った。(後略)』
 ↑
 比較してね。
 ↓
『時事通信 小沢氏、政権強化し関係発展=中国主席、民主のアジア重視評価
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121000609
(前略)このほか両氏は、中国共産党との政党間交流の促進を通じて日中関係を強化することで一致。小沢氏は会談後、記者団に「来年夏に最終決戦(参院選)がある。野戦軍の司令官として勝利に向け頑張っている」と、参院選への決意を語った。(後略)』

 いやあ、凄いや小沢一郎。まさしく、民主人権党初代党首「スガイチロウ」そのまんまです(意味がよく分からない人は、PHP研究所から出版されている「新世紀のビッグブラザーへ」をご参照下さい。) まあ、名前を見れば分かるけど、元々のモデルはこの人(と、某副総理)なんですが。
 しかし、まさかモデルになった方から「解放」だの「わたしは人民解放軍の野戦軍司令官」という台詞が飛び出すとは思いませんでした。意味分かって、喋っているのでしょうか。この人の場合、きちんと分かっていて喋っていそうだから、逆に怖いんですが。
 人民解放軍とは、「中国共産党を守るため」に結成、維持されている軍隊です。別に、中国人や中国という国家を守るために存在しているわけではないのです。
 「解放」とは、共産革命を「美名化」したものになります。数千万人が餓死した狂気の経済政策を「大躍進」と呼んだり、紅衛兵が暴れまくり、億を超える人々が迫害された政治運動を「文化大革命」と呼ぶのと同じです。
 そもそも、共産革命とは既存の権力者(時には王族、貴族であり、時には資本家であり、時には政治家であり)を暴動や殺害により引き摺り下ろし、新たに自分たちが権力者となる「政治手法」です。(これが「解放」) 既存の権力者たちを皆殺しにし、新たな権力者についた「解放者」たちは、「自分たちの身を守るための軍隊」を保有することになります。
 というわけで、人民解放軍は中国共産党を守るための軍隊であり、中国を守るための軍隊ではないのです。日本で言えば、自民党や民主党が独自の軍隊を持っているようなものですね。

 ところで、マスメディア業界にお勤めの方に申し上げますが、「解放」の後の粛清期に真っ先に標的にされ、悪者として祭り上げられるのは「マスコミ関係者」ですよ。なぜならば、解放をした人たちは、ラディカルな変化に不満を持つ人々を懐柔しなければなりません。
 その際に「蜥蜴の尻尾」として利用されるのが、それまでテレビなどで散々に「解放者」を持ち上げていたマスコミ関係者や、言論人なのです。表立って「解放者」を持ち上げていた人々が処断されれば、何となくみんな溜飲が下がりますし、その後は「解放者」がマスコミを完璧に掌握することができるため、一石二鳥なのです。
 
 さて、いきなり話がガラリと変わりますが、農産物の国際価格が高騰しています。

農産物の国際価格高騰 ココア24年ぶり、砂糖28年ぶり高値
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091210AT1J0900Z10122009.html
 ココアや砂糖、オレンジ果汁といった農産物の国際価格が高騰している。ココアは約24年ぶり、砂糖は28年ぶりの高値水準に達し、オレンジ果汁は年初から8割上昇し、1年ぶりの高値を付けた。天候不順による産地の不作で需給が締まっているのを見越して海外の商品先物市場に投機マネーの流入が加速している。国際価格の高騰は砂糖など国内の商品価格にも波及し始めた。(後略)』

 先日の「グローバリズムの罠」にも絡むのですが、金融面の保護主義なしに、国内に通貨をジャブジャブと供給していくと(現在のアメリカやイギリスのように)、それが高利回りを求めて世界にあふれ出し、コモディティ(農産物や原油など)の価格を押し上げてしまうわけです。不動産や株式などの資産バブルは、まだしもその国の国民を(一時的に)潤すかも知れませんが、コモディティバブルは別です。ガソリン価格が1リットル200円になっても、わたくしたち日本国民は嬉しくも何ともありません。
 というわけで、明日は「グローバリズムの罠 その3」です。

小沢の「解放」「人民解放軍の野戦司令官」という言葉に、改めてゾッとした方は、↓
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