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先日、生出演したSPA!生 第20回の動画 がアーカイブに載りました。

早くも再生回数10000!【大道無門 #197】ゲスト:三橋貴明(経済評論家・作家)


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 チャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!2009」  経済討論第8弾!民主党政権と経済問題」に出演しました。
 http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1541
◇パネリスト:
 上村シーラ千賀子(シスコシステムズ上級管理職・早稲田大学、秋田大学講師)
 田代秀敏(エコノミスト・ユーラシア21研究所研究員)
 廣宮孝信(経済評論家・作家)
 藤井厳喜(国際問題アナリスト)
 三橋貴明(経済評論家・作家)
 宮崎正弘(作家・評論家)
◇司会:水島総

 この話に入る前に、まずはこれらの記事から。

「鳩山株安」の不安 「成長戦略見えぬ」売りの要因
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20091120-OYT8T00444.htm
 19日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が約4か月ぶりの安値水準まで下落し、株価の低迷が続いている。市場では景気回復が腰折れする「二番底」への警戒感が広がっているほか、金融機関などによる「増資ラッシュ」も投資家の売りを誘っている。鳩山政権の経済政策に対する不安感もあり、世界の中で日本市場の回復の遅れが目立っている。(後略)』

「ドン引きされる日本」TOPIX年初来変化率ついにマイナスに
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1120&f=business_1120_091.shtml
 日本の株式市場全体の値動きを表すTOPIX(東証株価指数)の年初来変化率が、今週ついにマイナスに落ち込みました。
■2009年 G7の主要株価指数の年初来変化率(11月18日時点)
 アメリカ : +22.87%
 カナダ : +29.65%
 イギリス : +20.48%
 ドイツ : +20.32%
 フランス : +18.96%
 イタリア: +19.91%
 日本 : -1.07%
 日本を除くG7諸国はいずれも今年すでに2割~3割程度株価が上昇中です。(中略)
 ちなみに、日本のほかにも、主要国のなかでもう1カ国だけ、2009年の株式市場がマイナスに陥っている国があります。どこだと思いますか?2009年、世界の主要国のなかで、株価がマイナスなのは、経済破綻危機がささやかれる日本と、もうひとつは、本当に経済が破綻してしまったアイスランド。この2カ国だけです。』

 サーチナにまで「日本とアイスランドだけです。」などと書かれてしまいましたが、株価が下がっているのがこの両国だけなのは間違いないので、反論できません。

主要国の株式指標推移 2009年11月21日時点
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_25.html#Stock  】

 鳩山内閣成立までは、他の主要国と同じように回復していた日本株価が、その後「レフト・アローン」状態になっている様子がわかります。
 なぜ、民主党政権で株価が落ちるのか。散々に(総選挙前から)本ブログで語り、選挙後は各紙も批判を始めたように、民主党が「成長戦略がない中で、支出削減に奔走している」のが最大の原因でしょう。
「成長しません。(GDPの構成要素である)政府支出は削ります」
 と、政府が言っている国の株式に投資するもの好きな人は、あまりいないということです。
 タイミングよくチャンネル桜で「民主党政権と経済問題」の討論がありましたので、これは是非見て頂きたいと思います。なぜならば、今回の討論は珍しくメンバーの議論が噛み合い、日本経済が抱えている問題を完璧に解き明かしたためです。
 特に、藤井さんと、田代さんと、わたくしの三名が、珍しくきれいに噛み合いました。

三橋「日本のGDPは↓このような構成になっている。今や、純輸出は0.14%でしかない。
【日本の名目GDP百分比 2008年版】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_17.html#JPGDP2008
 この状況で、『ムダを削る』などと言って政府支出(政府最終消費支出及び公的固定資本形成)を削減しているのだから、GDPがマイナスになって当たり前だ」
藤井「日本のGDP成長を見ると、個人消費は他の支出項目に従属して成長する。すなわち、日本の成長は『設備投資』『政府支出』『純輸出』の三つの動向にかかっているわけだが、純輸出は今の状況では伸びない。この状況で企業が設備投資を拡大するはずがない。ということは、政府支出を拡大する以外の手段は存在しないということになる」
三橋「政府支出拡大のボトルネックになっている『財政危機説』だが、最初に武村蔵相(当時)が95年国会で『日本財政危機宣言』をして以降、日本政府の負債は、↓この通り二倍以上に拡大した。
【1995年武村正義元蔵相「財政危機宣言」以降の日本政府の負債】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_24.html#Takemura
 にも関わらず、国債金利は逆に低下している。要するに、日本は財政危機というのは嘘ということだ」
田代「日本の問題は財政危機云々ではない。三橋氏の図の通り、長期金利が低迷していることだ。低金利こそが問題なのだ。そもそも『節約』では成長できないというのは、経済学のイロハのイだ」
三橋「そしてなぜ低金利なのかといえば、↓この通り銀行に貸し出しきれない預金が余っているからだ。
【国内銀行 貸出金・実質預金・預金超過額 (単位:十億円)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_23.html#Kashidashi01
 すなわち、需要不足こそが問題なのであって、政府の財政危機などではない」
藤井「日本の需要不足、つまりデフレ・ギャップは、数百兆円に及んでいると考えられている。すなわち、政府の財政拡大こそが唯一の解決だ」

 こんな感じで、各人が図を(わたしだけじゃないです)駆使しながら、「財務省の嘘」「マスメディアの嘘」「民主党の嘘」を暴露しまくり、日本経済の道を描き出すことができたのです。正直、今までテレビに出演した中で、
お願いです! 見てください!
 と、心の底から思ったのは初めてです。(過去の出演は、見て欲しい気持ちと、恥ずかしい気持ちが半々)

 はっきり言って、今晩放送となる「民主党政権と経済問題」をNHKが放送すれば、冗談抜きに「歴史が変わる」とさえ思ってしまうほどです。
 民放も、この番組をチャンネル桜から購入し、全国放送しちゃえば、相当に視聴率取れると思います。いや、マジで。

 さて、明日はいよいよ切羽詰ってきた新聞の話。

いい加減、メディアも「民主党の経済政策はダメだ(というより、そんなもの存在しない)」と認めなければ、自分たちが破綻だぞ、と思った方は、
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